サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

なでしこジャパン対北朝鮮 2-1 セカンドレッグ

2024-02-29 07:57:56 | 日記

NHKが総合テレビで放送したが、19時から30分間ニュースをはさんだ。この30分間はサブチャンネルに切り替えてくださいとのこと。しかし筆者が視聴しているチャンネルはそんな切り替えはできない。その結果、この30分間はユーチューブのライブ中継解説で我慢した。NHKは海外視聴者はサブチャンネルなんて切り替えられないということを理解して欲しい。まあ、こっちは違法視聴だけどね。

 

試合は熊谷にこだわって3バックの真ん中に置いた。その結果、守備は安定して、攻撃のバランスもよくなった。しかし北朝鮮のシンプルな早い攻撃に比べると日本の攻撃は遅いし、つなぎが雑である。トラップで乱れたり、あせってパスがつながらない。だから裏も取れない。

 

2022年WCのころはもっとパスがつながっていたし、攻撃も丁寧だった。宮沢と遠藤がいないために攻撃のクオーリテイが下がり、よく2点取れたものだ。2戦合計のMVPはGKの山下だろう。スーパーセーブも多かったし、出るところも適切。

課題はロングボールへの対応とセットプレーでの空中戦だろう。背の高いスウエーデンのようなチームと対戦したら勝てない。男子の日本代表と同じ課題だ。とにかく内容はどうでもよくて勝てばよいという予選である。勝ててよかった。女子サッカーにとっては五輪に出るのと出ないのでは大きな違いだ。

 

この試合で左SBに大抜擢された北川ひかるは久々の代表だと思う。U17のころは美少女だったが、すっかり色白の美人さんに変貌していた。藤野あおば、CBの高橋、南、FWの田中などお世辞にも美人さんとはいえない選手と比べると、北川ひかるは歴代のなでしこの選手の中でも一番の美人さんだと思う。パリ五輪にも呼んで欲しい。

美人さんになっていた北川ひかるさん。
 
 

三苫が今季絶望

2024-02-28 09:47:47 | 日記

残念なニュースが飛び込んできた。腰痛のために三苫が2-3か月離脱し、その結果今季絶望となる。今季は第2節でドリブルからゴールを決めてこれは今季は絶好調だろうと感激、第6節で2ゴール。シーズンで10ゴールは楽勝だろうと予想したが、その後に沈黙。ブライトンもマーチ、エストゥピニャンなど主力選手の長期離脱が相次ぎ、代わりの選手との連携が悪く、三苫どころかチーム全体が落ち込んだ。

 

そして12月21日のクリパレ戦で負傷して、1月のアジアカップに無理矢理召集されたもののほとんどプレーできなかった。アジアカップから復帰してから2月10日、18日にプレーしたものの、また離脱。そして腰痛のために2-3か月プレーできないとデゼルビが明かした。腰痛にいつから悩まされていたのかは知らないが、腰は痛いし慢性化する。

 

これは結果論になるが、三苫はアジアカップに行かずにゆっくりとリハビリすべきだった。アジアカップに行ったことで腰痛が始まった、悪化したのかは分からない。しかしクラブで試合に出ていない選手を無理に呼んで、帯同さえてリハビリの様子を見るというのは異常なやり方だ。

 

とにかく代表チームはこれで伊東純也、三苫と左右のウイングを長期に失った。10月以降の3次予選にはなんとかなって欲しい。

 

 


INAC神戸の身売り

2024-02-27 09:08:29 | 日記

INAC神戸の身売りに関連して、WEリーグの観客数の少なさの記事を読んだ。それによると昨シーズンのリーグの平均観客数はたったの1401人。これでは当然赤字だろう。これを日本人選手が多くプレーしているイングランドのWomen's super league(WSL)と比較してみよう。

 

WSLは2011年に8チームでスタート。2019年から現在の12チームに増加。12チームのうちリーデイングとレスターがEPLの2部の女子チームで、他の10チームはEPLのチームの女子チームである。だから日本のようにJリーグのクラブではない組織が運営しているチームが多いのとはかなり違う。

 

平均観客数はクラブによりばらつきがあり、2022/2023シーズンは5387人、2018/2019は1010人だったので、4年で5倍に増えている。この中で人気クラブはアーセナルとマンUである。とくにアーセナルは今季は7ホームゲームでなんと平均3万人集めている。これは驚くべき数字だ。

 

しかし人気が少ないウエストハム、エバートンは1300~1600人と日本とあまり変わらない。人気の偏りが極端である。スタジアムも男子チームとは違う、もっと器が小さいスタジアムを使用している。女子サッカーが日本よりも人気があると思われているイングランドでも、苦しいところは苦しいのだ。

 

WEリーグをもりあげるには、何といってもJクラブの傘下に入り、地域密着を測ることだ。浦和、千葉、新潟、セレッソ大阪、大宮、長野、仙台、広島などがWEリーグの中のJクラブ所属チームだが、鹿島、名古屋、ガンバ大阪、川崎フロンターレなどが参入すればもっと盛り上がる。

 

しかし女子チームを持つことは赤字しか生まないので、JFAからの支援が必要である。

 

 

 


週末雑感 岡崎引退

2024-02-26 09:51:03 | 日記

①岡崎慎司が今季限りの現役引退を発表した。37才だから日本に戻ればまだできるように見えるが、お疲れ様でした。岡崎のゴールで一番印象に残っているのが、2014WCのコロンビア戦の本田からのクロスに合わせたヘッディングゴールだろう。あれはすごかった。器用なゴールだった。

 

泥臭くとにかく走り回る。キックオフではしこを踏むような姿勢からダッシュする。ミラクルレスターでEPLを制覇したメンバーというのが信じられない。今後は何をするのだろうか。

 

②北朝鮮チームが日本チームよりも1日早く来日した。これって時差を含めたコンデイション調整に影響でるのだろうか?

 

③リバプールがカラバオカップ制覇。このカップ戦はオーストラリアではbeInsportsでしか見られない。EPLは‘Optus Sports、FAカップは‘Paramaount +, CL, ELはStan sportsと放映権がバラバラで、すべてを見ようとすると月額1万円くらいかかる。それはばかばかしいので、カップ戦は捨てている。

 

カイセドのタックルはどうみてもレッドカードだろう。

 

 

 

 


女子五輪予選 北朝鮮戦ファーストレッグ 0-0

2024-02-25 12:57:25 | 日記

夕べのサウジでの北朝鮮戦は、セカンドレッグに向けて不安しか残さなかった。真冬から暑いサウジへの順応、長距離移動での疲労などで選手のコンデイションが悪いのは仕方がない。しかしこの条件は北朝鮮も同じ。ロシアあたりでトレーニングをしていたという情報もあったが、北京経由でサウジ入りしているので、それは偽情報だった。

 

前半は5バックで堅守、後半にギアを上げるという北朝鮮のゲームプランがしっかりとはまり、本当ならば北朝鮮が勝つにふさわしい試合内容だったが、決定力がないのか日本がよく守ったのか、とにかく0-0での引き分け。これで日本は首の皮一枚で生き残れた。

 

問題は後半に攻め込まれて決定機を多く作られたことよりも、日本の攻撃が完全に不発だったこと。唯一の収穫は、後半途中からアンカーに18才の谷川入れて、守備が安定したこと。熊谷をどのように起用するのかは知らないが、セカンドレッグはアンカーで谷川を先発させるほうがいい。

 

池田監督は動きが悪かった植木、長野を早めに交代させるなど、選手交代によるゲームの修正はうまそうだ。しかし攻撃は選手個々に頼っているので、それが通用しなかったのは絶望的だろう。しかし嘆いていても仕方がないので、セカンドレッグの選手起用、4バックでは5バックにするとか、立て直しに期待したい。CBの一枚、アンカー、インサイドハーフの一枚は違う選手にしたほうがいい。

 

ファーストレッグと同じ試合展開になれば、日本に勝ち目はないだろう。北朝鮮のクオリティは予想以上に高かった。セカンドレッグが国立でよかった。