夕べの試合を職場でサッカー好きの同僚と一緒にみた。試合を見て感じたことは、女子サッカーは攻撃に比べて守備が脆い。そしてやたらとオウンゴールが多い。昨日のスペイン対スイスでもスペインのCBがGKへのバックパスをオウンゴールしたし、日本対ノルウエーでも日本の１点目は見事なノルウエーCBのオウンゴール、２点目もノルウエーのボランチがPA内でCBにバックパスしようとして、それを清水選手にギフトパスして見事な失点。あれもオウンゴールと同じようなもの。
女子サッカーでは、上手い選手をまず攻撃に起用して守備は二の次だからこうなるという同僚の解説である。この同僚は地域の草サッカークラブのコーチもしていて、やたらとサッカーに詳しい。ノルウエーが引いて守ってきたのは、日本のカウンターが怖いからだそうで、カウンターを防ぐにはしっかり守るしかない。そしてギアを上げて攻撃の時に前に出る。リードされると前に出っぱなしになり、カウンターをくらいやすくなり日本の３点目の宮澤選手のカウンターをくらった。
常に前に出てカウンターも食らわない。相手のカウンターにも鉄壁のＣＢが抑える。ロングボールもすべて跳ね返す。それを速攻でカウンターできる。今大会でここまで完璧なチームはまだ見ていない。得点差は相手により左右されるので、チームの完成度にはつながらない。スペインなんて日本に０－４で負けて、スイスに５－１で勝った。スペインはやっぱり強いんだろうなあ。
ノルウエー相手にかなり苦戦したが、ノルウエーは守備が脆かった。自分の強みとノルウエー監督は試合前に強調していたが、それならばもっと最初からロングボールを放り込んでもよかった。それができなかったのは日本のカウンターをあまりにも恐れたから。実際失点した。相手の戦術を変えさせた恐るべし宮澤ひなたのカウンター。
日本が優勝して得点王とれれば間違いなく大会MVP。
