サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

天皇杯 準決勝 川崎v大宮

2016-12-30 06:47:51 | 日記
シドニーは昨日、今日と猛暑で37度、海岸部から20キロも内陸に入ると40度くらいになる。とにかく暑い。勘弁してほしい。

昨日の川崎v大宮をみたが、川崎らしくボールをつないでいく試合だったがフィニッシュまでいけないので、なんともフラストレーションがたまる展開。36才の中村に頼り、大久保は来季は移籍。風間監督も退任しサッカーも変わるだろう。そしてACL出場。選手層の厚い鹿島と浦和はともかくとして、ACLプレーオフから出るガンバと久々のACL参戦の川崎は、リーグ戦とACLでボロボロになるでしょう。

中村憲剛は筆者のお気に入りの選手である。ACLでウエスタン・シドニー・ワンダラーズと同じ組になったので彼のプレーをみたことがある。たしか途中出場だったと思うが、中村が出場する前と後で川崎のプレーがガラッと変わった。トラップが大きくなってボールを失うなんてこともなく、丁寧なパス、何よりもボールを失わない。

サッカーを見ているとボールロストしそうな窮屈な場所にパスを出す選手がいる。そんなところではなくて逆サイドのスペースに出せばいいのに思う場面がよくある。最近の香川なんてこういうパスが多い。あるいは窮屈さを避けるためにバックパスに逃げる。

いいパスを出してもそれを受ける選手がとろいと仕方がないが、中村は丁寧なパスを出せる稀有な選手だと思う。2014年ブラジルWCで中村憲剛が出ていればあんな惨敗はしなかったのではないかと今でも思う。

現在の代表でのトップ下は清武か香川だが、清武でない場合はぜひ中村憲剛を使ってほしい。ボランチは長谷部と山口で決まりだろうが、憲剛ならばボランチでもトップ下でもできる。

天皇杯決勝は鹿島のほうが実力が上だろうが、憲剛のミドルが見たい。

安倍首相の真珠湾訪問

2016-12-28 10:50:38 | 日記
昨日のこちらのTVのニュースでも安倍さんの真珠湾訪問が紹介されていた。第2次大戦後に初めて日本の首相が真珠湾訪問を訪問と説明していたが、これは間違い。民放は10秒足らずの扱いだったが、国際ニュースを中心にするSBSの夜のニュースではその背景を詳しく説明していた。

SBSの解説は安倍さんがもくろんでいるような歴史のけじめとかオバマの広島訪問へのバーターとかいうことではなく、日米同盟を強調することによる中国への牽制である。

安倍さんの真珠湾の動画の次に最近中国が公表した中国軍機に寄り添うように異常接近する空自の戦闘機の動画を映した。菅官房長官の中国非難会見と中国外務省のそれに反論する記者会見、そして今月に宮古海峡を通過した中国の空母戦闘部隊の様子を地図で詳しく紹介。

つまり安倍真珠湾訪問はあくまでも中国への牽制であり、そのためにオバマさんにわざわざハワイまで来てもらったような印象である。だから安倍さんの強調したがっている歴史の清算ということには一切触れていない。

アメリカメデイアの論調は知らないが、SBSのニュースは概して国際的俯瞰に立って報道するのでSBSの論調がオーストラリア国内のアジア政治学の専門家の見方だと思う。

日本のマスコミは安倍さん礼賛ばかりだが、他の国はそうはみていないということだ。

清武の言葉の壁

2016-12-26 19:49:57 | 日記
長友さんの婚約会見、バラエテイ番組への生出演を見ていると、こんなにのぼせあがっていてシーズン後半大丈夫かなと心配になってくる。それとは好対照なのが長谷部である。サッカー関係者もたくさん招待しての盛大な披露宴にもかかわらず、その映像を出していない。相手は同じ芸能人だが、ミーハーな長友と生真面目な長谷部の違いがわかる。

さて清武はピッチに立てばいい選手だとわかるが、言葉の壁で試合に出してもらえないという記事がスポーツメデイアによく出てくる。もっともなように聞こえるが、この状態を作り出したのは清武本人だし、それがわかっていてセビージャに移籍したわけだから受け入れるしかない。

ニュルンベルグでもハノーファーでも清武には通訳がいただろうし、選手層の薄いこれらの下位クラブでは清武はほぼポジションを保証されていた。そのような位置からセビージャのような強豪にいけばポジション争いはし烈だし、通訳を付けなければコミュニケーションが取れないし、代表に呼ばれればその分ポジション競争では不利になる。これらはすべて予想できていたわけだ。

すべての面で悪いほうにでてしまっているが、このままセビージャで干されているよりはスペイン国内でもドイツでも試合にでられるクラブに移籍したほうがいい。しかし清武本人が一番わかっているだろうが、どのクラブにいってもどの時期でもポジション競争はあるということだ。

噂されるヘルタベルリンにいけば、皮肉なことに原口と競争する可能性だってある。ナスリと競争するよりはまだ分がいいかもしれないが。

いつまでも言葉の壁と言っていないで、さっさと移籍したほうがいい。

オスカルの中国移籍

2016-12-23 20:10:52 | 日記
チェルシーのオスカルが上海上港に移籍することになった。年俸は発表されていないが移籍金は驚異の87億円。チェルシーで出番のない選手にどうしてそんな巨額な移籍金を払うのか理解に苦しむし、どうやって元を取るのか凡人には想像もできない。

中国のクラブでは広州恒大が外国人の監督、選手を爆買いしてACL優勝などの結果を残しているが、それ以外のクラブは爆買い効果がでていない。2,3人のビッグネームを獲得してところですぐに強くなるわけではない。

レベルの高い外国人選手を買いあさったところで、中国スーパーリーグのレベルが急に底上げされるわけでもないし、ましてや代表チームにはさほどいい影響がでてない。2015年のアジアカップで中国はベスト8に入り、チームとしての完成度もかなり進歩がみられたので、WC予選ではかなりやるのかと期待していたが、まったくだめ。

中国のクラブは爆買いはそこそこにして、そんな金があるのであれば育成年代から地道に選手を育て優秀な選手をヨーロッパなどに出すなどすべきだろう。そしてそれらの選手をまた国内リーグに戻してもいい。

オスカルが上海上港でプレーすることで巨額の年俸を手にするのだろう。ロシアだろうが中国だろうが金を求めてどこにでもいくブラジル人のたくましさには感心する。

柴崎はスペインで通用するのか

2016-12-20 08:17:55 | 日記
柴崎にオファーが殺到するかのような雰囲気であるが、オファーがどこから来るのかは知らないが柴崎はスペインで通用するのだろうか。柴崎本人がスペインに行きたいようだからスペインということだが、ブンデスでもどこでもいい。

どのリーグ、クラブに行こうが冬の移籍市場での移籍は避けたほうがいい。言葉もできない柴崎がシーズン途中から行くにはハンデイが大きい。1月に行くのであれば冬の中断期間が長いブンデスのほうがいい。どのクラブも冬の合宿を2-3週間行う。

また柴崎のポジションは守備に難があるのでボランチはどう考えても無理なので、トップ下かサイドのMFということになる。どのクラブでも、どんな戦術でもサイドのMFに求められるのは、スピードと守備力。もちろん迫力のある攻撃力。

柴崎にはいいところも多いが、代表に定着できていないように課題も多い。まず守備が下手。1対1の弱さ、毎試合安定していないこと。仮に代表で定着するには、トップ下では清武、香川、ウイングでは原口、本田、斎藤、小林などからポジションを奪う必要がある。柴崎にこれらの選手よりもいいところがあるだろうか。

ボランチならば長谷部、山口、柏木などなど。柴崎にボール奪取力と危機察知で上回る能力があるとは思えない。

仮に柴崎がスペインの2部、1部の下位クラブに移籍したとして、ポジション争いで同じような問題が予想できる。ましてや言葉の壁である。ブンデスでは比較的ドイツ語圏以外の選手が多いのでドイツ語ができなくても下手でも英語でコミニュケーションが取れる。

これがスペインだと南米からの選手も多いので英語のできる選手がブンデスに比べると少なくなるので柴崎には不利。能力的には柴崎よりも上の清武がまったく出番をもらえない現状からすれば、スペインではなくドイツの2部か1部の下位に行くべき。たとえばハノーファーとかハンブルガーなんかがちょうどいい。