サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

マッカーサーFC

2020-05-31 10:12:15 | 日記

シドニーの西部をホームにするマッカーサーFCというクラブがあり、2020/2021シーズンからAリーグに参入する。これでAリーグは12チームとなる。このクラブのホームスタジアムは、キャンベルタウン・スタジアムで浦和レッズがACLでウエスタンシドニー・ワンダラーズと試合をしたことがある。その時はラファエル・シルバのゴールで浦和が勝った。

 

さてこのマッカーサーFCの監督はアンテ・ミリチッチという人物で、本来ならば新シーズンに向けて忙しいのだがこのミリチッチはオーストラリア女子代表の監督も兼任している。2020年東京五輪を終えてからマッカーサーFCに専念するという予定だった。

 

それがコロナウイルスもあり、東京五輪も延期になり予定が立たなくなってしまった。また2023年女子WCはオーストラリアとニュージーランドが共催で立候補していて、6月25日に決定される。仮に共催でWC開催が決まれば、ミリチッチはさらに女子代表に専念せざるを得なくなる。なんといっても自国開催であるし、FFA(オーストラリア・フットボール協会)としても力を入れるはずだ。

 

しかしそれではマッカーサーFCの監督はどうするのか。クラブもFFAもこの件についてはコメントを拒否している。東京五輪が終わればすんなりとミリチッチがクラブに戻れるはずだったのだから、なんとも言いようがない。

 

2023年女子WCの開催国決定なんて覚えている人はもう少ないかも知れない。2022年カタールWCのアジア予選だって試合の日程が決まらないのだから、女子WCなんて世間の関心は薄れている。JFAの田嶋会長は女子WCのロビー活動で、ヨーロッパに行ってコロナに感染したわけだから日本に来てくれなければやりきれないだろう。


趣味は中国人

2020-05-30 09:00:21 | 日記

最近よくみるユーチューブに趣味は中国人のプーちゃんのサイトがある。日本に住んでいる中国人男性のサイトで、中国の実家が金持ちらしく生活に困っているようには見えない。スケベな20代後半で、アニメとゲームが好きなようだ。日本語はそこそこできるが、もともと滑舌が悪いようで、話は聞き取りにくい。

 

さてプーちゃんのネタの中で、よく中国の習慣、風習などが出て来る。その中で子供が親の面倒を見ることは中国で一般的かどうかというテーマがあった。プーちゃんは子供が親と一緒に住んで親の最後を看取るのは当然で、自分もそうしたいそうだ。大都市と田舎、経済的格差などで事情はいろいろだろうし、時代の移り変わりとともに、こういう風習も変化していると思う。

 

それでも中国人は子供が親と一緒に住んで、祖父母が孫を育てるという家族がまだまだ多い。我が家の隣の広東省から移民してきた家族もだんなさんのお母さんを引き取り、3世代で住んでいる。移民が自国から親を呼んで一緒に住んでいる人は多い。しかしシドニーに住んでいる日本人の知り合いで、自分の親を呼んで一緒に住んでいる人は、ゼロではないがかなり少ない。

 

中国人に限らず、インド人、フィリピン人、タイ人なども大家族主義で、フィリピンでは孫が祖父母の面倒をみる風習が当たり前で、よほどの金持ちでない限り老人ホームには入れない。

 

プーちゃんのネタの中で、大久保で中国人への街頭インタビューをしていた。留学生が多く、質問の中で日本に来るときに家族、周囲から反対されなかったという項目があった。大連から来た日本の大学院に留学中の女性は、家族も賛成してくれたし、大連は親日的な地域だから問題なかったそうだ。

 

息子の友達で日本人とオージーのハーフの男子がいて、彼女は中国人である。その彼女の父親が日本人を毛嫌いしていて、彼女の家に行っても歓迎されないようである。中国人はなかなか奥が深い。


EPL, セリエA再開へ

2020-05-29 08:19:50 | 日記

EPLが6月17日、セリアAが6月20日から再開されると発表された。ラリーガも同じようなスケジュールで再開されるだろう。6月下旬から2か月くらいかけて、シーズンの残りを終えるということだろう。どのリーグも無観客となる。

 

考えられる影響、懸念は週に2,3試合ずつこなしていき、トレーニング不足の選手に負荷がかかるために怪我人が続出すること。2020/2021シーズン開幕は多少ずらして開幕するのだろうが、選手のオフが少なくなること。感染のぶり返し、などなど。

 

結局、放映権料を確保するためには再開するしかないということだろう。無観客での試合だから入場料収入はないが、それに目をつむっても放映権料は必要。しかし下火になってきているのだろうが、イタリア、イギリスもまだまだコロナの感染が多い。それを無視してまだ再開する意味はあるのだろうか。

 

結局どの国でも経済に影響を与える行動制限は3か月が限界ということになる。それが長引くと失業が増えて、政府の財政も底が抜けてくる。効果的なワクチンが世界中に行き渡るまでは、現在の状況は変わらないのかも知れないね。


Jリーグ再開へ

2020-05-28 08:21:18 | 日記

やっとJリーグ再開の目途がついてきた。7月4日に再開して、翌節からは観客を5千人まで入れるそうだ。ノーマルな状態に戻れるのはうれしいが、本当に大丈夫なんだろうか。EPLなんて今月3回のPCR検査が実施されて、それぞれ2~4人くらいの感染者が出ている。感染者を出したクラブの選手、スタッフは1週間隔離されるという。たったの1週間?、検査するたびに陽性者が出ているのだから、EPLが目標とする6月中旬の再開は無理でしょう。

 

いわゆるロックダウン、行動制限が長引きそれが3か月以上も続くとどの国も経済がもたない。どうせ完全な終息は無理なんだから、ある程度まで感染が収まればもう見切り発車でノーマルな状態に戻していくのだろう。しかし中東、ブラジルなどで感染が拡大しているので、そこからまた世界中に第2波が及ぶ可能性だってある。

 

ちなみにオーストラリアの場合はAリーグは7月18日再開を目指していて、残り6節とプレーオフを含めて32試合を36日間でこなす計画である。これに待ったをかけているのが、最大スポンサーのFOXTELである。FOXTELは年間スポンサーフィーを約58百万豪ドル(約40億円)をだしている。これを今シーズンは半額にしろと要求している。そうでなければ再開は認めないそうだ。スポンサーとしてはもっともだろう。FOXTELも大赤字なのだ。

 

他の問題は選手との契約である。単年契約の選手が多く、そのほとんどは5月末で契約が切れる。これらの契約を各クラブが延長しなければならない。また今週末からラグビールールが再開されるので、同じスタジアムを使うケースが多くかぶってしまう。

 

これらの事情を勘案するとAリーグが再開される可能性はかなり低いだろう。そうなればACLにも影響してくる。中東での感染拡大を考えれば今季のACLは打ち切りだろう。


中国ドラマの邦題がおかしい

2020-05-27 13:21:20 | 日記

日本で放送される中国ドラマは日本語でのタイトル、いわゆる邦題が大げさでわけのわからない場合が多い。「宿命」、「誓い」、「運命」が必ずつく。中国ドラマといえば時代劇が多く、架空の王朝が舞台となり、美男美女ばかり出てきて妖術を使い、飛んだり跳ねたりするドラマばかり。侍女から皇后にまで成り上がるというストーリーも多く、とにかく話が長い。ほとんどが50話から70話くらいである。

 

それを毎週2話くらいのペースで放送しているので、1つのドラマで半年ほどかかる。このくらい長いドラマになると、話の展開がああでもない、こうでもない、死んだ人が生き返り、登場人物も多くなる。見ているほうも大変である。

 

その中でも2017年に中国で放送された「知否?知否?應是緑肥紅痩」は宋代が舞台で、官僚の名家の側室の娘が、自分の知恵と才覚でいろいろな困難を乗り越えていくという名作である。現在衛星劇場で放送中である。原題を訳すと「知っていますか? きっと緑の葉は茂り、花は散ったことだろう」という意味になる。邦題は「明蘭、才媛の春」である。

 

「明蘭」は主人公の名前で、才覚のある娘の物語だから才媛の春になるのだろうが、ちょっとぴんと来ないというか乱暴なタイトルである。ちなみに原題は宋の女流詩人・李清照(り・せいしょう)の詩の一部から取られていて、原題はドラマの一部とでもいうべきものである。このために邦題を知った中国人は憤慨している人も多いそうだ。

 

さて主人公の明蘭は人気女優のチャオ・リーイン、その旦那役はウイリアム・フォンで、この二人はこのドラマの共演がきっかけで結婚して、今年子供も生まれた。飛んだり跳ねて妖術が多い中国ドラマの中で、このドラマは家族のつながり、人情の機微を丁寧に描いた良作であるので、ぜひ見て欲しい。