サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

クリスマスと2015サッカー雑感

2015-12-25 08:34:19 | 日記
こちらのクリスマスは日本の元日と似ている。ほとんどの店が閉まり、普段離れて暮らす家族が集まり、自宅で飲み食いする。プレゼントを交換しあい、子供たちはクリスマスの朝までプレゼントを開けられない。プレゼントはクリスマス前からツリーの下に置いておく。これが一般的なクリスマスである。日本人はとかくクリスマスイブに何かしたがるが、イブはあくまでもイブである。大晦日はNew Years Eveであり、大晦日を祝う人はいないのと同じ。

さて2015年の筆者のサッカーは1月のアジアカップから始まった。ニューキャッスル、ブリスベン、メルボルンと回り、シドニーでのQFで沈没。PK合戦で最初のキッカーの本田が大きく枠上にはずしたときに、これは負けたと思った。

そしてアギーレ解任とハリルさんの就任。WCアジア予選では格下相手に苦戦する代表。誰もが感じる不安、こんなんでアジア予選を勝ち抜けるのだろうか?

先日のCWCの広島を見て思ったが、日本代表、Jクラブは中盤まではいいのだが攻撃に鋭さがない。誰がボールを持っても完全に相手のDFを崩しきれない限り、ゴールのにおいがしない。

さて山口蛍のハノーファー移籍が決まったが、果たして山口はブンデスで通用するのだろうか。ハノーファーのような降格を争っている下位のクラブではポジションは取れるかもしれない。筆者の山口の印象はミドルシュートが打てるボランチである。そして時に守備のポカをしてピンチを招く。攻撃の司令塔にはむかない。むかないというよりもそんな能力はない。

ハノーファーがどうしてわざわざこの時期に山口を獲得したのか疑問。復帰にまだ時間がかかる清武の穴を埋めたいのであれば、もっと攻撃的な選手を探すべきだろう。それとも清武、酒井、山口と日本人を3人並べて日本マーケットで稼ぎたいのか。ばかげている。

CWC バルサ

2015-12-21 09:04:43 | 日記
バルサは余裕の優勝だった。こんな結果が最初から分かっているような大会は無意味かも知れない。しかしメッシは本当に病気だったのだろうか。キレキレのドリブル、3人くらいに囲まれてもボールを取られない。 トラップからのボレーシュート。やっぱり世界最高の選手だ。

スアレスのヘッデイングシュートはGKが取れないところに飛ぶ。あれは一種の天才だと思う。サイドからのクロスにヘッドをあわせることは誰でもできるが、普通はGKの真正面と枠外に飛ぶ。スアレスは必ずゴールの隅とかGKが取れないところに飛ばす。広島の浅野もあれを見習って欲しい。年に1度くらいスアレスさんのシュート教室でも開いて欲しいくらいだ。

広島はなんだかんだといっても強かった。ドウグラスは後半途中からでてきて、ちょこちょこと動いて2ゴール。おいしいところを全部持っていった。面白い選手だ。

広州は疲れがあったのかも知れないが、攻撃はスーパーだがDFがもろい。特にサイドからの崩しに滅法弱い。どんな条件であれJリーグチャンピオンが広州に勝ったことは大きい。

さてこの後は天皇杯が楽しみである。

五輪予選

2015-12-19 14:03:01 | 日記
来月から五輪予選が始まる。タレントの少なさ、強化試合での攻撃力の乏しさを考えれば日本がアジア予選を勝ち抜くのは多分無理だと思う。そのくらいのレベルだろう。主力の中で半分くらいが南野レベルであれば期待できるが、南野くらいしかタレントがいないし、南野ひとりでサッカーができるわけでもない。

五輪に出られなければ日本のサッカーの将来にとって大打撃という評論家が多いが、果たしてそうだろうか。もちろんでられたほうがいいだろうが、出られなくてもそれはそれで仕方がない。2012年ロンドン五輪に出場した選手でその後にA代表に定着した選手はさほど多くない。

2012年ロンドン組をざっと見て現在のA代表に定着しているのは酒井ふたりと宇佐美だけだ。両酒井だって他にいいSBが入れば替えられるようなレベルだし、宇佐美なんてスーパーサブである。

若手が伸びていないのは、五輪に出るかどうかではないだろう。19才くらいでプロになるとしてその後にレベルの高いクラブ、リーグでプレーできるかどうか。五輪にでたどころでスーパーな選手が出て来るのは南米とアフリカだけだし、7,8月開催の五輪に出るにはヨーロッパのクラブにいれば不都合である。

だから五輪、五輪と騒ぐが、大した問題ではないと思うし、リオ五輪に出られなくても2020年東京五輪には予選免除で出られるのだからそれでいいでしょう。

CWC 広島vリバープレート

2015-12-17 08:40:55 | 日記
夕べの広島vリーベルの試合は、惜敗といえるかもしれないが内容をみれば広島の完敗だった。もちろん前半の決定機を皆川が決めていれば広島が勝てたかもしれない。しかしことごとくリーベルのGKのセーブでゴールできなかった。一方リーベルは広島のGKのミスをしっかりとゴールにつなげた。この差はでかい。

それに広島はカウンターのロングボールしか攻めてがなかった。得意のサイドからの崩しは1対1でボールを取られてしまう。あれではサッカーにならない。相手が二人で囲いにくるのならわかるが、1対1で簡単にボールロストしていた。見ていてむなしくなった。

知り合いのアルゼンチン人によればリバープレートはスペイン系の金持ち層、ボッカジュニアはイタリア系の貧乏層がそれぞれサポーターなのだそうだ。だからリバープレートのサポは大挙して日本にまで行ける。

それにしてもアルゼンチンからわざわざこの大会のために日本まで押し寄せるとは恐れ入った。1週間前から来日して調整してきたリバープレート、ここ10日くらいで4試合目の広島ではコンデイションで大きな差がでた。広島がベストの状態だったらもっといい試合になったかもしれない。

藤野豆腐店と藤原豆腐店

2015-12-16 09:12:25 | 日記
藤野豆腐店と藤原豆腐店。この二つの豆腐屋さんの名前の違いを知る人はかなりの通である。

ご存知(といっても息子に教えてもらうまえ最近まで筆者も知らなかったが)漫画・アニメのイニシャルDに出て来るのが藤原豆腐店である。その社用車のボデイにその名前がペイントされている。藤野豆腐店は実際にあった豆腐屋さんの名前で漫画のモデルになった店。実写版の撮影の時に藤原豆腐店と看板を変えて撮影された。本当は藤野屋・豆腐店である。

さて先日筆者の自宅の近くにある商店街の駐車場で「藤野豆腐店」とボデイにペイントされたセリカを発見した。イニシャルDのことなど知らなかったので誰かが日本から中古車を個人輸入して、その中古車にたまたま藤野豆腐店とペイントされた社用車だったのだと思っていた。

昨日、筆者の自宅の前の路上で藤原豆腐店とペイントされた三菱車を発見した。これはなんだかおかしいぞと思っていると、日本の漫画に詳しい息子がイニシャルDの話を教えてくれた。

筆者の住む地域はシドニーの中でもアジア系住民(中国人8割、韓国人2割)が突出して密集している。特に駅前の商店街を歩くと99%がアジア人で白人を見つけるのも難しい。3KMぐらい離れた大きなショッピングセンターに行くとアジア人はいるが2-3割程度に落ちるのでその違いがよくわかる。

中国系の若者は日本の漫画・アニメが大好きな人が多い。特に車好きは日産GTRファンが多い。このようなチャイニーズボーイが自分の車に藤野豆腐店やら藤原豆腐店とペイントしたのだろう。趣味もここまでいけばすごい。

日本でも藤原豆腐店の車を見かけることはあるのだろうか。