ベネズエラ代表で現在サントスでプレーしているジェファルソン・ソテルドという選手を分析してみよう。どうしてこの選手を思い起こしたかというと、鹿島がサントスからピトゥカという選手を獲得することになった。サントスで一緒にプレーしているのがソテルドである。
ソテルドは現在23才で158cmの小兵である。2017年の韓国で開催されたU-20WCでベネズエラが準優勝したときのメンバーで、日本は決勝T初戦でこのベネズエラに負けている。2017年6月にこのU-20WCの戦評のコラム(安藤隆人さんの記事)がNumber Webに掲載されている。そのコラムのタイトルは「ソテルドは変態的に強かった」でこれは日本のメンバーだった原輝綺のインタビューからの原のコメントから来ている。
身長がここまで低いのに、フィジカルが強いとは驚きである。例えば164cmの中島翔哉は身長の低さをドリブルとスキルでカバーしていて、フィジカルは強くない。同じようなタイプでいえば、身長168cmのシャキリだろうか。ただムキムキのシャキリとは違うかも知れない。
ちなみに日本が2019年11月19日に吹田スタジアムでベネズエラに4点取られた負けた時に、ソテルドは4点目を取っている。これが彼の代表初ゴールである。U-20WCでもフル代表の親善試合でも日本に勝っている。
2020年のサントスでのシーズンでは26試合に出て5ゴールである。ポジションはMFだからゴール数としてはこんなものかも知れないが、もっと活躍できる選手のはずだ。ちなみにトランスファーマルクトでの移籍金は現在8百万ユーロと出ている。そこそこ高いがぜひJリーグにきて欲しい選手である。