WWC なでしこスペインに圧勝 ４－０

スペイン相手だからよくても引き分けで２位でラウンド１６の相手はスイス、そしてQFはアメリカと予想した。スペインは前節から１人代えただけ、日本は４人代えてきた。スペインは日本に勝つ気だなと感じた。Optus Sportsの３人のコメンテーターの予想もスペインの勝利が２人、１人がドロー。日本が勝つと思う人は誰もいない。

 

試合当初からスペインがボールを支配して、真ん中に差し込もうとしてきた。しかし日本の守備は安定していて、DFラインにたどりつく前に刈り取っていく。そうこうしているうちに日本のカウンターが面白いように決まって前半終わって３－０。なんなんだこれは。

 

スペインはボール回しに人をかけるために両SBも上がっていて、カウンターをくらうと対応できない。対応できるのかも知れないが、宮沢ひなたの足が速い。宮沢はこれで大会４点目。こんなすごい選手だったとは知らなかった。U17のころから見てきたけど、こんなすごい選手に成長しているとは知らなかった。この大会は長谷川唯の大会になると言われていたが、宮沢の大会になってきた。

 

そしえ遠藤純の１対１の強いことにも驚いた。遠藤は左ウイングの選手だが、ウイングバックにすると守備も強い。スペインご自慢のウイングの選手を全く寄せ付けない。後半にも田中のゴールが決まり、宮沢をHTで引っ込めて次戦に温存。長谷川も温存できたのもよかった。

 

試合終了後のOptus Sportsのコメンテーターは日本はこのまま勝ち進み優勝の可能性も出てきたんじゃないかと言っていた。まあそこまではなんとも言えないが、少なくともベスト４までは行って欲しい。またコメンテーターこれまでのなでしこのイメージはボール回しには長けているが決定力がなかった。しかし今日の試合を見ればそんなイメージを吹き飛ばしたそうだ。

 

３連勝で１次リーグを突破。得点１１，失点０という最高の状態で決勝Tに進出。しかしここまでを忘れてノルウエー戦が初戦と考えて気合を入れなおして欲しい。

 

スペインにとってはクソ試合の惨敗。

WWC 韓国対モロッコ ０－１

FIFAランキングでは韓国は１７位、モロッコは７２位だからその差は５５もある。しかし韓国は前半早々に失点してその後それなりに攻めたが、攻撃がちぐはぐで０－１で負けた。Optus Sportsのコメンテーターによれば今大会の最大のランキング差での下剋上だそうだ。

 

しかし韓国はランキング２５位のコロンビアにも０－２で負けたので、このランキングはあまり意味がないようだ。コロンビアには負けても初出場のモロッコに負けたのはあまりにも恥ずかしい。韓国はプレスを強くかけるが、最後のフィニッシャーまで正確なパスが通らない。前線に長身のFWがいるのだが、空中戦をするわけでもなく、ボールを放り込んでもその選手に届かない。全く役に立っていない。

 

ウイングの選手はけっこうスピードがあるのだが、クロスが正確に上がらない。そう、すべてが雑で正確さがない。だからフィニッシュまでいけないし、決定力がない。唯一の希望はアメリカ系の１６才になったばかりの新鋭のFWがいて、その子がこれから育っていけばエースになれるかも知れない。しかし１６才に頼るのは気の毒。

 

アデレードのスタジアムには韓国人サポもけっこういて、デーハー・ミング―とチャントして、第９交響曲のメロデイーのチャントもあった。サポは一生懸命応援してくれているけど、チームは非常に弱い。ここまで弱いと韓国国内でも女子サッカーへの期待は下がる一方だろうね。

 

 

WWC 韓国チーム

WWCのHグループはドイツ、韓国、コロンビア、モロッコである。韓国が１次リーグ突破のためには、かならずコロンビアとモロッコに勝つ必要がある。韓国の第１節はコロンビア戦。韓国はGKのミスなどであっさりと０－２で敗戦。もう後がない。第２節は明日のモロッコ戦。さすがにモロッコには勝てるだろう。

 

そして第３節はブリスベンでのドイツ戦。まあこれは負けるでしょう。韓国女子は元々強くないし、１次リーグ突破したのは２０１５年大会の１回だけ。そんな韓国チームを応援している同僚の韓国人はなんと第３節のドイツ戦を生観戦するために、わざわざブリスベンに飛ぶというのだ。これには驚いた。

 

いい試合が見られそうだ、１次リーグ突破しそうだというのならば理解できるが、負けることが間違いないない試合を生観戦するとは。しかもブリスベンまで行くのだ。１４：３０キックオフだが、その日はブリスベンに１泊するそうだ。ホテル代、国内線チケットとかなり金がかかる。女子サッカーにそこまで情熱かけるとは恐れ入った。

 

コロンビア戦での韓国のGKのミスは、ほぼ真正面にきたシュートをパンチングしようとしたが、受け損なって横にはじいて失点してしまった、いくら女子サッカーといっても、一応WCなんだからあのパンチングはないだろう。あんなプレーはわざわざスタジアムに足を運んでくれた在オーストラリア韓国人のサポに失礼だろう。

 

日本チームは強いねえと韓国人の同僚に褒められて悪い気はしかなったが、目標はあくまでもベスト４です。

 

韓国人選手の必死の形相が痛々しい。韓国対コロンビア戦より。

 

 

WWC オーストラリアはナイジェリアに逆転負け

夕べのグループAのオーストラリア対ナイジェリアは打ち合いの末、２－３でナイジェリアが逆転勝ちした。しかし内容はオーストラリアが圧倒的に試合を支配して、シュート数は２８対１１，枠内は８対６。オーストラリアは攻めては決定力がなくカウンターをくらうの連続だった。

 

この大会の全体に言えることだが、攻撃はどのチームもいいのだが、逆にDFが緩くGKがひどい。GKからのビルドアップで相手にパスを渡してしまい、そこから失点するシーンが目立つ。オーストラリアの得点もこのパターンだった。

 

しかしオーストラリアのDFがひどく、クリアミスが相手に渡ってしまいそこから失点。あるいはCBがヘッディングでGKにバックパスをしてそれをかっさらわれて失点とか、ひどい失点ばかり。これでは試合に勝てない。攻撃ではボールを支配しながら決定力がなく、DFでミスを重ねて自滅。

 

この結果、このグループAはカナダとナイジェリアが勝ち点４，オーストラリアが勝ち点３，アイルランドは勝ち点０。第３節はオーストラリア対カナダ、ナイジェリア対アイルランドである。カナダとナイジェリアはそれぞれ引き分けでよく、オーストラリアはMUST　WINである。

 

オーストラリアの攻撃のエースFWであるサム・カーが１試合目の練習時間帯で肉離れで負傷。第３節には出て来れるかも知れないが、エースの不在は高くついている。

 

戻ってくるかサム・カー選手。

移籍市場雑感

今オフは日本人選手を含めていろいろな動きがある。まだ終わっていないが、EPLは８月１２日開幕だし、今月中にはひと段落するだろうし、それ以降は駆け込みとなる。

 

①鎌田大地
ラッチオも条件面で折り合わなかったそうだが、２週間前にはよほどのことがない限りレアルソシエダで決まりというスペイン紙の記事が出ていた。その後ソシエダの名前が出てこなくなり、アトレチコ・マドリード、ラッチオと浮かんでは消えていく。一体どうなっているのだろうか。フリートランスファーなのにどうしてここまでグダグダになっているのか理解不能。代理人が無能なのか。

 

②エムバぺ
サウジからのオファーは断ったようだ。サウジのクラブなんて政府からのバックアップがなくなれば途端に消えるようなもの。短絡的に考えれば巨額の年俸をもらえるわけだが、世の中何が起こるか分からない。非常に胡散臭い。

 

③中村敬斗
LASKはできるだけ高く売りたいので、リバプールからのオファーも拒否。１７億円が目標だそうで、待っていると結局時間切れなんてこともありえる。中村はリバプールに行きたかったと思うが。

 

④ダビド・シウバの引退
まだ正式発表はされていないが、重傷を負い来季は絶望。このためにこのまま現役引退ではないかと予想されている。ＣＬで久保とコンビを組むはずだったのに、こんな結末は悲しすぎる。

 

中村敬斗は安売りしません。