ポルトで干されていた中島翔哉がUAEのアルアインに移籍するようだ。現在２６才で海外で移籍を繰り返すのもこれで終わりかも知れない。ポルトからＵＡＥの移籍は完全に都落ちだし、アルアインのほうが年俸がいいのかも知れないが、所詮ＵＡＥのクラブである。中島にしてみればステップダウンである。
中島の移籍は失敗だったと言える。FC東京からポルテイモネンセに行き、そこでの活躍が光った。ここまではよかった。そこからカタールのアルドゥハイルに行ったのが大きな間違いだった。カタールではなく、他のヨーロッパのクラブに行くべきだったのだ。そして中島クラスに選手にしては分不相応の巨額の移籍金がついてしまった。
しかしカタールからポルトに移籍できたのはよかったが、ポルトではほとんど活躍できず、監督と衝突するは、コロナで練習拒否するはでいいところがなかった。中島のような守備が苦手な選手は、守備をしなくても攻撃に特化してもいいという戦術の監督でなければだめだ。しかし今時そんな監督を探すのも難しい。
まあ、カタールにしてもUAEにしても所得税がかからないので、お金をためるにはいいところだろう。ポルテイモネンセにいるころは飛ぶ鳥を落とす勢いだった中島だが、ポルテイモネンセに大儲けさせただけに終わった。アルアインには５１億円の買い取りオプションがついているが、そんな移籍金を払うクラブはないだろうし、今季終了後までの契約だからその後はどうなるのだろうか。