サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

EPL ブライトン対ウルブス 6-0

2023-04-30 05:24:37 | 日記

三苫、カイセド、マカリスターの3人の主力をベンチスタートにして休ませた。それでも後半途中からこの3人が出てきたから、なんとも中途半端な休息である。さてウルブスは左SBと右のインサイドハーフの選手がミスを連発して自滅。6-0という野球のようなスコアになってしまった。

 

前半だけで4-0だったから、ウルブスの監督さんは見るのもいやだという表情だった。ウルブスにはデイエゴ・コスタ、ファン・ヒチャン、アダマ・トラオレという懐かしい顔ぶれがそろっている。3人ともごついFWの代表格。ファン・ヒチャンはザルツブルク時代は南野のチームメイトだった。ファン・ヒチャンは2月以降はほぼベンチで、今季はわずか2ゴール。まだ27才だからこれからだろう。

 

この試合の三苫は後半11分から出てきたが、左サイドをドリブルで仕掛けること3回。決定機も作って観客を楽しませた。ふかしてはずしたシュートもあったが、最近ゴールを決めていないのでそろそろ決めて欲しい。決定力が落ちているし、疲労がたまって調子を落としているのかも知れない。

 

ブライトンはFAカップの都合で消化試合が2試合少なく、5月に入ると1か月で7試合をこなす過密日程。次節は来週の木曜日にマンU戦だから何としても勝ちたいところ。それにしてもFAカップの決勝に進んでいればブライトンのファンは熱狂していたことだろう。

ウンダフはやっと今季EPL初ゴール。宝石と言われて鳴り物入りで移籍してきたのだが。


ラリーガとマーク・ハーフナー

2023-04-29 06:14:27 | 日記

鈴木啓太チャンネルにマーク・ハーフナーが出ている。その中でコルドバの話があり、なかなか面白い。ハーフナーはフィテッセに2012/2014の2シーズンで26ゴール。デンハーグに2015/2017の2シーズンで25ゴール。合計4シーズンのオランダで51ゴールも決めている。

 

そして2014年にフィテッセの後にスペインのコルドバに移籍。5試合に先発したが、監督の交代などもあり、その後は出場ゼロでたったの半年で契約解除で退団。オランダでは活躍できたのにどうしてスペインではだめだったのか。コルドバのレベルがオランダ1部のクラブよりも選手層が厚いとは思えないし、ハーフナー自身もそれなりの自信があっただろう。

 

本人曰く、スペインの選手は普通の選手でも技術レベルが高く、全く歯が立たなかったそうだ。この場合の技術とはポジショニングだったり、ドリブルだったり、パススピードだったり、すべてを意味する。オランダとラリーガの下位クラブでそんなに違うものとは驚く。

 

それほど技術の高いスペインサッカーだが、CLではレアルマドリード、バルサを除けば大したことはないし、代表でもスペインはWCで連続してラウンド16で敗退。技術レベルの平均が高くても全体は強くならないというわけだ。

 

ハーフナーの場合は単にコルドバの監督とそりが合わなかったのか。コルドバ時代のハーフナーの問題点をもっと細かく聞いてみたい。

 

若いころのハーフナーさん。


アーリング・ハーランド

2023-04-28 08:37:04 | 日記

同僚との雑談の中でこれだけ活躍しているのに、どうしてハーランドへの注目は低いのかを議論した。ハーランドはドルトムントでの3シーズンでリーグ戦での合計62ゴールと大活躍して、2022年5月に鳴り物入りでマンCITYに移籍した。そして今季はEPLでシーズン38試合制になってからの新記録である33ゴールを決めた。まだシーズンは終わっていないので、この記録を更新するだろう。

 

さてこれだけの大活躍をしているのに、ハーランドの名前はあまりメディアに出てこない。もちろん33ゴールは大記録だし、ハットトリックも何度も決めている。しかし他のビッグクラブから今オフにオファーが来るという話も聞かない。ハリー・ケインがこれだけの活躍をすれば世界中のEPLファンは大騒ぎだろう。

 

大活躍しても世間からの注目度が低いのはレヴァンドフスキを同じだ。どうしてこういうパターンになるのかを考察してみた。まずハーランドの場合は2022年カタールWCに出ていないことがあげられる。ノルウエー代表がハーランドの活躍でベスト4くらいまで行っていれば、もっと大騒ぎだった。ウーデゴーとハーランドをWCで見たかった。

 

次にハーランドのポジションとプレースタイルが関係してくる。ハーランドの場合は、1トップとして真ん中、PA内でどんと構える。これは1トップなんだから当然だろう。そしてカウンターならば後方からのロングフィードを持前のフィジカルの強さでボールを維持して、相手のDFを吹っ飛ばしてゴールを決める。

 

あるいは空中戦ならば身長194cmを活かしてヘッディングシュートを決める。フィジカルが強くて長身を活かす。ほとんどスーパーマンである。ゴールマシンと言える。ゴールを量産できるし、チームも試合には勝てる。しかし全然スペクタクルなサッカーには見えない。

 

言い方を変えればエンターテインメントになっていないのだ。サッカーファンが見たい試合は、パスサッカーならばボールを綺麗に回して相手を崩す。カウンターならば高速ドリブルで相手をフェイントでかわして華麗にゴールを決める。メッシ、CR7のプレーを誰もが見たい。

 

しかしハーランドの場合はあまりにもフィジカルサッカーで、ゴールを決めるが見ていて面白くない。カウンターでCBを吹っ飛ばすなんてラグビーだろう。試合に勝てばいいというものではない。そこにエンターテインメントが欲しい。

 

今年のFIFA最優秀選手は本当ならばハーランドという声が今からでてもおかしくないのだが、そう考える人は少ないだろう。大活躍しても評価されないハーランドは気の毒でもある。

 

イングランド プレミアリーグ マンチェスターC アーリング ...

もっとイケメンだったらよかった。


EPL Nフォーレスト対ブライトン 3-1

2023-04-27 07:01:31 | 日記

週末のFAカップから中2日での試合はしんどいだろう。一方Nフォーレストは中3日。この差は大きかったのかも知れない。前半にブライトンが先制したものの、前半終了間際にOGで追いつかれて1-1。三苫は前半はよくボールに絡んでいた。

 

後半16分に三苫は簡単に決めねばいけない決定機をはずしてしまった。あれが決まっていれば1-2でおそらくブライトンが勝っていただろう。しかし後半になるとフォーレストのプレスというか推進力にブライトンがミスを連発。特にカイセドがCBのダンクからのパスを取り損ねてロストして失点。

 

その後カイセドがボールロストして、そこからピンチを招きCBのダンクがハンドしてPK取られて失点。つまりダンクとカイセドの二人で2失点している。ブライトンはGK, DFラインからのビルドアップを大切にするポゼッションのチームだが、ポゼッションが多いためかカウンターを食らうことも多い。

 

特に失点しなくてもGKからのマイボールをビルドアップしていく段階で信じられないようなボールロストしてピンチを招くシーンが多い。多分対戦相手はそこがブライトンの弱点とわかっているようで、カウンター主体のチームはべたっと引いてブライトン自慢の両ウイングにスペースを与えない。

 

EL出場権は6位まで下がり、7位はプレーオフに出られる。ブライトンは悲願のヨーロッパの大会に出るためにはこんなところで負けてはいけなかった。次節は土曜日のウルブス戦だから取りこぼしてはいけない。

 

FAカップのマンU戦でも決めきれなかったし、この試合でも決定機をミス。


しつこいJリーグ秋春制の検討

2023-04-26 12:08:47 | 日記

昨日のJリーグ理事会で秋春制の検討案が発表された。それによると2023年内に理事会で多数決で決めるとある。そして最速では2026/2027シーズンから移行するとしている。ずいぶんと唐突という印象だ。そもそも秋春制は2013年と2017年にJリーグ実行委員会で否決されている。

 

今回の検討案では、7月末に開幕して翌年の5月末か6月初めに閉幕、12月下旬から2月上旬が冬の中断期間としている。シーズン閉幕から翌期まで、6月は国際大会があったりするのでオフとプレシーズンは7月になる。

 

今とほとんど違わないと思うのだが、シーズン途中の冬の中断期間が長い。現在はここがオフなのだ。この期間は寒くないところに遠征して合宿をするのだろう。まさかオフにはならない。ブンデスでも冬の中断期間はあるが、ここまで長くない。

 

やはり最大の問題点である寒冷地、降雪地域の施設だろうなあ。冬の中断期間を長くとることでそれをクリアするのだろうが、12月下旬にずれこみ、2月の再開を早めれば、寒さは避けられない。そもそも12月なんて上旬でもスタジアムは寒い。

 

むりやり屁理屈をつけて秋春制にしたいのだろうが、そこまでする必要を感じない。検討するというが、クラブごとでもなんでもいいけれど、サポーターの意見を大々的に聞くべきだろう。そうでなければサポーターの怒りもらうぞ。