サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

シドニーの厳しい外出規制

2020-03-31 14:37:08 | 日記

シドニーのあるニューサウスウェールズ州は厳しい外出規制を敷いている。これを守るかどうかは個人の矜持ということになるが、罰金もありすでに13件の罰金事案が発生している。罰金は最大70万円でかなり高額である。

 

外出してもいい行動は以下のとうり。

①在宅勤務できない場合の通勤
②学校、教育機関への通学
③食料、必需品の買い出し
④医療機関へ行く場合
⑤屋外での運動。ただし行動を共にできるのは最大二人まで

 

警察に行動質問されてもスーパーに買い出しに行くところなど言い訳はいろいろできそうなものだが、それでも罰金をくらったケースはどんなものだったのか不思議である。自宅でパーテイでもやっていたのか。

 

大きなショッピングセンターでは小売店舗が半分閉まっているし、ファッション関連の店舗もどんどん閉店している。極端なところでは、葬儀は10人まで、結婚式は5人までとされていて、娘の友人の結婚式も延期となった。1年以上前から準備してきたので無念だろう。

 

知人の中でも失業して失業手当を申請する人もいて、社会全体が暗くなっていくのがよく分かる。日本もこうなっていくのかも知れない。その中で卒業旅行でスペインに行って感染したり、その足で卒業祝いの飲み会で感染を拡大させたりと、あまりにも能天気な学生の行動にあきれてしまう。


追悼、志村けんさん

2020-03-30 13:27:57 | 日記

ドリフターズの志村けんさんが亡くなった。享年70才。コロナウイルスに感染して自覚症状が出たのが3月17日だからわずか2週間で亡くなったことになる。こんなに早く亡くなるとは驚きであり、昔からファンだったのでショックは大きい。

 

志村けんさんと言えば、何と言ってもバカ殿である。あれほどバカバカしいコントは本当に面白かった。バカバカしすぎて思わず笑ってしまう。くだらないと思っても見てしまう。そういう芸が好きだ。もっと見たかったなあ、バカ殿。

 

70才で死ぬのは早いと言える。90才前後の高齢者なんてゴロゴロいるので、70才で死ぬのは平均からすれば早すぎるのかも知れない。健康寿命が75才くらいだから70代前半で死ねばいい死に方かも知れない。

 

死に方にもよるが、いわゆる死病で何年も闘病するのではなく、感染病で2週間であっさりと死ねるのはある意味うらやましい。75才をすぎて大病になったり、認知症になり家族に迷惑をかけるくらいならば70前後で死にたいと思う。

 

基礎疾患はあるが死病ではないのでそうそう簡単には死ねそうにない。2週間で簡単に死ねた志村けんさんがうらやましい。ご冥福をお祈りします。


選手が感染したら

2020-03-29 06:56:46 | 日記

阪神タイガースの3選手が合コンしてコロナウイルスに感染した。この時期にわざわざ合コンするという間抜けな行為に呆れるが、阪神は選手名を公表した。本人が公表したかどうかはともかくとして、名前を公表する必要があったのだろうか?

 

今週になりAリーグのニューキャッスル・ジェッツの選手1名とウエリントン・フェニックスのスタッフが感染していることが分かった。しかし両クラブとも名前は公表していない。プライバシー保護のためである。ウエリントン・フェニックスは最近他の2クラブと練習試合をしているので、動揺が広がっているし、もうどこにいても感染する可能性があるということだろう。

 

さてJリーグの選手に感染者が出た場合の名前の公表は各クラブに対応が任されているらしい。これはクラブ任せにせずにJリーグとして方針を決めたほうがいい。そして公表する必要はない。自分が感染したとしてわざわざ私は感染しましたと公表するだろうか。政治家などの公人ではあるまいし、選手のプライバシーは守られるべきだ。

 

イタリアではデイバラなど感染した選手が自ら公表しているが、本人が希望しないのであればクラブは公表するべきではないだろう。病気になることは精神面でも落ち込むわけで、できる限りそっとしておいてほしいものだろう。


最大手デパートが休業

2020-03-28 06:51:23 | 日記

シドニーの状況は日ごとに悪化している感じがする。マイヤーというオーストラリアで最大手のデパートが10店舗以上ある全国の店舗を4週間休業すると発表した。従業員は一時レイオフ、経営陣は給料の10%カット。多分従業員は無給なのか、有給がある人はそれを使うのか。人々があまりショッピングセンターに行かなくなった影響だろう。オーストラリアのデパートはほとんどが大きなショッピングセンターの中にある。

 

今日からすべての国際線到着者は強制的に政府が用意する宿泊施設に2週間隔離される。ホテルが不足すればキャラバンパークも使うそうだ。ちなみに一昨日に全国に到着した国際線の旅客は7000人である。この数は毎日変動するだろうが、膨大な数である。その費用は州政府負担となる。

 

コロナウイルスの影響で小売業、飲食業などのテナントが家賃を払えなくなるケースが多くなっている。家賃不払いでもすぐに追い出されないようにテナントを保護する政令を出すかどうか連邦政府が検討している。みんなで痛み分けをしようというわけだ。イギリスとNZではすでに採用されている。

 

普通の賃貸住宅でも似たようなケースが出てくるだろうが、当然のことながらその数は膨大。家賃不払いを許していくと今度は大家が被害を受けていく。このような一種の徳政令はやりはじめるときりがない。


ペルーに取り残された人々

2020-03-27 08:42:58 | 日記

日本人が200人以上がペルーから脱出できないでいるが、これはオーストラリア人も同様である。ペルー政府は突然すべてのフライトを禁止し、その影響で多くの外国人がペルーから出られなくなってしまった。

 

ペルーには現在260人のオージー(国籍か永住権保持者)がいる。この人々を救うためにオーストラリア政府が民間の旅行会社経由でチャーター機を手配した。これは有料でエコノミークラスが5160豪ドル(36万円程度)、ビジネスクラスが10872豪ドル(72万円程度)とバカ高い。エコノミークラスはすぐに満席となり、どうしても乗りたい人は70万円以上払わなければいけない。

 

このフライトは今週の月曜日か火曜日に首都のリマから出る予定だったが、ペルー当局の許可が出ずにキャンセルになった。再出発は2,3日のうちというがペルーの地方にいる人は国内線も飛んでいないのでリマまで行けない。

 

出入国を禁止し、すべての民間機路線がキャンセルされればもう鎖国である。日本政府も早くペルーに取り残されている日本人を迎えにいかなければならないが、この場合はやはり有料になるのだろう。

 

オーストラリアはカンタス航空とLCCのバージン航空、ジェットスターのすべての国際線がキャンセルされているが、JALと全日空はまだ飛んでいるし、他の外国の航空会社も乗り入れている。これはオーストラリア政府の不要不急の海外渡航を自粛という通達の影響である。ただし入国者は2週間の自己隔離が求められる。ただし空港到着時にそう言われるだけで監視されるわけではない。