サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

ワンタッチ系FW

2018-02-28 13:48:30 | 日記
ワンタッチ系FWという言葉が浸透しているかどうか知らないが、ひたすらに最前線に留まり、味方のボールポゼッション、ビルドアップには全く貢献せず、最終ラインの裏抜けを徹底的に狙い、味方のパスをワンタッチでゴールを目指すタイプと定義できる。ひと昔前のピッポ・インザーキのような選手、現役の選手でいえばチチャリートのようなタイプである。


チチャリートが味方のビルドアップにまったく貢献しないとは言えないが、自分にボールが来るまではどこにいるのか分からないタイプである。いいクロスが上がったと思ったら突然出てきてヘッドで決める。懐かしいところではバテイスチュータのような選手だ。


こういう選手はラインを低く設定してひたすらカウンターだけを狙うチームに多い。ポスト役になってボールをキープして味方の上がりを待つなんて面倒なことはしない。できればFW一人だけで得点できる選手。効率はいいが見ていて退屈な戦術である。


しかしボールポゼッションを高くしてショートパスで崩していくような戦術にはこのようなワンタッチ系FWは不要である。守備とビルドアップに貢献できないFWなんて邪魔なだけ。マンジュケビッチがバイエルンに定着できなかったのもうなずける。


先日のACLの柏v天津でモデストの動きを見ていて久々にワンタッチ系FWを見た。モデストはケルンではもっとビルドアップに貢献していたが現在の天津ではほぼ前線に張り付いていた。89分は貢献できないが、1分でゴールする男であった。

ブンデスリーガ

2018-02-27 12:53:23 | 日記
ブンデスリーガではバイエルン・ミュンヘンが首位を独走して24節で2位と19ポイント差である。残り10節だからこのままの差をキープできればあと4節で優勝が決まってしまう。速ければ3月終わりか4月の初めである。最終節は5月12日だからなんと1か月半も早い。いくらなんでもこれは早すぎる。


毎年これではサポの興味も失われてしまうし、リーグとしての魅力がなくなるということでオランダ、ベルギーのようなプレーオフを導入する案が浮上している。しかしいくらプレーオフを作ったところでバイエルンの強いことは変わらないわけで、それにリーグ戦の意味がなくなる。


Aリーグでもプレーオフがあるが、10チームしかないのに上位6チームでプレーオフをする。グランドファイナルと呼ばれる決勝は今年は5月6日の予定だが下位の4チームのシーズン終了はそれよりも1か月くらい早い。やはりリーグ戦の首位チームがリーグ優勝とするほうがすっきりする。


ブンデスリーガがなぜこんな状態か。クラブの健全経営が大前提だからEPLやラリーガのような巨額の移籍金が払えない。せいぜいバイエルンとウオルスブルグくらいが余裕がある。その結果ワールドクラスの選手はバイエルンに集中していく。つまりは悪循環である。


過去10シーズンで優勝したのはヴォルフスブルクが1回、ドルトムントが2回、バイエルンが7回である。まさに1強多弱でよほどのことがない限りこの状況は変わらない。今季は出だしはバイエルンが不調でドルトムントが絶好調だったので、ドルトムント優勝の可能性もあったがその期待もすぐにしぼんでしまった。


CLだけ出てればいいというものでもないし、何とかしてよドルトムント。



柴崎

2018-02-26 08:52:42 | 日記
昨日のビジャレアルvヘタフェの試合で柴崎は先発したが、ヘタフェは前半に失点して柴崎は前半のみで交代。オリンピックの閉会式を見ていたが、つまらなかったのでbeingで何か放送しているかチェックするとヘタフェ戦をライブ中継しているではないか。もうすでに前半40分くらいだったがそのまま見ているとハーフタイムに眠くなってウトウトして起きると後半が始まっていたが、すでに柴崎は画面にいなかった。


従って柴崎のプレーは5分足らずしか見ていないが、後でタッチ集をみても動きにキレがないというかクリエイティブなプレーができていなかった。果敢なタックルでボールを取りにいくシーンは多いが、バックパス、横パスが多く動きも緩慢。あれではリードされて追い上げるためには、もっとがむしゃらに動きパワフルなFと交代されても仕方がない。


怪我から復帰してから出る試合はこんな感じだ。一言で言えばキレがなくてボールに絡めていない。ボールタッチはそれなりにあるのだが、バイタルエリアに入ろうとする動きが少ないし、入ろうとしても周囲からボールが出てこない。そしてボールに触れない。遠目でもいいからシュート打てばいいのにミドルもほとんど打たない。


監督は柴崎を何とか起用してトップフォームにしようとしているのだが、柴崎はそれにこたえられていない。監督の我慢がどこまで続くか。こんな調子では3月の代表戦に呼ばれる可能性は低いし、WCメンバーに入ることもできない。いい選手なんだからもっと輝いて欲しいのだが。

ガブリエル・シャビエル G大阪v名古屋

2018-02-24 19:51:37 | 日記
J開幕戦のガンバ大阪v名古屋の試合をみた。名古屋が逆転勝ちで接戦を制した。どちらも守備に難があるので2-3なんてスコアになったが、名古屋の攻撃は面白かった。


風間サッカーらしくショートパスを繋ぐ。より効率的にするためにはもっといいボランチが欲しいところだが、新しいブラジル人CBを補強したばかりだし、外国人枠もブラジル人3人、オージー一人でいっぱいだから若手を育てていくしかないか。


さてジョーも1G1Aと活躍したが、やはりなんといってもガブリエル・シャビエルである。右サイドだが相手のGKにプレッシャーをかけ、ジョーにスルーパスを出し。サイドバックの位置まで戻って守備にも貢献。とにかくよく動く。


そしてそのクリエイティブな動きと正確なパス、クロス。今季のJクラブにいる外国人選手の中でもピカイチである。柏のクリスチアーノもよく動いてパワフルだが、シャビエルはより繊細な動きができる。シャビエルはセレソンに選んで欲しいレベルである。


さてジョーだが前線にどんと構えて動かないタイプのFWかと思っていたが、今日の試合ではシャビエルのゴールをアシストしたりチームプレーもできていた。中盤からジョーへの無理な縦パスが多かったが、もっと工夫すればジョーのチャンスも広がるでしょう。


強力ブラジル攻撃陣で名古屋はかなり上位までいけると見た。

Jリーグ開幕

2018-02-23 10:46:24 | 日記
Jリーグが今日から開幕する。いくら夜8時のキックオフとはいえ、金曜日の試合では観客が週末に比べて少なくなるのは予想できる。そして2月末の夜にサッカー観戦なんて寒すぎて無理でしょう。


さて今週末の開幕直設定は冬季五輪の最後とかぶっているので、実にタイミングが悪い。いくらスポーツメデイアがJリーグの優勝予想、活躍しそうな選手を紹介しても、世間一般の関心はオリンピックに集中している。できれば1週間ずらして欲しかった。


筆者の優勝予想はずばり名古屋グランパスである。風間監督の目指すサッカーがそろそろ開花するころだし、ジョーとガブリエル・シャビエルのコンビが活躍する。DFに難があるがまあそれは仕方がない。


昇格組からの優勝は無理があるかも知れないが、ガブリエル・シャビエルのプレーがJ1でも通用するだろうし、開幕ダッシュで突っ走るような気がする。川崎F,鹿島、セレッソ大阪はACLで披露しているからチャンスでもある。


柏の攻撃力も捨てがたいが柏は守備がもろいので、優勝は無理でしょう。