サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

セスノックは暑いだろうな

2014-10-27 14:06:44 | 日記
1月のアジアカップの日本代表の拠点にセスノックが決まった。シドニーから北へ車で2時間ちょっと。ワインで有名なハンターバレーの町である。というか、ワイナリーと多少のレストランがある田舎町である。それ以外は何もない。観光客向けのおしゃれなモーテルもけっこうある。しかし所詮かなりの田舎である。コンビ二なんてないだろうな。代表チームはともかくとして取材するメデイアは退屈なことでしょう。

どうも1月のオーストラリアの気候がイメージできていない拠点の選びである。12月後半から2月初めまでシドニー周辺はとてつもなく暑い。気温が35度以上で湿度全開という日も多い。日本の真夏に近い。

どこでもそうだろうが、海岸部は比較的風通しがよく、内陸部は湿気が高い。このため内陸部は海岸部より気温が5度は高くなる。たとえばシドニーでは海に面している都心部が30度とすると、車で30分も内陸部に走ると35度近くなる。そのくらい違う。

セスノックは内陸部にあるし、シドニーより北にあるのでかなり暑いことでしょう。施設が整っているから選んだのだろうが、気候を考えればもっと南の海岸部のほうがよかった。最初の試合をするニューキャッスルに50km、シドニー空港まで2時間(道が混んでいれば3時間はかかると思うが)で地の利がいいとニュースに出ていたが、筆者だったらこんな場所は選ばない。

気候に順応させるためにわざと湿気の高い内陸部にしたのならば、別だが1月の炎天下のセスノックでトレーニングやら調整なんて死ぬだろうな。熱中症に要注意である。

どこかの国はシドニー南西にあるやはり内陸部のキャンベルタウンにしたらしいが、これはほとんど自殺行為である。都心から1時間くらいで移動に便利そうに思えるが、暑い日には内陸部のキャンベルタウンなんてサウナのようなものだ。

シドニー周辺を拠点にしたいのであれば、都心から南へ2時間圏内の海岸部がいい。とにかく風通しのいい海岸部がベストだ。それほどシドニーの真夏は暑いのである。

清武の一発に沈んだドルトムント

2014-10-26 20:16:14 | 日記
連敗を脱出したいドルトムントとハノーファー。戦力不足で下位は仕方がないハノーファーと戦力は揃っているのに不振のドルトムントという好対照の2クラブである。

清武は4-2-3-1のトップ下で先発だが、いるのかいないのか分からない戦力となっていない。よくまあこれで先発させてもらえるんだから、他にいい選手がいないのだろう。ブンデス1年目のシーズンはもっと動けていたが、年を重ねるごとに劣化していく。そんな清武がDead Ball Specialistと呼ばれているが、この試合ではたまたま直接FKを決めてMOMに選ばれた。

しかしFK以外はみるべきところがなく、ドルトムントだから勝てたもののハノーファーが上位に進むことはまずないでしょう。

香川は先発からはずれ、ロイスを中心に戻ったドルトムントだが、決定的チャンスは山のように作るが、ロイスがそれをことごとくはずしまくり大ブレーキ。押しまくったものの、数少ないピンチで失点してしまい0-1で敗戦。

いやあ、ドルトムントの問題の根は深い。4-2-3-1のトップがほとんど機能していない。誰がトップに入ってもポストにはなれないし、スペースを作るわけでもなくいるだけになっている。

これならば4-1-2-3(4-3-3)でもいいのだが、ボランチにギュンドガン、2列目にロイスと香川、1列目にオーバーメヤン、インモービレ、などを並べてはどうか。

次節はアウエーでバイエルンだがこの状態では大敗必死。

日本のすごいところとムダなところ

2014-10-24 12:43:28 | 日記
先週、日本のバラエティ番組でよくある外国人から見た日本のすごいところを見ていて、なるほどなと思う部分があった。筆者の場合は、オーストラリア在住が長いので、日本とオーストラリアとの比較になるが日本はいわゆるガラパゴス進化が多すぎる。テレビで取り上げられた例をあげてみよう。

①商業地によくある地面にパーキングロックが1台ずつある駐車場
パーキングロックの設置費用を償却するまでどのくらいの期間がかかるのだろうか?

②都営バスのバス停にある次のバスが直前のバス停を出たかどうかを示すデジタル表示
こんなものどうして必要なのか。時刻表だってあるし、バスを待っていればよろしい。

③ガソリンスタンドの過剰サービス
日本のスタンドは、ガソリンを入れてくれて、かつ窓まで拭いてくれる。こんなサービスをしてくれるのは世界中でも日本だけではなかろうか。田舎を除けばシドニー大都市圏にあるスタンドには、日本でいうところのセルフしかない。コンビ二を兼ねているスタンドが多く、どんなに大きくてもレジを入れても最大スタッフは二人しかいない。日本のスタンドはせまいくせ4-5人はいる。


とにかく日本のものはインフラも含めて、不必要な進化が多い。そのために国内需要が大きくなっているのか、コストがかかり物価が高いのか分からないが、どうみても無駄が多い。

極め付きは居酒屋でよく聞く、「いらっしゃいませ」という店員からの雄たけびの連呼である。うるさいことこの上ない。文化の違いといえばそれまでだが、あんな連呼をする店は日本でしかありえない。

ヴェローナ vs ACミラン

2014-10-20 09:36:10 | 日記
本田が2ゴールの活躍を見せてACミランがアウエーで3-1で快勝した。本田がセリアAの主役とかメデイアは手放しで褒め称えているが、得点ランクのトップタイではあるが、試合をよく見ていると本田の動きはさほどよくない。

まず足が遅い。スピードがないのは分かっていたが、4-3-3の右ウィングというポジションとしてはあまりにも遅い。それに守備への貢献が薄い。右SBのアバテという選手がいいので、それにかなり助けられているというか本田の守備への難が目立たなくなっている。

またスーパーなスルーパスを出すわけでもなく、積極的にミドルシュートを打つわけでもなく、右ウィングとしては可もなく不可もなくである。

この試合もたまたまDFラインの間を通すパスが本田に届いて、それを決めただけである。もちろんそのパスを受けた本田のポジショニングもよかったし、フィニッシュまで行ってちゃんと決めた本田も賞賛に値する。しかし決して本田が一人で決めたゴールではないということだ。

ただこの試合の中で本田のシュートチャンスは2回しかなかった。その2回とも決めて2ゴールしたのは立派。少ないチャンスを決められる、少ないチャンスがちゃんと自分に回ってくる運の強さもある。

なんとなく得点できているだけだから、決してセリエAの主役とは思えないが不思議な本田の活躍である。

ドルトムントでの香川

2014-10-19 13:15:20 | 日記
最初の試合でまずまずのプレーをした香川であるが、リーグ戦では3連敗とチームも香川もぱっとしない。香川が入って来てから負け癖がついており、これがセリエAならばメデイアから戦犯扱いされているでしょう。

もっともドルトムントは攻撃もぱっとしないが、DFはもっとひどいので決して香川一人の責任ではないし、ロイス、前線でも中盤でも主力の選手が離脱していたので、その責任を一人では負えない。

しかし、香川のプレーもぱっとしない。その理由は香川がボールを持っても相手への脅威になっていないからだ。マークがきついことは分かるが、それを跳ね除けてのトップ下である。香川はボールを受けても自分で仕掛けようとせず、すぐに周囲にパスを出す。香川からのパスをもらった味方もぱっとしないので、すぐにボールロストとなる。

以前ならばボールを受けてすぐにシュートコースを探すなり、自分でつくりだしていた。それが今はない。もっとゴールに貪欲だったし、エゴイストだった。現在の香川のプレーを見ていてもとてもエゴイストには見えない。

ドルトムントの攻撃が劣化した最大の理由は、レヴァンドフスキーの代わりに誰もなれていないことだ。バイエルンでのレヴァンドフスキーのプレーはポストもこなし、楔にもなり、壁パスも協力して相変わらずのスーパーな選手である。ロッベンとレヴァンドフスキーの二人だけで点が取れてしまう。

ドルトムントでは1トップと2列目の誰か一人の二人だけで点は取れない。レヴァンドフスキーを取られたコストはあまりにも高かった。

このままずるずると負けが混んで年末までにCL圏内浮上の兆しが見られなければ、クロップ解任もありえるのではないだろうか。香川にとってその代償はあまりにも高いだろう。