サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

ジンバブエ人の気概

2021-01-10 09:25:04 | 日記

ジンバブエと言う国を筆者はよく知らない。職場の同僚にジンバブエ人がいるので、国の歴史、黒人としてオーストラリアに住む気概を説明してもらった。まずジンバブエに限らずにアフリカ諸国は決して昔から後進国ではなかったという。ヨーロッパ諸国に本格的に植民地化されたのが18世紀、奴隷制度などがあった。独立し始めたのが1960年代。そして多くの国で内戦の多発。

 

だからこの失われた200年あまりがなければアフリカは順調に発展できたはずだし、ジンバブエに関して言えば古代から独自の文化が発展していた。ジンバブエとは石の館という意味で西暦1000年ごろからの文明があった。

 

この写真はグレート・ジンバブエ遺跡である。かなり大掛かりな石の移籍で、同僚君にとってはこの移籍はジンバブエ人の誇りである。

 

シドニーの北部、車で2-3時間にある地域はセントラルコーストと呼ばれ、田舎だが気候も温暖で不動産もシドニーよりは安いので、リタイアしたらそこに移住しようと考える人も多い。筆者もたまに遠出したりする。難点は移民がほとんどいないことだ。大きなショッピングセンターに行くと、99.9%の人が白人で、有色人種は白い目で見られる。

 

当然子供が通う学校も白人だけだろうから、非白人はいじめを受ける。そのような環境には非白人は住みにくい。同僚君は小さい子供が3人いるが、将来的にはこの白人天国のセントラルコーストに住みたいというので、それはやめたほうがいいと話したところ、そんなことはないという。今は白人だけだろうが、将来には黒人、アジア人、インド人で大挙していけばマジョリティを獲れるというのだ。

 

まあ、可能性はゼロではないだろうが、かなり非現実的な話だ。古代文明を誇りとし、黒人としての気概を持つ同僚君の話はいつも面白い。ちなみにこいつはマンUの大ファンである。