サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

新国立競技場とシドニー・オリンピックスタジアム

2022-04-30 17:06:29 | 日記

FC東京とガンバ大阪の試合が新国立競技場で開催されて、FC東京のアルベル監督は新国立競技場での試合をもっと増やしてほしいと記者会見で発言。何が気に入ったのか知らないが、オリンピックスタジアムはフットボールには向かないと思う。これはどの国でも共通だろう。理由をあげてみよう。

 

①器が大きすぎる
オリンピックの開会式用に設計されているために、7万人とか8万人サイズである。そこに陸上トラックが併設されている。このためにスタンドからピッチまでが遠い。そしてこれが一番の問題点だが、ピッチに近いスタンドほど傾斜が緩い。器がでかいのでこうなるのだろうが、フットボール専用ならば10万人サイズでもスタンドの傾斜をきつくして、スタンドからピッチまでを近くする。

 

②交通の便が悪い
これはシドニーの問題かも知れないが、都心から20KMくらい離れた僻地に作られたために、最寄り駅までは近いもののアクセスは最低。それに数万人も押しかけると交通機関が電車だけなので試合が終わってから電車に乗るまでに1時間くらい待たされる。東京の場合はアクセスは最高。

 

③ピッチの状態が悪い
フットボール以外にコンサートなどを催行するために、そのたびにピッチが荒れる。シドニーの場合はラグビーも使用するので、とにかく芝が荒れている。ラグビーとフットボールを併用するのはやめたほうがいい。

 

④今さらながらフットボール専用ではない
陸上トラックを撤去してもピッチ全体のサイズは同じなので、ピッチが大きすぎてスタンドから見にくい。スタジアムはフットボール専用で4万人くらいのキャパがいい。

 

⑤フットボール専用スタジアムを都心に作れ
シドニーには改修工事中のシドニーフットボール・スタジアムがあるが、都心には近いが公園地帯にあり、交通アクセスはよくない。やはりアクセスがよくて、都心に近い立地が欲しい。代々木公園の計画はどうなったのか。

 

 


次にEPLクラブに移籍する日本人選手は誰か

2022-04-29 09:00:30 | 日記

南野のようにめったにしか試合に出られない選手でも、EPLクラブにいると言えるのかどうかは別問題としてEPLでプレーするのはステータスであり選手のあこがれかも知れない。それはまず中堅以下のクラブでも給料がよいこと、上位だけでなく各クラブにいい選手が多く、リーグ全体のレベルが高いからだろう。

 

さてよく日本のメディアに出てくる次にEPLクラブに移籍する選手を考察してみよう。

 

①三苫
まだ正式発表されてはいないが、同じオーナーのユニオンSGからブライトンに移籍するのは間違いない。ブライトンはここまで11位でまあ大したレベルではない。そのブライトンに行き、レギュラーのポジションが取れるかどうか。あくまでも後半途中出場のジョーカーでいいのかどうか。それは三苫自身の満足度の問題かも。

 

②古橋
よくスコットランドの名門であるセルティックで活躍したので、古橋はEPLクラブにターゲットにされているという記事を見かける。セルティックで昨季に活躍したエドウアールというFWがクリスタルパレスに移籍している。彼は今季は16試合に先発して6ゴール。先発と途中出場が交互に来るような準主力だ。

 

クリスタルパレス程度のクラブでもこのくらいの活躍しかできないとみるか、セルティックで活躍したといってもリーグのレベルが違うので仕方がないとみるか。

 

他にも伊東純也とか奥川とか鎌田とか候補は多い。しかしEPLのようにフィジカルが重視されるリーグで活躍できるかどうかは、いってみなければわからないとうことか。

 

今朝のELのSFのウエストハム対フランクフルトでの鎌田のゴールは本当にごっつあんゴールだった。やはり鎌田はEL男だ。

 

EL準決勝で千金弾の鎌田に称賛相次ぐ!

ごっつあんゴールでも称賛される鎌田君。


川崎フロンターレはACLに弱い

2022-04-28 08:43:51 | 日記

昨日、蔚山現代に負けて川崎フロンターレの1次リーグ敗退は濃厚となった。どうしてこういうことになるのか。検証してみよう。

 

①今季の補強が不足
田中碧、三苫、旗手が抜けたあとの補強が不足、あるいは新たな選手がフィットしていない。その結果、戦力がかなりダウンしている。特にDFがひどい。

 

②ACLを軽視しているのか
川崎フロンターレだけがACLを軽視しているとは思えないが、結果だけをみればそうなる。

 

③ACLの鬼門、蔚山現代
川崎フロンターレは蔚山現代を苦手としている。不思議とACLではよくあたる。
今季も1分1敗。川崎がACLで敗退するときは1次リーグでも決勝Tでも必ず相手は蔚山現代である。

 

今回も2試合とも同じように失点して、同じように勝てなかった。どうして対策しなかったのだろうか。いずれもCBの谷口が相手のFWが抑えていれば失点しなかったはず。代表ではいいプレーを見せる谷口は蔚山現代には負けるのか。

 

選手は頑張っているのだろうが、大一番で負けては元の木阿弥。情けなや、川崎フロンターレ。

 

 


エバートンサポの嘆き

2022-04-27 14:01:35 | 日記

イギリス人の友人に久々にあった。職場の元同僚でもう引退してシドニーの北方、車で2時間の距離にある田舎町に新居を買って引っ込んでしまった。たまにシドニーに来て歯医者とかヘアドレッサーなどに通う。2時間くらいだと完全に生活様式を変えるまでにはいかないらしい。

 

さてこの友人はリバプール出身で根っからのエバートンサポである。リバプールにある2つのクラブ、リバプールとエバートンの違いは何かと尋ねると、大した違いはなくマンチェスターのようなものだという。イギリスらしく労働者階級と富裕層のような違いかと思っていたが、単に地域の差だけらしい。

 

さて今季のエバートンは絶不調である。現在18位でこのままだと降格。エバートンは1888年に創設されたフットボールリーグの創設メンバー12クラブの1つで日本流にいうならばオリジナル12である。1950年代に2シーズン2部に落ちたことがあるが、1992年のEPL創設以降も含めて、2部にいたのはそれだけ。今季で2部に落ちれば70年ぶりくらいになる不名誉な記録になる。

 

ベニテスが2022年1月に解任されて以降は、切り札としてフランク・ランパードを新監督として2年半の契約で迎えた。ランパードでだめならばもう誰がやってもだめだろうというのがサポの心境のようで、今季は残り試合も少ないので監督の交代はないだろうというのが友人の予想だ。

 

不調の原因は今季に始まったわけではないらしい。ここからは友人の解説である。補強には金をふんだんに使っている。実際リバプールにクロップが来て以降、エバートンのほうが補強に金を使っている。まあチーム全体を総取り換えできるわけではないので、補強にも限界はあるだろう。しかし適格な補強が全くできないのがエバートンの伝統になってしまった。

 

監督、補強の責任者であるスポーツダイレクター、オーナーの3者に一貫したビジョンというか補強の方針がない。監督はころころ変わるし、監督が好みの選手を連れてくる。しかしその監督が代わればその選手は起用されなくなったりする。

 

たまにオーナーが補強に口出しして新たな選手を獲得するが、現場の監督が起用しない、起用してもフィットしない、などなど。いいところが全くない。やはり問題は監督だろう。過去3シーズンでもう5人目である。2019年12月にアンチェロッティが来た時には、これで何とかしてくれると期待したが、1年半しかもたなかった。

 

アンチェロッティの後任がなんとベニテス。いっそのこと、ドイツの新鋭の若い戦術家のような監督を連れてきて3年くらい我慢すればいいのだ。アンチェロッティなんてエバートンの後にレアルマドリードに行き、今季は優勝目前である。

 

EPLはチームにより試合の消化数が違い、エバートンは32試合消化で16位、17位のチームより1試合少ない。これを逆手に取って残り6試合を頑張ればまだ残留できる可能性もある。なんとかしてくれや、フランク。

 

最後の望み。


ホアキン・サンチェス

2022-04-26 08:24:31 | 日記

べテイスのホアキンが40才を過ぎても来季の現役続行を発表した。クラブと正式に契約を延長したかどうかは知らないが、スペイン国王杯優勝のパーティーで自分で発言したから間違いないだろう。若い若いと思っていたホアキンも40才の親父になってしまった。乾がべテイスにいたころ、乾の細い目をからかっていたのでこれが典型的なスペイン人のアジア人蔑視なんだろうと感じた。ホアキン本人は人種差別をしているつもりはなかっただろう。

 

さてホアキンといえば、2002年日韓WCのQFのスペイン対韓国である。ホアキンはスペインの若手の新星であり、この時20才だった。試合には先発して、延長戦でホアキンがあげたクロスをモリエンテスが決めてゴールのはずだったが、韓国に買収された主審がホアキンはクロスを上げる前にゴールラインを割っていたとして、ゴールを取り消し。

 

PK戦になり、スペイン4人目のホアキンがはずして、韓国5人目のホン・ミョンボが決めて韓国が勝った。試合後にモリエンテスは主審に「これは親善試合ではなくワールドカップなんだ」と強硬に抗議。スペインチームのスタッフが止めに入ったが、誰も止めなければモリエンテスは主審を殴っていたかも知れない。

 

その後FIFAはこのモリエンテスのゴール取り消しを誤審だったと認めている。試合後に誤審と言われても何の助けにもならない。モリエンテスをはじめとしてスペインがあれだけ怒ったのは主審が買収されていたと感じたからだろう。そして自分たちも主審を買収したことがあったからだというメディアの論調もあった。

 

あれから20年。ホアキンがまだ現役とは恐れ入る。2002年WCのスペインのメンバーは、カシージャス、イエロ、プジョー、ラウール、ルイス・エンリケなどがいた。監督をやっているメンツも多いのに、40才ホアキンはまだ現役です。

 

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