サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

オーストラリアに快勝、祝WC出場決定

2017-08-31 22:54:24 | 日記
いやあ、よく勝てたなあ。試合はFOXで見たが、試合前の解説はマーク・ボスニッチ、ジョシュ・ケネデイ、ロビー・スレーター。勝敗予想はオーストラリアに勝ってほしいが、客観的にみて日本が勝つだろうという3人の予想だった。これはホームであること、この試合に勝って決めるというモチベーションが強いことである。

前半は浅野の先制ゴールが決まるまではオージーペースだったと思う。いつ失点してもおかしくなかったし、酒井と浅野の連携がひどく、オーストラリアの両サイドを突くはずが、全然突けない。ほとんど決定機もなくStruggling to penetarateというコメンテーターの表現どうり、突破力なし。

ところが長友からの一瞬のスキをついたクロスに合わせて浅野がゴール。あれは完全にCBのミスだろう。オフサイドと思い込んだのだろうが、オフサイドかも知れない場合はマークをはずした瞬間に終わりだというボスニッチ氏の意見である。

後半はいつ同点にされるかハラハラドキドキ。原口の頑張りから井手口の技ありゴール。時間帯から考えてあれで勝利を確信。

これでオーストラリアとサウジは勝ち点16で並んだが、得失点差でサウジが2点リード。9月5日のサウジv日本のゲームで日本が引き分け以上だったら、オーストラリアはホームでタイに勝てばいいのだが、仮にサウジが日本に2点差で勝つとオーストラリアはタイに4-0で勝つ必要がある。これは厳しい。

つまりすべては日本の戦い方如何になったというわけである。

今日の試合をみて思ったが、戦術、チームとしての完成度などどれをみてもWC本大会で通用するレベルではない。今日のオーストラリアはさほどガツガツ来たようには見えなかったが、結果としては2-0だが日本はかなりあっぷあっぷだった。ここからがハリルの腕の見せ所ということか。

杉本の先発を主張していたセルジオはどんなコメントを出すのだろうか。

サウジ痛恨の敗戦、最後には収まるところに収まる

2017-08-30 10:00:32 | 日記
今朝のUAE-サウジの試合サウジは痛恨の敗戦を喫した。引き分けでも日本には御の字だったのに、負けてくれるとは思わなかった。どこもギリギリの精神状態で戦っているわけだ。

さてこれで俄然日本が有利になったというわけでもない。日本は明日のオーストラリア戦に引き分け以下でもサウジ戦に引き分けでいいのだが、そんな余裕はないのは当然。明日の試合に勝てなければサウジにひっくり返されると考えたほうがいい。

日本がオーストラリアに勝てばその時点でサウジもオーストラリアも勝ち点16のまま。最終戦ではオーストラリアはタイに2-3点差で勝てるだろうから、サウジは日本に大勝しなければならない。とはいえ、日本相手に3-4点差つけて勝つのは難しく、最後には得失点差でオーストラリアが2位に滑り込むだろう。

グループAも韓国がなんだかんだで2位になるだろうから、日本、オーストラリア、イラン、韓国と前回WCと同じメンツが勝ち残るだろう。地力の差で最後には収まるところに収まるのである。

乾と柴崎

2017-08-28 11:05:11 | 日記
リーガの第1節、第2節のエイバルとヘタフェの試合をそれぞれ見たが、エイバルのほうが多少攻撃力が上だが似たようなチームである。乾は左サイドで先発だが、エイバルのゲームプランなのか他の選手とのコンビのためか、エイバルは右サイドでパスをつなぎ、左は乾にロングフィードと割り切っているように見えた。

すると乾へのパスは少なく、ボールタッチも右サイドの選手よりは少なくなる。乾はドリブルでつっかけるいわば飛び道具のようなものだ。乾の欠点はトラップが下手なことで、ボールをトラップして他の選手にパスするスキルが低い。このため乾にボールを渡してもロストが多く、必然的に乾にボールがわたらない。

それに身長も低いのでヘッドでの競り合いに弱く、守備にもあまり戻らない。代表で乾と原口を比較すると献身的に上下動を繰り返す原口と飛び道具の乾では、先発は原口という選択になるのだろう。

ヘタフェの柴崎はボール奪取も鋭く、毎試合2-3回はボールを奪う。柴崎ってこんなにフィジカルが強い選手だったのかと驚く。細かいパスを器用に通し、繊細なプレーはチームで一番うまいのだが、もっとシュートを打ってほしかった。ヘタフェでは4-2-3-1のトップ下だが、トップ下というよりもセカンドストライカーのようなポジションだからボールをさばいているだけではだめ。

ヘタフェは前節0-0のドロー、この試合で0-1で敗戦と2試合で勝ち点1、得点0である。なんとも攻撃力が不足している。エイバルでもヘタフェでも似たような試合展開になるのだが、クリアボールをつなげずにやたらと放り込む。すると中盤ではバウンドボールの競り合いだけになり、スキルのない選手の多いチームはボールを拾えない。その結果、ますます前線にボールを放り込むだけになるが、ポストプレーができる選手がいないためにボールがまったく収まらない。

最後はCFに個人技のできる選手がいるほうがサイドからのクロスにドンと合わせてゴールというパターンで失点となる。エイバルもヘタフェもまったく同じパターンで失点して敗戦。

エイバルのほうがまだましだが、ヘタフェはこんな攻撃では今季の降格一番候補かもしれない。

代表メンバー発表

2017-08-25 11:07:55 | 日記
昨日27人のメンバーが発表された。怪我人が多いためリスク回避のために23人よりも4人も多い。この中からスタメンを予想するのは難しい。ハリルは若手でも起用すると発言しているが、これまでのWC予選で若手を起用してほとんどいいことがなかった。まあそれでも代表に選ぶのだから若手もベテランも関係なくベストチョイスで起用するのは正しい。従って選手起用についてはハリルと心中するしかない。

メンバー発表時の名簿の記載順が選手の序列を表しているそうだが、これは必ずしもそうとはならないだろう。オーストラリア戦についてはコンデイション次第といいたいのだが、以前コンデイションの悪かった清武を起用して批判を浴びていた。

セルジオは杉本を先発で使えと吠えているが、これはかなりの賭けだろう。大迫が使えるのであれば大迫を先発させて杉本はスーパーサブになるだろう。またほとんど試合に出ていない香川よりも岡崎をトップ下に使うべき。

柴崎と乾はリーガの試合が日曜ににあり合流が火曜日になるだろうから、コンデイションからいえばこの二人の先発はない。

すべてはこの週末の各リーグでのプレーと合流後のコンデイションで決めるだろう。いやあ、盛り上がってきたなあ。

日刊スポーツの飛ばし記事

2017-08-24 13:14:06 | 日記
日刊スポーツは連日ハリル解任の飛ばし記事を飛ばしている。オーストラリア戦で引き分け以下ならば田嶋会長が決断して、手倉森か西野がサウジ戦の指揮を執るというものだ。技術委員会の議論を誰かがリークして飛ばさせているのだろうが、2連戦の初戦の後に監督解任なんて可能性が低い。そもそも解任するのであればイラク戦直後だっただろう。

それにオーストラリアに勝てなかったとしても終戦ではない。2試合のうちどちらかに勝てばいいのだ。相撲でいえば星の差1つリードして千秋楽の本割で負けても決定戦で勝てばいいのと同じ理屈である。切羽詰まった状態でのサウジ戦は誰が監督やっても同じだろう。プレーするのは選手である。移動を除けば中3日で戦術を変えようもない。

この2連戦での一番ありそうなシナリオは、29日のUAE-サウジがドロー。日本はオーストラリアとサウジに連続ドロー。結果、日本は2位抜けできる。あるいはUAEがサウジと引き分けてくれれば日本はオーストラリアに1点差で負けてもサウジとドローでいい。現在日本とサウジの得失点差は2点だから同じ勝ち点となってもまだ大丈夫。だからオーストラリアに負けるとしても1点差まで。

それにオーストラリアはドローで御の字だからそれほどガツガツ来るとは思えない。勝つほうがいいと理屈で分かっていても、ドローでもいいという状況になるとモチベーションが下がるものである。

このためすべて29日のUAE-サウジの結果次第である。これでサウジが勝った場合は、日本は2連戦のどちらかで勝たなければならなくなる。最後に来て正念場である。