サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

J1第17節 神戸対鳥栖、川崎対鹿島

2021-05-31 09:42:34 | 日記

昨日はJ1第17節の2試合を見た。この4チームを分析すると以下のとうりとなる。

 

①神戸以外の3チームは守備が固い。前線でのプレスが強くそれがチーム全体を引き締める。神戸の守備は問題外。

②4チームの攻撃の選手の中でもっともスーパーな選手はやはりレアンドロ・ダミアンである。もちろんダミアンにいいパスが出るからこそゴールできるのだが、ポスト役、ハイプレス、ボール奪取など、どれをとってもピカイチ。胸でボールをトラップしてバイスクルシュートなどできるのはJリーグではダミアンだけ。

③鹿島のGK沖はまだまだである。1失点目はレアンドロ・ダミアンと1対1となり、綺麗に股を抜かれた。沖との1対1は股を抜けというスカウティングが出ているかも知れない。もっと股抜かれ対策するべき。

 

④神戸の守備はなんとも言えない緩さである。DFラインのパスミスも多い。特に酒井高徳はひどい。ベルギー代表のくせにフェルマーレンもよくパスミスをする。プレスをかけられるとあたふたするGKの前川のセットは本当にひどい。この守備の緩さが低迷する順位の元凶である。

 

川崎対鹿島の合計3点のうち、2点はVAR判定だった。VAR判定を待っている間のあの間延びした2-3分間はいやだな。

 

 


チェルシー戴冠

2021-05-30 08:36:42 | 日記

昨日は娘の結婚式があり、深夜まで忙しかったので今朝のCL決勝のことをころっと忘れていた。ニュースを見ると大方の予想を裏切ってなんとチェルシーがCITYを1-0で下し、2度目のCL優勝を決めた。あれ、初優勝かとばかり思っていたが2度目だったのか。

 

この試合で目立ったことはヴェルナーが外しまくっていたことと、カンテの相変わらずの活躍だね。チェルシーにはメッシとかCR7はいないけど、渋い選手が多い。生観戦するとすれば、マンCITYの試合とチェルシーの試合のどちらかが見られるという選択肢があるとして、やはりCITYを選ぶ。

 

チェルシーのCL決勝で思い出すのは、2008年のモスクワでのマンUとの決勝だろう。PK戦となりジョン・テリーが最後のPKを失敗。ジョン・テリーはチェルシーで2012年にCL決勝に進み、バイエルンミュンヘンにPK戦で勝ち優勝している。チェルシーのCL決勝はPK戦となるとばかり思っていたが、今回はPK戦にはならなかった。

2008年のモスクワでPKを失敗して、涙ながらに謝罪したジョン・テリーの姿は今だに忘れられない。CLで優勝することはそうそう簡単なことではないし、多分WCで優勝するよりも難しいかも知れない。4年に一度の短期の大会とほぼ1シーズンを使い、通常のフォーマットならば決勝まで12試合をこなし、そして一発勝負の決勝という合計13試合をこなすCLでは難易度はやはりWC優勝よりもしんどい。

 

それにベスト8以降は難敵が出てきて針の穴を通すようにして勝ち抜く。こういうしびれるようなCLを制覇することは、やはりフットボーラーとしての夢だろう。日本人選手がCL決勝でプレーすることをいつかは見てみたい。


無意味な2次予選 ミャンマー戦

2021-05-29 07:49:18 | 日記

10-0の試合は本当にやる意味がない。モンゴル戦の14-0,夕べのミャンマー戦の10-0はWC予選という公式戦だからやるしかない。本当に時間の無駄である。コロナ禍でしかもミャンマーは政情不安定な中でわざわざ日本まで遠征してきてくれた。そのことには敬意を表したい。しかし2次予選の愚かさは別問題である。

 

今回は3次予選に12チームが進むが、それならば半分の6チームは2次予選免除にして、3次予選から登場にすればいい。残りの半分は2次予選からの勝ち残りとする。2次予選免除は直近のWC出場国とプラスアルファでいいでしょう。

 

今回のフォーマットでいえば、日本、韓国、オーストラリア、イラン、サウジともうひとつが2次予選免除となる。きわめて順当だろう。ヨーロッパ予選でもサンマリノ、フェロー諸島、モルドバ、なんかも対戦したくない相手といえるが、それでもしっかりと予選に組み込まれている。これはもう仕方がないことかも知れない。

 

大迫がいくら5ゴールあげても、誰もほめないよ。


メルボルンでロックダウン

2021-05-28 10:21:30 | 日記

今週に入ってからメルボルンにて新規感染者が増え始めて、昨日の夕方までで25人まで増えた。その結果、ロックダウンが始まった。たったの25人ではあるが、インド変異株が混じっているようなので、州政府はかなり神経質である。

オーストラリアののロックダウンはかなり厳しく、メルボルンに入る国内線もほぼ停止、家族以外の訪問者の禁止、レストラン、カフェはテイクアウエーのみなど、厳しい行動制限がかかっている。昨日のメルボルンだけのPCRテストは空前の47000件である。

 

さてここで疑問が沸き起こる。このようにコロナに過敏に反応するオーストリア人だが、東京五輪には選手団を派遣するのだろうか。たったの25人程度の感染者でも国内線が止まるのに、毎日数千人も新規感染者が出ている日本には選手を送るのだろうか。これは大いなる矛盾である。

 

オーストラリアは水泳に強く、仮にオージー水泳チームが不参加となればかなりのインパクトだろう。国民の生命を守ることにオーストラリア政府は過敏になるから(まあ当然ではあるが)、オーストラリアは東京五輪には参加しないことを予想します。

 


広島対浦和 忍者ユンカー

2021-05-27 08:38:35 | 日記

夕べのJ1第16節 広島対浦和は2-2でドローだったが、ユンカーの出る試合を初めてみた。この試合でもユンカーはゴールを決めて、デビュー以来4試合連続ゴールの25年ぶりの記録を作った。身長187cm、体重76kgとスリムだが、一言で形容すれば忍者である。

 

浦和のフォーメーションは4-2-3-1でユンカーは1トップ。前半は広島がプレスをあまりかけず浦和にボールを持たせた。浦和はGKからボールを繋いでいくが、有効なパスが入らずミスも多い。それでも前半15分にクロスに相手のDFと交錯してユンカーが主審にファールを取るようなしぐさを見せた。そのせいでプレーが一瞬止まった。しかし主審は笛を吹いていない。その一瞬のスキにユンカーがこぼれ玉をシュートしてゴールを決めた。

 

ちょっと卑怯なプレーのようだが、主審が笛を吹いていないのに勝手にプレーを止めた広島のDFが悪い。試合全体を通じてユンカーの決定機はこのくらいしかなかった。後半は広島がギアを上げてプレスを強くして、浦和が守勢に回り2-2のドローに終わった。

 

ユンカーはさほど足が速いわけでもなく、フィジカルが強いわけでもない。背が高いから空中戦に強いはずだがユンカーにハイボールを合わせるわけでもない。ボールがあまり出てこないので時折中盤に降りてくることもあるので、1トップで張っているだけでもない。かといって左右に流れてトップ下にスペースを作るというわけでもない。

 

なんというかつかみどころのない選手である。毎試合ゴールを決められるわけだからゴールに対する嗅覚がいいのだろう。それはポジショニングであり、こういうプレーのときはこぼれ玉がここにくるからそれを狙う。こういう感覚のFWなんだろう。これは一種の才能だろう。

 

ゴリゴリのフィジカルの強いDFが多いリーグではだめかも知れないが、JリーグのようにCBが緩いリーグならばかなりの活躍ができるタイプの選手だ。まさしく忍者ユンカーである。