大晦日とコロナ感染拡大

こちらの大晦日は真夏なので暑い。しかしこの夏は冷夏のようなもので、本来ならば３５－４０度くらいの猛暑があってもおかしくない時期だが、せいぜい３０度くらいの日だけ。過ごしやすいのではあるが、真夏らしくないのも感じが悪い。

 

さてオーストラリアではこの１週間で各地でコロナが感染爆発で、シドニーのあるNSW州では昨日はなんと２１１５１人と過去最多を更新。一昨日は１２１８２人だったし、1週間前は６千人程度だったので、3倍に急増したことになる。これはいくら何でもひどい。メルボルンのあるVIC州は昨日は６千人くらいで、他の州の数字はまだ出ていないが、多分全国で３万人くらいはいっているだろう。

 

1か月前にオミクロン株の拡大により、1月末には全国で２５，０００人まで拡大するという予想がでていた。まさかそこまでいかないだろうと思ったが、その予想を1か月も前倒しでクリアしてしまった。この調子だともっと増えるかも知れない。

 

PCR検査は長蛇の列だし、結果が出るまで４，５日かかるので抗原検査をするわけだが、１箱５セット入りで５千円くらいだが、ぼったくりの薬局が出てきて、それを１セットずつばら売りにして１セット２５００円くらい売り出している。つまり標準価格の２．５倍というわけだ。

 

それでもどの薬局に行っても売り切れ状態。オンラインで買えないことはないが、いつ届くかも分からない。ＰＣＲだろうと抗原だろうと、検査もなかなかできないわけだ。それでも１日で２１１５１人の新規感染者とは驚いた。この人たちはどうやってPＣＲ検査をしたのか不思議でならない。ドライブスルーならば最低４，５時間待ち。検査所の行列でも２，３時間は待つ。

 

結果が出るまで４，５日かかるわけだから、昨日の数字は12月２５日から２７日の間の検査だろう。12月２５日から２８日は４連休で閉鎖していた検査所も多いので、明日以降の発表はもっと増える可能性もある。

 

ＥＰＬではアルテタ監督、ステイーブン・ジェラード監督、パトリック・ビエラ監督の３人の監督がコロナに感染した。アルテタだって感染するんだから、シドニーで感染が増えるのも当然かと納得してしまう。

１TEST　２５ドルにばら売りされた抗原検査キット。ぼったくりである。

 

グルグル円陣

高校選手権の1回戦、高川学園対星稜で、高川学園がグルグル円陣からFKを決めたという記事がサッカーダイジェストで出ていた。はて、”グルグル円陣”とは何ぞやと不思議に思い、添付されていた動画を見たが別に円陣の中にいる選手がFKを蹴るわけではなかった。

 

ノルウエーのアナリストが面白いと反応したということだが、キッカーが蹴ったクロスに円陣の中にいた選手が頭で合わせてゴールを決めた。つまりマークをずらすために４，５人の選手がゴール前でわざと円陣を組んでグルグル回り、相手のDFを攪乱したわけだ。

 

面白いという前に姑息な感じもするが、これに引っ掛かるほうも間抜けだ。似たようなFKになでしこのFKを思い出した。なでしこは円陣でもなく、グルグル回らないが、FK,　CKの際にPA内で４人くらいの選手が横ではなく縦にくっついて列を作る。キッカーが蹴った瞬間にその縦列が散らばる。”バスの停留所”とネーミングしていたはずだが、要はマークをずらすための攪乱である。縦列がどうして停留所になるのか意味不明だが、面白い発想だと思った。

 

しかしグルグル円陣は姑息というか、ここまでやるかなあという感想を持った。プロのチームがこれをやれば世界中の物笑いとなるだろう。

 

https://twitter.com/i/status/1476184958326743042

悲惨なシドニーのコロナ感染拡大

シドニーのあるNSW州では昨日のコロナ新規感染者が１１２００人と前日の６２００人からほぼ倍増。メルボルンのあるVIC州、ブリスベンのあるQLD州、アデレードのあるSA州でも１０００人から２０００人前後出ていて、全国で１７０００人前後を記録。もちろん過去最多である。

 

NSWではこれまでの最多は今年8月の２７００人ぐらいだったから、それと比べると４，５倍に増えているわけだ。今週はホリデーシーズンのためにシドニーから他の州、たとえばゴールドコーストなどで空路、陸路で移動する場合は、PCRテストでの陰性証明が必須。そのためにPCR検査をする人が爆発的に増えて、ドライブスルーでは４，５時間待ち。検査結果はこれまでならば12時間から２４時間で出ていたのに、現在は４，５日かかる。

 

そのためQLD州では陰性証明は抗原検査でも可とする通達を出した。しかし近所の薬局を調べると抗原検査キットはどこでも売り切れている。もし職場から検査をしろと要求されてもPCR検査はできないし、抗原検査キットも入手できない`という悲惨な状況である。

 

先週の金曜日に職場の同僚が抗原検査で陽性が出て、その日のうちにPCR検査に行ったがその結果がまだ出ていない。仮にこの同僚がPCRでも陽性となれば、筆者もPCR検査を要求されるので、びくびくしている。PCR検査をすれば結果が出るまでは職場に出禁となるし、結果が出るまで３－４日もかかるのであれば突然休暇扱いとなる。なによりもドライブスルーに４，５時間も行列するのはいやだ。トイレに行きたくなればどうすればいいのか。

人口が２５００万人くらいのオーストラリアで１日に１７０００人も感染者が出るということは、人口比でみれば日本で６万人くらい感染者がでるということになる。悲惨さがよくお分かりいただけるだろう。

 

ここまで感染が拡大しているのに、州政府からはロックダウンするという発表はまだ出来ない。一体、どうなっているのか。

 

ドライブスルーは４，５時間待ち。

 

 

 

 

 

小川航基

ジュビロの小川航基が横浜FCに完全移籍することが発表された。せっかくジュビロがJ1に復帰するのに、移籍先がJ2に降格する横浜FCではベクトルの方向が違うようにも見える。しかしそれが小川の現在の立ち位置なのだろう。

 

小川といえば、２０１６年、２０１７年ごろのユース年代の代表での活躍だろう。２０１６年のAFC　U-19大会では日本の優勝に貢献した。しかし２０１７年のFIFA　U20大会では初戦の南ア戦でゴールを決めるも、第2戦のウルグアイ戦で負傷した。この大会で活躍した堂安はその後オランダに移籍したが、たらればではあるが小川が負傷せずに堂安と同じような活躍ができていれば、海外移籍していたかも知れないし、少なくとも横浜FCに行くことはなかった。

 

この時のU20の代表監督は内山さんだったが、負傷した小川に対して「長いサッカー人生にはこういうことも起こるので頑張れ」となぐさめた。まあもっともな意見だが、小川のサッカー人生は４年経過してステップアップどころかダウンしている。

 

ちなみに２０１７年U-20WCのメンバーには板倉、中山、堂安、富安、三好、遠藤渓太、小川、久保建英などがいる。久保は飛び級で別格としても、現在のフル代表に定着しそうな選手は、板倉、中山、堂安、富安の４人だけ。２２人招集されていたが、久保を含めて５人だけというのも寂しい。

 

久保、堂安、小川の３人は将来的にフル代表の骨格になれる選手だと思ったが、小川がこれほど伸び悩むとは思わなかった。うーん、人生どうなるか分からないという典型のような小川の経歴である。

 

２０１６年U-19のころの小川。生意気なガキだった。

 

近づいてくるコロナ

最近シドニーでのコロナの感染爆発に伴って、筆者の職場、知人などでコロナに感染する人が出てきた。これまではコロナ感染といってもどこか遠くで起こっていて、他人事だったがそうもいかなくなってきた。

 

①息子の職場の上司が感染
この上司さんは2か月くらい前にも兄弟夫婦、同居している彼の両親が感染していた。また今回は奥さんも一緒に感染。家族の誰かが感染すると家族全体も感染してしまう。息子は自宅勤務であるため感染を免れた。

 

②筆者の職場の同僚が抗原検査で陽性
同僚の一人が先週の金曜日の午後に抗原検査をして陽性になった。そのためPCR検査をすぐにしたが、先週からPCR検査は長蛇の列で、これまで１２－２４時間で結果が出ていたのに、７２時間以上かかっている。この同僚がPCRで陽性になると職場全体、１０人ほどが濃厚接触者となり、全員がPCR検査が必要。このため同僚の検査結果をみんなで待っている。いい迷惑である。

③娘の旅行先で感染発覚
１０日前に娘が友人グループで地方のリゾートに行ったが、戻ってきてから保健当局から宿泊先で感染者が出たので、あなたもPCR検査をするようにと連絡があった。すぐにPCR検査にいったが、結果が出る前７２時間かかり、この間は仕事に行けなかった。結果は陰性だったが、これもいい迷惑である。

 

④息子の友人が感染
メルボルンに在住している息子の友人が感染。筆者の子供たちの友人関係での初の感染者である。

 

 

⑤富安が感染
ハームストリングを負傷して今朝の試合を欠場するのではと予想されていた富安が感染した。２日前のアルテタ監督のインタビューでは怪我人もコロナ感染者もいないと発言していたのに、アーセナルでは富安の他にも２選手が感染。まだ広がる恐れもある。

 

 

オーストラリアでは３回目の追加接種は1月４日以降であれば2回目から4か月後、1月３１日以降であれば2回目から３か月後でもいいとなった。ということは来年は3か月ごとに接種するということなのだろうか。