サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

ぎゅう詰めのヨーロッパリーグ

2015-08-28 08:55:55 | 日記
CLの影に隠れて目立たないELだが、その過密日程をよく知っている人は少ないだろう。UEFAのサイトをみるとよく分かるのだが、本大会に出られるのは48クラブ。その前に予備戦とプレーオフがある。それぞれホーム&アウエーである。

グループステージは48クラブが12組に分かれて、ホーム&アウエーで試合をして各組の1,2位が決勝Tに進出する。だから48クラブが24クラブになる。

24になった時点でCLのグループステージで各組3位だった8クラブがELに降りてくる。その時点で32クラブになる。そこから32クラブで決勝Tとなる。

予備戦から参加して決勝まで行くとすると、予備戦とプレーオフで全4試合。グループステージで6試合。決勝TのSFまでで8試合。決勝が一発勝負だから1試合。合計なんと19試合。本大会からスタートできたとしても決勝まで15試合。ものすごい長丁場である。

CLの場合、グループステージを勝ち抜ければ決勝Tまで進むようなクラブは、スペイン、ドイツ、イタリア、イングランドあたりに限定されてくるので試合ごとの移動距離も短めになる。

ELの場合、CLには進めないような他の国、北欧、ギリシャ、トルコなどが増えてくるので移動も大変である。だからELに予備戦から出る事は一種の罰ゲームのように思えてならない。

伊豆県

2015-08-26 08:13:59 | 日記
ライブドアー・ニュースの中で静岡県民は伊豆半島のことを静岡県ではなくて、伊豆県だと思っている人が多いと出ていた。これはかなりの極論だが、静岡県出身者、それも伊豆地方出身者として解説したい。

筆者の生まれ故郷は三島である。高原も同郷で、小野は西隣の沼津出身、内田は東隣の函南町出身。昔からサッカーが盛んな地域である。もっとも筆者の子供のころは、野球ばかりしていたが。

静岡県は西から遠江、駿河、伊豆と3つの国から構成されている。しかし戦国時代から西の遠江、駿河はまとまった地域として領有されていたが、伊豆半島は神奈川県の相模の一部だった。たとえば遠江は徳川家康、駿河は今川、そして伊豆半島は北条の相模の一部で、相模の城下町は小田原である。

だから方言も西の浜松、静岡はかなり三河弁に近いが、伊豆半島はもっと田舎だから「おめっち」「ずら」といった百姓言葉も多い。どの県でもそうだろうが、隣町とはアクセントが違うなどということもあるのと同じようなものだ。

また伊豆地方の人は三島から新幹線で東京に1時間くらいで行けるので、静岡、浜松には絶対に行かないし東京に行ってしまう。だいたい三島生まれの筆者でも静岡県西部にある掛川、島田、焼津、袋井といった都市の位置関係をよく覚えていない。行ったことがないからである。

これは多分浜松の人も同じで、修善寺、下田などに行ったことはないだろう。筆者の子供のころは、学校の遠足というと今年世界遺産になった韮山の反射炉ばかりだったし、家族の行楽は伊豆のサボテン公園、ちょっと足を伸ばして箱根だった。海水浴は近場では沼津、熱海、伊東など。

かなりローカルな話題ばかりだが、最大の違いは東京電力と中部電力の境目があることだ。東日本と西日本では電圧・周波数が違うが、その境目が静岡県の富士市の西あたりである。このため大雑把にいって富士よりも西が中部電力で東が東京電力である。今はどうだか散らないが、昔は西はナショナル、シャープ、三洋といった関西のメーカーの電気製品が主流で、東は日立、東芝の製品が主流だった。

このように電気といえば中電と考えている人に、東電の文化圏と融合できるわけがないのだ。

好調ドルトムント

2015-08-24 17:15:02 | 日記
BeInsportsでやっとドルトムントの試合を放送してくれたので、夕べのブンデス第2節インゴルシュタットvsドルトムントをみた。BeInsportsはブンデス、セリエA,スコットランドPL、ラ・リーガ、ELなどを放送している。オーストラリアではチャンネルが1つだからなかなかブンデスのみたい試合を放送してくれない。FOXなんて5チャンネルもあるのに。

さてドルトムントが4-0で快勝したゲームだったが、ほとんど面子はかわっていないのにドルトムントの戦術が大きく変わった印象を受けた。

昨季はオーバーメヤン、ロイス、ミキタリアン、そして香川が前線で張っていた。香川はいつも窮屈そうだった。こぼれ玉を待つしかシュートチャンスがなくて、後ろからのボールをトップにあてるだけが多かった。その結果カウンターを受けることも多かった。

今季のここまでを見ると、4-2-3-1というよりも、4-2-1-3である。極端にいえば香川がボランチに吸収されての4-3-3である。その結果香川は前線で張る回数が少なくなり、CBやボランチからのボールを前につなぐいわゆるプレーメーカーに徹している。昨季はこの10番役が機能していなかった。

今季は香川を含めた前線の役割が決まっていて、誰がゴール、アシストしても皆のゴールという意識が共有されているように見える(あくまでも筆者の推測です)。だからボールを持ちすぎたり、こねくり回す選手がいない。どこのチームにもこねくり坊主がいるものだ。

しかし第2節までで勝ち点6、8ゴールといってもまだ強豪とあたったわけではない。ボルシアMGは上位クラブだが、ここまで調子が悪そうだ。今後バイエルンなどの上位とあたってもここまでのような強さを見せれるかどうかが鍵だろう。

幸い、次節はヘルタベルリン、その次はハノーファーと格下が続くのでそこまでは勝ち続けることだろう。もっと昨季はハノーファーにも負けていたが。

ヨーロッパリーグの功罪

2015-08-21 17:16:30 | 日記
毎年CLに出ていたドルトムントは今季はヨーロッパリーグ(以下EL)に出ている。今朝のPOの第1戦は3点差を大逆転した。多分ホームでの第2戦も勝てるだろうから、9月17日からのグループリーグに出られるでしょう。

さてELの問題点は、CLと違い木曜日に試合が組まれることだ。CLが火曜日と水曜日だから必然的にこうなるのだが、木曜日にELに出るクラブは、リーグ戦は日曜日の試合に組まれることが多い。それでも木曜日に出て中2日でリーグ戦だからこれはしんどい。

ELに出るようなクラブは前のシーズンで5位から7位くらいまでだったから、さほど強くない。EL向けによほどの補強でもしないかぎり選手層が薄いクラブは、ELで過密日程に陥りリーグ戦も苦しむことになる。ACLに出るJクラブがリーグ戦で不振になるのと同じだ。

ドルトムントは今朝の試合では日曜日のリーグ戦に備えて、主力を温存したターンオーバーをしてくると予想したが負傷のロイスを除けばスタメンは前節のリーグ戦とほぼ同じだった。POだから必勝体制だったのかも知れないが、日曜日のリーグ戦で同じようなスタメンならば、選手が早くも疲弊してしまうし、試合に出られない控えの選手の不満がたまる。

それに昨季のように主力選手の中で負傷者が出ればそれだけでおかしくなる。

ELのメリットは、優勝すれば来季のCLの出場権が得られることだがそれだけだろう。賞金もたいしたことないしELに主力を出す意味があるのだろうか。それよりもリーグ戦に集中して来季のCL出場権確保を狙ったほうが賢いと思う。ELもリーグ戦も勝ち進むことは無理がある。

岡崎は何ゴールできるか

2015-08-19 10:16:46 | 日記
第2節でEPL初ゴールを決めた岡崎は、何ゴールできれば合格と評価されるだろうか。その鍵となるのは昨シーズンのゴールスコアラーの数字である。

①アグエロ(マンCITY) 26点
②ハリー・ケイン(トットナム) 21点
③デイエゴ・コスタ(チェルシー) 20点
④オースチン(QPR) 18点
⑤サンチェス(アーセナル) 16点

などなど。トップ10タイの選手も含めて12点以上ゴールした選手は12人である。15点以上は上述の5人だけ。QPRのオースチンを除けば上位クラブである。

もちろん同じFWでも1トップとセカンドストライカー、サイドウイングでは守備への負担も違うし、いわゆる王様ポジションにいればゴールへのチャンスも多い。それを一切無視するとして、12点得点できれば岡崎は合格ラインといえるだろう。

レスター・シテイの昨季の得点は46点。38節の1試合平均がわずかに1.21点である。つまり2点とれればいいほうということだ。
なんとも得点力のないチームだったわけだ。これを岡崎が変えられるかどうか。