サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

2022年のサッカー大ニュース

2022-12-31 09:34:37 | 日記

気が付けばもう大晦日である。こちらは新年を祝う習慣がなく、強いて言えば大晦日の夜の花火を見るくらいだ。各大都市で花火が夜9時と24時に上がるが、シドニーではハーバーブリッジのあるシドニーハーバーで上がり、ハーバーブリッジ全体を仕掛け花火で彩る。なかなか見ごたえがある。コロナ以降は中止になったり、規模が縮小されたりしているが、今年はどうなのだろうか。

 

さて2022年のサッカーのニュースを蘊蓄してみよう。

①カタールワールドカップでの日本の16強入り
3連敗も予想された中での1次リーグ首位通過は立派。まあいろいろ言われているが、冷静に考えてみれば亀のようになり守っただけ。2010年南ア大会とイメージは似ている。自分たちのやりたいサッカーで、相手を凌駕できるようになりたいね。

 

②甲府の天皇杯制覇
J2の甲府が優勝したことは大ニュースだった。そしてこれが来季のACL出場を意味するので、誰もが危惧する甲府のACLでの惨敗。ここまでの甲府の補強を見てもピーター・ウタカの出戻りくらいで、ACLだから大補強するというわけでもない。だいたいそんな予算もないだろう。甲府にとっての来季の目標はJ1昇格であり、ACLは罰ゲームだろう。身分不相応だから参加辞退できないのだろうか。

 

③中村俊輔の引退
44才にしてついに現役を引退。横浜FCのコーチに就任。指導者としての力量は未知数だが、中村憲剛とのダブル中村でこらからのJリーグ、代表をリードして欲しい。

 

④CR7のサウジ移籍
CR7のサウジのクラブ移籍が発表された。推定年俸280億円。このクラブはどうやって元を取るのだろうか。広告塔としてもコストが高すぎる。メッシとともにバロンドールを席巻したCR7がサウジに行くとは、信じられない。

 

他にもたくさんあるが、どうしても有名な選手の話題に偏ってしまう。それからブルーロック人気もあったよね。日本のドイツ戦勝利はブルーロックのスピンオフエピソードという話が面白かった。

 

ブルーロック Project: World Champion」TVCMキャラクターにプロ ...


松木さんの観察力

2022-12-30 08:28:36 | 日記

ブラジルのレジェンドのペレさんが亡くなった。享年82才、レジェンドの功績を称え、お悔やみ申し上げます。

 

さてサッカーダイジェストTVで我らが松木さんが白鳥編集長と対談して、松木節を炸裂させている。森保監督の采配の検証、今後のJリーグの未来の予想などだ。松木さんといえば居酒屋解説だし、ファンのような感想しか言わないのでこんなまともなことを言っているのをみたのが初めてだったので、多少驚いた。

 

カタールWCの1次リーグについては、ドイツ戦はドイツは本調子ではなかったこと。ネーションズリーグのころからドイツの得点力不足は分かっていたし、フランス、イングランドなどと比べて力が落ちるので、日本がドイツに勝ったことには驚かない。

 

コスタリカ戦はドイツ戦に勝った勢いで、同じメンバーでいくべきだった。2試合目を勝ち、勝ち点6に乗せていればスペイン戦はローテーションも含めてもっと楽に戦えた。従ってあんなにメンバーを変更したのは間違いだった。

 

スペイン戦は、パス回しに固執してシュートが少ないスペインは、往年のレベルではなく、やはり他の強豪国よりも劣ること。

 

というようなことを解説してくれた。他のチャンネルでもコスタリカ戦での大幅なメンバー変更を批判していたし、先発させた相馬などがほとんど機能していなかったことを考えれば結果論ではあるが一理ある。ただこの試合に勝っていればこんな批判は出てこない。

 

徹底討論チャンネルにも出てくるし、松木さんの分析は本物だと感じた。居酒屋解説だけではなかったのだ。

 

カルビー 88-89日本リーグサッカー 松木安太郎 19 | まんだらけ ...

若かりし頃。

 


森保監督続投とハイメ・ロサーノ

2022-12-29 10:02:39 | 日記

森保監督の続投が正式に決まり、コーチには名波浩に打診が行き、中村憲剛も候補の一人といった記事が出ている。名波をコーチにするということは、将来的に代表監督として育てたいということなのかも知れない。名波の場合は、選手としての実績は申し分ないが、監督としてはパッとしなかった。名選手と名監督は違うという典型だし、ジュビロの戦力では誰が監督でも同じだったかも知れない。またクラブチームと代表では役割も違うだろう。

 

本当に名波が代表コーチになるのであれば、攻撃面のコーチだろう。それよりも中村憲剛のコーチに期待したい。戦術オタクだし、レジェンドとしてのカリスマもある。30才くらいまでの選手には名波よりも中村憲剛のほうが馴染むだろう。三苫、田中碧、守田などのフロンターレ勢もやりやすいかも知れない。

 

さて2021年の東京五輪の直後に、メキシコ五輪監督だったハイメ・ロサーノに日本代表やJクラブからオファーがあったという報道が相次いだ。なかなかの戦術家で、東京五輪で1次リーグで日本に負けたが、3位決定戦では日本の弱点を徹底的に分析して見事に銅メダルを獲得。こういう人が日本代表の監督になってくれればと期待していたのだが、結局日本には来なかった。

 

現在何をしているのか、東京五輪以降の足跡を調べても出てこない。トランスファーマルクトで調べると所属先なしと出ている。メキシコのクラブチームでも監督できる能力はあると思うが、希望のポジションが空くのを待っているのか。

 

森保さんに2億円の年棒を払うのであれば、ロサーノならばもっと安くても来てくれるだろうし、それだけの価値のある男だと思う。日本に来てくれないのが残念でならない。

 

なかなかのイケメンだ。


井手口セルティック退団へ

2022-12-28 09:41:02 | 日記

誰もが分かっていることだが、井手口はセルティックを1月に退団して日本へ戻るという記事をHITCというイギリスのウエッブメディアが配信している。この記事の中で、井手口はリーズと同様の結果になったこと、今シーズンはまだ公式戦の出場がなく戦力外になっていることなどを説明している。

 

ちなみに井手口は11月のセルティックのシドニーツァーでシドニーFC戦の前半45分に出場した。これが最後の試合となった。今年1月にセルティックへ完全移籍したものの、ポジションを取れずに、出番も減っていき今季は出場なし。ガンバ大阪から移籍金1億2千万円程度だったので、井手口がどのような形で日本に戻るのか知らないが、どのクラブもこの金額は支払わないだろうから、やはりガンバ大阪へのレンタルになるのだろう。

 

セルティックは井手口の代わりにマリノスの岩田を獲得するようだが、前田、岩田はポステコのマリノスつながりだから理解できる。旗手も川崎フロンターレ、東京五輪での活躍から理解できる。しかしセルティックが井手口を獲得したのがどうしても理解できなかった。

 

2018年1月にガンバ大阪からリーズへ4年半契約で完全移籍。ぱっとせずに2019年8月にガンバに出戻り。2017年8月のWCアジア予選のオーストラリア戦でゴールを決めたが、そのゴールが当時オーストラリア代表監督だったポステコの頭から離れなかったのか。

 

まだ26才だから地道にガンバで活躍していけばいい。さすがに海外移籍することもないだろう。どうして海外で適応できなかったのか、本人にインタビューして欲しい。

 

 

ideguchi

この髪形がいけなかったのか。


週末雑感 三苫と谷口

2022-12-27 10:24:58 | 日記

EPL第17節 サザンプトン対ブライトンは1-3でブライトンがタレントの多さを見せつけた。三苫は4-2-3-1の左ウイングで先発、フル出場。ブライトンにはワールドカップに召集された選手が8人。サザンプトンは2人。これだけでもタレントの差が分かる。サザンプトンは最下位だから当然の結果ともいえる。

 

ブライトンが前半に2点、後半にも1点追加して0-3として後半に1点返されたものの、1-3で完勝。三苫は合計3回の決定機があったが、決めきれなかった。特に後半のヘッディングシュートはほぼフリーだったので悔やまれる。いくらドリブルでかき回すことができてもゴールがなければ評価されない。

 

後半残り10分くらいの三苫タイムで、ゴールから20メートル外からいわゆるゼロから100までのフェイント、ドリブルは見ていて実にエンターテインメントである。しかしあれでゴールがあればもっといい。単なる曲芸に終わっているのが残念。残り10分くらいにならなければああいう曲芸はしないので、監督の了解があるのだろう。

 

谷口はカタールのアルラヤンに移籍が決まる、カタールに向けて出発した。31才でカタールで終わるつもりはなく、さらに上を目指すというコメントを聞いてちょっと驚いた。上とはヨーロッパへの移籍を意味しているのだろうが、カタール行きは年俸も上がり、所得税のないカタールで2シーズンくらいプレーして金を貯める計画なのかと想像していた。

 

暑さのためにスタジアムは閑古鳥のカタールリーグだし、年俸の良さしかカタール行きの理由が見つからない。谷口選手の活躍を祈ります。

 

もっとゴールを決めてくれ。