サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

J1第1節 神戸対ガンバ大阪

2021-02-28 08:57:09 | 日記

夕べの開幕戦、神戸対ガンバ大阪を見たが、戦力から言えばガンバのほうが圧倒的に有利かと思ったが結果は1-0で神戸が勝った。これは意外な結果である。簡単に言えばガンバの決定力不足と神戸の守備の粘りということになる。

 

前半は神戸がボールを保持するがいつものように攻めあぐねる。イニエスタがいないので、クリエイティブな攻撃が全くない。オフザボールの動きもほとんどないので、プレスを受けるとバックパスを繰り返すだけになる。これではゴールできない。

 

後半になるとオープンな展開になるが、ガンバは攻めてはいるが決定力がない。神戸の守備はもっとひどいかと思ったが、GKの前からが大当たり。CBのフェルマーレンと菊池が粘ってよく守っていた。去年の大崎とダンクレーよりはましになった。

 

しかし神戸の攻撃は実に単調で、前線にロングボールを放り込んでCBとGKの間のスペースを狙うだけ。そこに古橋を走らせる。これではゴールできないだろうと思ったが、ガンバの昌子が簡単に裏を取られて東口が前に出すぎたところを古橋にちょこんとループシュートを打たれて神戸が先制。ガンバの守備のひどさが目立った。

 

それにしても酒井高徳は本当に下手だった。トラップミスしてボールをサイドアウトしたり、パスミスもあったし、神戸だから先発できるというレベルである。大きな口をたたくのだからもっとしっかりとしたプレーを見せて欲しい。


Jリーグ開幕、川崎F対横浜マリノス

2021-02-27 09:30:58 | 日記

まだ観客も制限されているが、今季が開幕。金Jは川崎F対横浜マリノスという好カードだった。前半は川崎が押しまくり2点リード。後半はマリノスが前田と水沼を入れて攻撃的シフトになり、多くのチャンスを作ったが得点できずに2-0で川崎が勝った。前半だけを見れば4-0.5-0になってもおかしくなかった。

 

川崎のフットボールはこれまでと同様に、プレスが強くてボールを取られた後の奪取が早い。また後ろにいる選手の追い越しが多くて複数の選手の連動した動きが目立つ。マリノスは押し込んでいるときでも連動がない。これが差をつけるのだろう。

 

ただし川崎も簡単にボールを取られたり、パスミスもあったし完璧ではなかった。まだシーズン初戦ということで動きがにぶいのかも知れない。しかしこれはマリノスも同じ。

 

今季は清水、名古屋など補強が活発だったチームが有利という見方もあるが、第3節くらいまでみないとそれは分からない。いくらロテイーナ監督といえども弱小チームを突然に強くできるとは思えない。

 

マリノスの高卒ルーキーの樺山は左ウイングで先発起用され、ドリブルを仕掛けたり、面白い動きをしていた。毎試合の先発は無理かも知れないが、若手にチャンスを与えるのはいいことだし、今後の樺山の活躍に期待したい。


酒井高徳インタビュー

2021-02-26 08:24:31 | 日記

NEWS PICKSの配信記事の中で酒井高徳のインタビューが出ていた。タイトルは「日本サッカーは世界のサッカーと全く違う」である。インタビューを要約すると、ドイツから日本に戻るにあたり、選手としてヨーロッパでプレーしていたときのレベルの維持は難しいと覚悟していたということだ。

 

その覚悟は間違いなかったようで、特に守備ブロックから攻撃への転換がJリーグは遅く、ちゃんとできているのは川崎Fだけ。それは神戸もできていない、云々である。まあ彼の言う意味は理解できる。そもそも選手の移籍金を見た場合の価値、選手の年俸はJクラブとヨーロッパの5大リーグの1部クラブでは全く違うので、そこでリーグのレベルを比較するのは無理がある。

 

さてそれならばドイツで8年間もプレーしてきて、ドイツの高いレベルを見に付けた酒井高徳はそういうプレーを神戸で見せてくれたかと言えば、そんなことはない。ミスも多いし、こんなプレーをしている選手がよくブンデスにいられたなという思うこともある。

 

ヨーロッパで体得したプレーをJリーグに還元して欲しいというのがサポの心理だと思う。たとえばイニエスタは弱小神戸にいても、老いたりとはいえ往年のプレーを見せてくれている。またイニエスタがいるからという理由でJリーグが海外から関心を集めることもある。

 

イニエスタと比較するのはかわいそうだが、酒井高徳は神戸、Jリーグに何を還元してくれているのか。ドイツではこうやっていたから、そのレベルに近づこうとチームメートを鼓舞しているのだろうか。別に伝道師になれとは言わないが、日本と世界のサッカーは違うというのであれば、自分がもっと積極的にそのレベルを変えようという気概が欲しい。


アンへリーニョのペップ批判

2021-02-25 08:25:45 | 日記

超ワールドサッカーの記事の中で、ライプツイヒのスペイン人DFのアンへリーニョがペップ批判している。マンCITY時代にペップから起用されずに飼い殺しにされた。ライプツイヒに来てからはナーゲルスマン監督からは重用されて大変ハッピーであるとドイツの「キッカー」に述べている。

 

言いたいことは分かるが、これをメデイアに発言することはよろしくない。ことわざでいうところの「天に向かってつばを吐く」行為である。なぜならば回りまわって他のクラブで再びペップと一緒に仕事をすることもある。ペップが監督でなくてもスポーツダイレクターになることもある。

 

典型的な例がマタとモウリーニョである。この二人はチェルシーで一緒だったが確執があったらしい。そのためにモウリーニョの就任後にマタの出場機会が激減して2014年1月にマンUに移籍した。ここでマタの出場機会が増えてマタは復活。しかしそのあおりを香川が受けた。

 

しかしファンハールの後任にマンUに来たのはなんとモウリーニョだった。どこに行ってもこの二人は一緒になることになっている。マタは再び冷遇されるかと思いきや、主力として起用され続けた。モウリーニョらしからぬ起用方法だと誰もが驚いた。

 

さてマタがチェルシーからマンUに移籍してからアンへリーニョのようにメデイアに前の監督を批判していればどうなっていたか。マンUでモウリーニョと再会した時にひどい仕打ちを受けていたかも知れない。

 

それに前のクラブの監督をメデイアに批判することはあまりみっともいいことではない。他の関係のない監督が’見ても、この選手はこういう批判をするのかと悪印象を受けてしまうし、それが回りまわってアンへリーニョに戻ってくることもありえる。ライプツイヒだって永久にナーゲルスマン監督が続くわけではない。ペップが来ることだってあるかも知れない。


中島翔哉が大怪我

2021-02-24 09:36:28 | 日記

今朝のニュースの中に驚きの悲しいニュースがあった。UAEのアルアインにいる中島翔哉が練習中に腓骨骨折と靭帯損傷の大怪我をして、今季絶望となったようだ。UAEのリーグは通常は8月から5月までだから、今季絶望とは少なくとも5月か6月まで、あるいはもっと長く復帰できない可能性もある。

 

やっと先発起用されるようになったばかりなのに、これほどの重傷を負うとは気の毒でならない。ポルトからアルアインへはレンタル移籍で、今季終了後に51億円の買い取りオプションがついている。ポルトとの契約は2024年までだから、アルアインが金額はともかくとして、買い取りオプションを行使しなければポルトに戻ることになる。

 

問題はこのような大怪我を負った選手を買い取ることがあるかどうかだ。長期間クラブの主力として貢献してきた選手が長期離脱の負傷をしても、クラブの温情で契約を延長してもらえるケースがある。あるいは、今後の活躍が期待できればその選手を応援するために契約延長してくれることもある。

 

しかし中島翔哉の場合はかなり特殊である。アルアインに来てから試合に出場したのも少ないし、やっと存在感を示したばかり。負傷のために状況が変わったということで、ポルトが了解すれば買い取りではなくレンタルの延長でアルアインに残る。これが中島にとっての最善のシナリオではないか。

 

ポルトから追い出されるようにUAEに来たものの、こんなすぐに大怪我をするとは中島にとっては人生を左右する転機だろう。頑張れ、中島翔哉。