サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

Jリーグ第5節 多摩川クラシコ

2024-03-31 06:10:23 | 日記

陳腐なメーミングである多摩川クラシコ。ダービーでいいじゃないか。ここまで不振の川崎フロンターレが3-0で完勝した。しかし完勝と呼ぶような内容ではなかった。川崎のサッカーを見ているとイライラする。相手によっても違うだろうし、引いてくる相手なら難しい試合になる。

 

今はやりの言葉でいえば、ガチャガチャと繋いで横パスとバックパスが多くボールを繋いでいるが、ほとんど前に進まない。相手ががちっと固めているからそうなるのだろうが、点を取るよりも時間を稼いでいるようなサッカーである。ドリブルで仕掛ける選手が少ないし、とにかく攻撃に工夫がない。昨日神戸で2ゴール決めた宮代を呼ぶ戻したほうがいい。

 

一方のFC東京だが、サイドバックの守備が貧弱。右の長友はクロスを簡単にそこから失点。そして2点目も真ん中での競り合いに負けて失点。とても代表に復帰できるようなレベルにはない。左のバークナガンデも緩慢な動きから3失点目に絡んだ。パリ五輪代表だが、この守備では苦しい。

 

川崎はやっと2勝目で5節にして2勝3敗。ここから挽回するんだろうが、もっと素早くボールを前に進めて欲しい。10年以上前に中村憲剛と大久保がいたころの川崎をACLでシドニーで見たことがあるが、サッカーの内容はあまり変わっていなかった。サッカーが細かすぎてシュートが遅い。

 

町田なんてはっきりしている。ロングスローとスピードのあるウイングのクロス。しかしロングスローなんて対策すればなんとかなるように思えるのだが、どのチームも町田に苦戦している。それでもどのチームも真似しない。


Aリーグの財政危機とリーグの拡大

2024-03-30 06:14:09 | 日記

2020年のコロナ禍以降、観客動員もスポンサー料もAリーグでは激減。今季でみれば最も多いシドニーFCでも平均観客数は14000人ほど、少ないクラブは3千人くらいである。おそらく損益分岐点では15000人は必要なはず。だからリーグ全体からみれば財政危機と言える。

 

それにもかかわらず、現行の1部のみ12チームから2部制にする計画が進行中で、財政基盤の弱いクラブを参入させても意味がないという懸念がある。そして2部に参入するであろうローカルクラブはNSW州内にあるクラブばかりで、エスニック色が強い。

 

AリーグができるまではオーストラリアにはNational Soccerr Leagueと言われるリーグがあった。これのリーグはイタリア系、ギリシャ系、クロアチア系などの移民が多い地域でできたローカルクラブで、サポーターも移民の子孫が多い。そしてこれらのチームが対戦する場合、1000人にも満たない観客なのにスタジアム内での観客どうしの乱闘騒ぎが頻発。原因は人種対立である。特にクロアチア人が絡むと騒ぎが起きやすい。

 

そのためにオーストラリアではサッカーというと、移民のスポーツ、観客どうしの乱闘というイメージが定着してしまい、人気も出なかった。それを払拭するためにAリーグは原則として1都市で1-2チーム、移民色は出さないという方針で発足。それは成功したように見えるが、1部のみで12チームだから広がりがない。ましてやそのうちの1チームはニュージーランドのチームである。

 

2部の発足、1部と2部の入れ替えには賛成だが、移民色が強いチームばかりで、地域的な広がりがなければリーグとしては成功しない。AリーグがラグビーリーグのようなNSW州だけのスポーツになってしまう。代表チームは強くなってきたのに、国内リーグは低迷中である。

 

 


イースターとダブルデメリット

2024-03-29 08:25:01 | 日記

今日からイースター4連休である。イースターは毎年日にちがずれるが、3月下旬から4月頭である。GOOD FRIDAY, 土曜日、日曜日、EASTER MONDAYで4連休となる。筆者の仕事はシフトなので、連休は関係なくシフトがあれば仕事になる。24/7、365DAYSだからPUBLIC  HOLIDAYという概念はない。

 

さてこのイースター期間中は普通の人は仕事も休み、学校も秋休みのことが多いので、家族などで遠出する人が多い。このためキャンプのような費用がかからないレジャーに行くのが定番である。キャンプ場はほとんどが海沿い、山沿いなどの都市圏から離れた場所、車で2-3時間の距離になる。これがイースター期間中、特にGOOD FRIDAYはみんなが一斉に出かけるので、普段は2時間で行けるところが、4,5時間かかることになる。どこに行っても車の行列。そしてキャンプ場は人でいっぱい。

 

混雑より怖いのはダブルデメリット・ポイントである。シドニーのあるNSW州は普通免許の場合12ポイントが持ち点で、これがゼロになると免停である。スピード違反などで捕まると罰金以外にポイントを減点される。違反の種類にもよるが、スピード違反ならば2ポイント減点である。減点されてから3年間経過すれば減点されたポイントを返してくれる。これがデメリットポイント。

 

罰金はスピート違反ならば20キロオーバーまでならば1万2千円くらいである。30キロ、40キロオーバーならばさらに高くなる。イースターのような連休になるとこのデメリットポイントと罰金がダブル、2倍になる。これがダブルデメリットである。たとえばこの週末にスピード違反で捕まればデメリットポイントは4点減点、罰金は2万4千円に跳ね上がる。怖い、怖い。

 

クリスマス期間になると12月24日から1月2日くらいまでの10日間くらいがダブルデメリット期間になる。こんな長期間がダブルになると運転するのも恐怖である。ちなみに運転免許証は更新時に1年、3年、5年、10年と期間を選択できる。費用は長くなるほど高くなる。10年は44才以上は不可である。まあ普通は5年である。

 

運転中の免許不携帯は罰金が重く、多分2万円くらいである。ダブルデメリット期間でスピード違反、免許不携帯であれば6万円以上の罰金になる。本当に怖い。

 

 


ビニシウスの涙

2024-03-28 07:59:57 | 日記

レアルマドリードのビニシウスが涙の記者会見を行い、ピッチで起こる対戦相手のサポーターからの人種差別に対して抗議している。解せないのはどうして差別、侮辱がビニシウスに集中するのかということだ。レアルマドリードには他にも黒人の選手はいる。国籍、肌の色は様々だが、アラバ、カマビンガ、ベリンガム、チュアメニ、リュデイガー、メンデイは黒人系の選手たちだ。

 

彼らはピッチで侮辱的なやじなどを浴びた経験があるだろう。それにこのようなやじを飛ばす連中は面白がってやっているのだろう。ビニシウスが反発すればするほど悪化する。またラリーガの主審、リーグはピッチで差別行為があっても毅然とした対応を示さない。だから余計に助長する。

 

ではそうなるかというと、スペインが黒人に対して差別的だからだろう。イングランド、フランスなど黒人が多い国ではスペインほどピッチでの差別行為がゼロとは言わないが、少ない。リーグアンなんて黒人選手が多いので、いちいち黒人選手にやじをしているとチーム全体をやじる必要がある。

 

ビニシウスの取るべき方法はひとつだけ。レアルマドリードを退団してEPLのクラブへの移籍である。PSGでもいい。自分は悪くなく、完全な被害者なのにスペインを追い出されるのは悔しいだろうし、EPLのクラブに移籍してもCLなどでスペインに遠征することもあるだろうから、そこでまたやじられる。もうそんなことは気にせずに心機一転イングランドで頑張ればいい。

 

レアルマドリードのフロントは有効な対策を打てないだろうし、公式声明をだしているだけではらちがあかない。ビニシウスのメンタルを守るためにもEPLクラブへの移籍を模索して欲しい。

 

スペインから脱出したほうがいい。
 
 

WCアジア2次予選雑感

2024-03-27 09:51:49 | 日記

本来ならばピョンヤンに乗り込むはずだったが2次予選第4節だがそれが消滅。オーストラリアはレバノンのホーム扱いの試合をキャンベラで開催。シドニーでの第3節は2-0でオーストラリアが勝ったが、レバノンもそれなりに抵抗したのでいい試合を期待したが、5-0でオーストラリアが圧勝。

 

試合は前半2分でオーストラリアが先制。左サイドからグランダーのクロスを上げて、それに対してレバノンのCBは全く無抵抗。どうしてカットしようとしないのか。そのグランダーのパスを右から走りこんできたオーストラリアのウイングがしっかりと決めてゴール。ずいぶんと簡単なゴールだ。前半はこのままオーストラリアの1-0でハーフタイム。

 

後半になるとオーストラリアがポンポンと得点を重ねて終わってみれば5-0。2次予選なんてこういうスコアでなければならない。日本だった北朝鮮戦は3-0以上で勝つべき試合だった。オーストラリアが強いのかレバノンが弱いのか。

 

キャンベラはシドニーから車で4時間ほど。飛行機で飛べば45分ほど。レバノンはホームで開催できなくとも中東のどこかでできなかったのだろうか。シドニーの後にキャンベラならば移動距離も少なくてお互いに楽だろうが、サウジに頼むとか手はあっただろう。同じ組のシリア対ミャンマーはシリア国内で開催できずにサウジで開催している。

 

ちなみに北朝鮮は第5節と第6節はホームで開催予定。北朝鮮はシリアとミャンマーに連勝すればシリアを追い越せる可能性もある。そうすると北朝鮮が3次予選に出てくるわけで、再び日本と同じ組になる恐怖も出てくる。FIFAは北朝鮮のホーム開催権をはく奪すべきだろう。

 

サブウェイ サッカールーです。明治安田Jリーグと同じようにスポンサーの冠ネームがついている。