サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

女子WC, ESPNの予想

2015-06-30 19:48:28 | 日記
ESPNのサイトをのぞくと女子WCのコーナーがあり、昔活躍した女子選手などによる準決勝以降の展望をしている。まず評論家11人による準決勝の予想は、

ドイツVアメリカ  ドイツに9票、アメリカに2票
攻撃力はドイツが圧倒していて、アメリカはGKソロの活躍が必須と出ている。

日本vイングランド  日本に11票、イングランドに0票
ただし日本は得点力不足なので1点差の僅少差になる。

優勝はドイツvアメリカの勝者になるというのが全員の一致した意見。
なぜならばドイツ、アメリカ、フランスの山は世界ランク1,2,3位が集まりとてもタフ。それに対して日本の山は日本、オーストラリア、カナダ、イングランドなど見劣りするメンバーばかりで、日本が勝ち残って当たり前。

まあ至極まともな予想でしょう。今大会のアメリカはワンバック依存がそのままだし、ワンバックは前線に張っているだけだから守るほうはCBが空中戦に強ければ問題ない。

ドイツは前線も中盤も人材が豊富だし、攻撃力は強烈。

日本はイングランドには勝てると思うけど、決勝はアメリカでもドイツでも大苦戦することでしょう。


コッパアメリカ SF チリが決勝進出

2015-06-30 12:07:29 | 日記
SFの第1試合はチリvペルー。コッパアメリカはホスト国がグループ1位ぬけで勝ちあがれば、決勝まで同じ会場に残れるという分けの分からない規定になっていて、チリがその恩恵を受けている。

試合は前半20分くらいにペルーのCBが退場になった。かなり厳しいレッド一発だったが、その前にもこのCBはイエローを受けていてあまりにも不容易なファールをおかした。そして前半にチリが先制。

10人の相手に1点リードだから後半は楽々チリが逃げ切れると思ったが、ペルーも気迫を見せた。特にこの日のファルファンはキレキレだった。後半60分には右からのクロスに対して、ペルーのFW(多分ゲレーロだと思うが)と競い合いチリーのCBメデルがクリアミスしてOGを献上。これで同点。

チリーはサンチェスのスーパーなパスを中心にして攻めるがなかなか引いて守るペルー相手に得点できない。しかし同点のわずか4分後にはチリが玉際の強さからボール奪取して、バルガスがこの日2点目のスーパーなミドルを決めて勝ち越し。そのままチリが逃げ切った。

70分あまりを数的不利で戦ったペルーだが、猛烈なプレスと玉際の厳しさで気迫を見せた。またチリもそれに負けない気迫。このくらいのプレスの強さが日本代表にも欲しい。

このコッパアメリカという大会は、WCやユーロと比べてどうも違和感がある。サッカーの種類が違う。メッシが主審にどうしてファールを取らないのかと疑問をぶつけたところ、ここは南米だと言われたそうだが、この一言がコッパアアメリカを表現している。

当たりの激しさもさることながら、選手による悪質なファール、シュミレーションもひどい。また選手が興奮してすぐに小競り合いになる。WCでも毎試合がこんな様相を見せない。

いつも仲が悪い宿敵、お互いにののしりあう隣人と喧嘩をしているような雰囲気である。

コッパアメリカ QF ブラジル敗退、なでしこベスト4進出

2015-06-28 11:34:03 | 日記
QFの4試合目はブラジルvパラグアイ。ブラジルはネイマールの代わりにロビーニョが先発。31才のロビーニョのセレソン復帰、それがネイマールの代役とはロビーニョも嬉しいだろうが、若手に他の人材がいないのもブラジルの悩み。

さてそのロビーニョがパスをうまく回して前半にブラジルが先制。これで追加点がとれればそれで試合は決まりだったのだが、後半27分にPA内でテイアゴ・シルバがハンドでPKを取られてパラグアイが同点に追いつく。

延長戦のないそのままPK突入でブラジルが二人はずしてパラグアイにPK負け。ブラジルは実に情けない負け方をした。結局ブラジルはネイマールがいないとだめで、ネイマールがいてもその短気な正確で試合を壊される。ネイマールともうひとり救世主のようなスター選手が出てこなければブラジルの浮上はないようにも思える。

それでもパラグアイはちゃんと追いついてSFに進出。コッパアメリカのレベルの高さというか各チームの力の拮抗を見せつけた。


女子WCはなでしこが後半42分に岩淵の値千金のゴールでオーストラリアとの接戦を制した。こちらのテレビのニュースなどでは、オーストラリアの前線の選手のスピードで日本のDFをぶっちぎるということを盛んに宣伝していた。たしかにオーストラリアの3トップは早かったが、猛暑のコンデイションのためにスタミナ切れするのも早かった。

FWのスピードに頼るだけの攻撃はそれがガス欠起こすと他に工夫がなくなる。日本の選手のスタミナに敬服。

SFは地元カナダを下したイングランドと対戦するが、カナダvイングランドを見た限りではアメリカやドイツのようなスーパーな選手がいるわけでもなく、日本が普通にパスを回してサイドから丁寧に崩していけば必ず勝てるはず。

決勝はやっぱり日本vアメリカになると予想する。

コッパアメリカ QFアルゼンチンvコロンビア

2015-06-27 13:12:12 | 日記
レベルの高い好試合を期待したが、アルゼンチンが圧倒的にボールを支配し、細かいパスをつないでシュートを浴びせる。コロンビアは堅守という削りまくって引いて守る。90分で0-0となり、アルゼンチンにとってフラストレーションがたまる試合だった。

延長戦がなく直接PK合戦となり、双方がはずしまくって最終的にテベスが決めてアルゼンチンが制した。PKはずしたコロンビアの選手はマフィアに殺されないだろうか。

この試合もひどい審判だった。メキシコ人の主審は前半最初から足をひっかけようが手で引っ張ろうがイエローどころかファールも取らない。選手たちが抗議すると選手にイエローを2枚出した。前半だけで6枚もイエローを量産。

後半になりやっとファールを取り出して90分でイエロー8枚の乱発。ひどい主審だ。決勝Tになってから3試合連続で下手な主審がでてきて決勝なんてどうなるのだろうか。

さすがのアルゼンチンもコロンビアが引いてしまうと攻めようがない。メッシはDFが3枚いても強引にドリブルで突っかけていくし、もう少し工夫が欲しい。まあそれがメッシの魅力なんだろうが。

コッパアメリカ QF ボリビアvペルー

2015-06-26 11:27:48 | 日記
ペルーはコリンチャスのゲレーロのハットトリックで3-1とボリビアを蹴散らした。ボリビアは攻守の切り替えが遅く守備がゆるい。特にCBのポジションが悪く簡単に振り切られてしまう。ペルーの3点目などボリビアのCBの横パスをゲレーロにかっさわれての失点。まさに自殺パス。

ペルーのファルファンはFKから2度もバーをたたくなど運もなく、いいパスは出すもののシャルケで怪我をする前の状態にはまだ戻っていないように見える。

後半ATには小競り合いが起きた。言葉が同じためか南米どうしの試合はエキサイトするとすぐにアグレッシブになる。審判もスペイン語だから選手が主審、線審にくってかかるケースも多い。それに輪をかけて主審のレフリングのレベルが低い。ファールの取り方に一貫性がない主審が多く、それがよりファールを悪質化させて乱闘に結びつく。

おまけにWC予選で常に南米10カ国でいつも総当りしているために選手どうし、選手と審判の因縁も多い。いやはやこれがコッパアメリカの醍醐味か。