サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

ユーロ ラウンド16 イングランド対ドイツ、スウエーデン対ウクライナ

2021-06-30 16:26:26 | 日記

イングランド対ドイツという好カードがラウンド16でみるのは実にもったいない。試合はイングランドが2-0でドイツを久々にウエンブリーで倒した。試合は前半はほぼイーブン。お互いに3-4-3でミラーゲームとなり、前半終了間際にイングランドが決定機を迎えるが0-0で折り返した。

 

後半75分にイングランドがスターリングのゴールで先制。81分にはドイツはトーマス・ミュラーがGKと1対1の決定機をはずしてしまった。あれが決まっていれば試合の展開は違っていただろう。86分にはケインが今大会の初ゴールを決めてイングランドが2-0として、逃げ切った。

 

イングランドは勢いに乗っていて、これでドイツ、ポルトガル、フランスが落ちこぼれていく。ベルギー、スペインも延長戦で疲弊していてイングランドばかりが好調に見える。このまま優勝まで突っ走れるか。それにしてもトーマス・ミュラーの決定機は決めてほしかった。

先制ゴールを決めてドヤ顔のスターリング

 

2試合目はスウエーデン対ウクライナという地味なカード。地力ではスウエーデンのほうが有利ではあったが、前半27分にマンCITYのジンチェンコのスーパーなゴールでなんとウクライナが先制。ウクライナはあまり攻めなくなったが、43分にフォシュベリのゴールでスウエーデンが同点に追いつく。前半は1-1で折り返した。

 

後半になると守りを固めるウクライナと攻めあぐねるスウエーデンという凡戦になった。そして延長戦に突入。どちらもあまり攻めない退屈な試合となった。延長ッ前半99分にスウエーデンのDFが一発レッドで退場になり、ウクライナが数的有利となったが、攻撃力がないウクライナは疲労もあり、あまり仕掛けない。

 

そのままPK戦かと思いきや、延長121分にジンチェンコ様のスーパーなピンポイントクロスに初出場のFWが合わせてウクライナが勝ち越し。そのまま1-2でウクライナが勝ちベスト8に進出。次のQFではウクライナはイングランドと対戦するという、とんでもないミスマッチが発生。

 

この試合では1ゴールアシストでジンチェンコ様が大活躍。試合終了後にはバイキングクラップでサポと歓喜していた。

Zinchenko 2018.jpg

マンCITYでのジンチェンコ様。


超豪華なU-24スペイン代表

2021-06-29 22:03:25 | 日記

スペインの五輪代表が発表された。22名で18+4なのか、22+0なのかはっきりしないが、驚いたのが現在開催中のユーロの代表メンバーからも6人が選出されていることだ。ユーロにも出て五輪にも出るなんて自殺行為だろう。レアルマドリードから3人、バルサからも3人も選ばれている。

 

バルサからはなんとぺドリ、エリック・ガルシア、オスカル・ミンゲサである。ぺドリなんてユーロでここまで全試合先発のバリバリの代表だ。こういうメンバーが本当に来るのだろうか。フランスはクラブの招集拒否にあってメンバーが集まるのかどうか疑わしい。スペインはどのクラブも協力しているのだろうか。

 

GKのウナイ・シモンも招集されていて、クロアチア戦でとんでもないOGを醜態をさらしたばかりだがA代表のファーストチョイスGKである。レアルマドリードからはダニ・セバージャス、マルコ・アセンシオ、ヘスス・バジェホが選ばれている。

 

あまりの豪華なメンバーに本当に来るのか疑ってしまう。

 

後日調べたところ、スペインでは国内法でクラブは五輪への招集拒否はできない。このためスペイン国内のクラブは派遣しなければいけない。イングランドやドイツのクラブはこれに縛られないがスペイン協会とクラブの交渉になる。


ラウンド16 クロアチア対スペイン、フランス対スイス

2021-06-29 14:59:01 | 日記

クロアチア対スペインは、延長戦までもつれこみ3-5という考えられないスコアでスペインが勝ち切った。試合は前半20分にスペインのGKがぺドリのバックパスをトラップしようとして、それをミスしてゴールにボールが転がりOGの失点でクロアチアが先制。高校生でもしないような今大会一番のまぬけなOGである。

 

その後スペインが巻き返して後半77分までに1-3とリード。これでスペインが逃げ切るはずだったが、クロアチアが85分、92分とゴールして3-3の同点になった。しかし延長戦に入ると100分にモラタのゴール、103分にオヤルサバルのゴールで3-5とリードして何とか勝ち切った。クロアチアのしぶとさがすごかった。

 

スペインのパス回しは、取られそうで取られない。GKからでもギリギリのコースを狙う。どうしてそんな危ないパスコースを狙うのか理解できないが、それでもギリギリのパス回しをする。これがスペインフットボールの信条なのだろうか。

間抜けなトラップミスでOGのウナイ・シモン

 

フランス対スイスは、優勝候補のフランスとどう見ても格下のスイスだからフランスの楽勝を予想したが、なんと90分で3-3,延長戦でも点が入らず、PK戦で5人目のムバッペがはずしてスイスが勝った。ここまでの最大の番狂わせである。

 

フランスは左のSBが二人も怪我で出られず、仕方なくそれまでの4バックから3バックに変更。CBの真ん中をラングレにたくしたが、これが完全に裏目に出た。前半15分にスイスのセフェロヴィッチがラングレに競り勝ち、空中戦からヘッドを決めてスイスが先制ゴール。フランスは慣れない3バックのためか攻撃が不発。

 

後半頭からフランスは4-4-2に戻して攻撃が活性化。55分にGKのロリスがスイスのPKを止めて、そこからフランスが勢いを取り戻して57分、59分とベンゼマが連続ゴール。75分にはポグバがミドルを決めて3-1とリード。これでフランスが勝ったと思いきや、81分、90分とスイスがゴールを決めて3-3の同点になった。

 

延長戦でも点が入らず、PK戦に突入。両方とも4人目まで成功したが、フランスの5人目のムバッペはGKにセーブされてスイスが勝った。ムバッペは今大会4試合先発して、ゴールなし。最後にはPKもはずして全くいいところがなかった。これはかなりのトラウマになるかも知れない。

 

デシャンはまだ52才だが、昔と比べて痩せているし老けすぎである。56才のマンチーニと同じくらいに見える。

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ユーロ ラウンド16 オランダ対チェコ、ベルギー対ポルトガル

2021-06-28 15:07:57 | 日記

オランダ対チェコは、 0-2でチェコが快勝。攻撃力からみてオランダが有利だと思ったが、チェコの守備が固く、前半は0-0。後半55分にオランダはデリフトが決定機を妨害したことで一発レッドで、これが転機となりチェコが68分と80分にゴールを決めて、終わってみれば0-2でチェコが勝ち、オランダはあっけなくラウンド16で敗退。これはここまでの一番の番狂わせだろう。

 

オランダは1次リーグを3試合ともアムステルダムだったので初めての移動。これまでホームだったがいきなり違う環境となり、移動も重なりそれでコンデイションを崩したという説もある。数的不利になったからでもあるが、1次リーグで絶好調に見えたチームとは完全に違うチームだった。決勝トーナメントは何が起こるか分からない。

マタイス・デ・リフト

一発レッドになったデリフト

 

2試合目はベルギー対ポルトガルという決勝戦でもいいようなカードになった。前回も1次リーグは3位通過でそこから優勝までたどり着いたポルトガルならベルギーを倒せるかと期待した。前半はベルギーが押し気味でカウンターの応酬で見ごたえがあった。しかし42分にトルガン・アザールのミドルが決まりベルギーが先制。

 

後半は48分にデブライネが負傷交代となり、そこからポルトガルのペースになった。デブライネがいないとベルギーの攻撃はルカクのフィジカルとスピードだけになり、ポルトガルに押し込まれた。ジョアン・フェリックスも出てきて、ポルトガルはよく攻めた。

 

しかしベルギーの守備は堅く、シュートがポスとをたたくなどポルトガルには運もなく、1-0でベルギーが逃げ切った。せめて準決勝くらいまでCR7を見たかった。36才のCR7は来年のワールドカップまで代表に残るのだろうか。

ベルギーに敗れて落胆するCR7


ユーロ ラウンド16 ウエールズ対デンマーク、イタリア対オーストリア

2021-06-27 15:58:01 | 日記

ウエールズ対デンマークは、デンマークが0-4と圧勝。ウエールズは4-2-3-1,デンマークは3-4-3。最初はウエールズが右ウイングのベイルを起点にしてかなり攻めた。20分くらいからデンマークの監督がシステムを4-2-3-1に修正してベイルを孤立化させることに成功。そして前半27分にデンマークはドルベアのゴールで先制ゴール。この前半20分足らずの間の戦術の修正は見事だった。

 

後半48分にはウエールズのDFのクリアミスからデンマークのドルベアがこの日2点目となるゴールを決めて0-2とした。その後デンマークは4-2-3-1から5ー3-2にシステムを戻して守りに入った。そして後半88分、後半ATにも追加して終わってみれば0-4の圧勝であった。

 

デンマークに2点目を献上したネコ・ウイリアムスはリバプールの若手で南野と同じころに加入して、昨季には契約を延長している。まだ出番は少ないが期待されている若手の一人。それが失点に直結するクリアミスをしたことは、クロップも苦い顔をしていることでしょう。

 

Neco Williams - Player profile 20/21 | Transfermarkt

クリアミスのネコ君

 

2試合目のイタリア対オーストリアは見ごたえのある試合だった。90分では0-0,延長戦に入り、95分にはキエーザのゴールでイタリアが先制。105分にはペッシーナのゴールでイタリアが追加点で2-0。しかし114分にはオーストリアがCKから1点返して2-1。イタリアのクリーンシート記録を粉砕。しかし結局2-1でイタリアが勝ち切った。

 

試合はイアリアが圧倒的に攻めていたわけでもなく、カウンター狙いとはいえオーストリアにもチャンスは多かった。オーストリアの26人の内、21人はブンデス経験者。有名な選手はアラバくらいだが、それでもかなり強い。

 

イタリアのGKのドンナルンマは16才で騒がれ始めたころと比べると、急におやじ感がでてきた。来季からPSGである。

ミランの正・守護神へ。弱冠16歳・ドンナルンマとはドンナ選手? | FCクロコダイル

16才当時

 

ミランの至宝GKドンナルンマ、今夏移籍の障害は"84億円"移籍金か 伊メディア報じる | フットボールゾーン

22才の現在。もうおやじだ。