サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

AFC U-16 SF 日本vイラク 2-4完敗                                                              

2016-09-29 22:26:46 | 日記
前半に1点リードされたものの2-1と逆転し、後半にはGKの真正面、ポスト1回、バー1回と3回のビッグチャンスをミスした。このうち1回でも決まっていれば3-1とリードできたので勝てただろう。

しかしPK2回を含めてあれよという間に逆転負け。2-3の時点でCBが退場となったのでこれで万事休す。

失点はどれもカウンターとサイドのスペースへのロングボールに対応できず、固かったはずの守備がボロボロだった。3-1とリードできていればさほど前掛かりにならずにすんだはず。やはり得点できるときにしておかないと後で罰を受けるというサッカーの鉄則である。

それにこの試合に勝つんだという気持ちの面でイラクの選手に負けていたように見えた。ベスト4に勝ち残り来年のU-17WCが決まってモチベーションが下がったのかもしれないが、ルーズボールの競り合い、1対1のせめぎ合いなどで負けていた。これでは試合に勝てない。

また1次リーグであまりにも楽な勝ち方をしてしまった反動が出たのかもしれない。久保君は後半途中から出てきたがあまりボールに触れずシュートもゼロ。

カウンターとロングボールにここまで弱いと来年の本大会でも守備の懸念が出てくる。この年代は1年ごとに伸びていくので課題を克服してほしい。来週のWC予選のイラク戦を前にいやなものを見てしまった。                                                  

代表メンバー発表

2016-09-29 19:52:41 | 日記
今日発表されたメンバーを見て本当にがっかりした。試合に出ていないメンバーでも呼ばざるを得ない。他に誰を呼べばいいのかとハリルは反論したが、それでもベンチ外が続く宇佐美ではなく国内組の好調な選手を呼んでほしかった。例えば中村憲豪とか斉藤学。メントー・リーダー(精神的な模範選手という意味)で川島を呼ぶならばそれこそケンゴウさんでしょう。

大迫はケルンで真ん中のCFとしてプレーしているからゴールできているのであって、長らくプレーしていない代表で活きるかどうかは未知数。プレースタイルの好みもあるだろうから、これは監督のチョイスでしょう。

永木を初招集したのはちょっと意外だったが、それ以外は9月のメンバーと何も変わらない。たぶんイラク戦の先発も大島の代わりに山口を入れるくらいであとはまったく同じでしょう。誰でも予想ができる。

多分9月のUAE戦と同じような展開になるだろうから、よくて引き分け。オーストラリア戦は負け覚悟で大島、浅野あたりを先発させるかもしれない。おそらく2-1か3-1で負ける。最悪2連敗したらその時点でハリル解任となる。

木曜日の国際マッチデーをホームで試合する場合は、週末にヨーロッパで試合がありそこから飛んでくるからどうしてもコンデイションが悪くなる。それならば木曜日の試合は国内組を中心に組んだほうがいい。そのためにも23人も呼ぶのだからヨーロッパ組と国内組の2セットを作るべき。

仮に国内組の実力がヨーロッパ組の70%しかないのであっても、コンデイションの悪い連中が本来の70%であれば好調な国内組を呼べば同じ条件になる。試合に出ていない選手は合流してからトレーニングでコンデイションを上げるそうだが、そんな時間があるのならば戦術練習をしてほしい。

香川の移籍

2016-09-28 15:42:33 | 日記
ドルトムントで完全に干されている香川の今後を考察してみよう。今季は大量に補強してその誰もがターンオーバーを含めて活躍しているし、トップ下しか活躍できる場所がない香川だが、そのトップ下もゲッツエに取られてしまった。シーズン当初のゲッツエのコンデイションがよくない時期にアピールできなかった香川の責任でもあるし、9月の代表2試合で負傷しその間にポジションを失ってしまった。

代表ウィークは10月の2連戦、11月の2連戦とまだ続くし、日本とヨーロッパの長距離移動を理由に試合にだしてもらえないのであれば代表を辞退するしかない。そもそも現在の監督と香川はうまくいっていないのではないだろうか。香川と他の誰か同じレベルであれば好不調の波がある香川をまずはずす。

クラブも好調、他の選手も好調、直にロイスも戻ってくる。そうなればベンチ入りどころかベンチ外ばかりになり、ますます調子を崩す。まさに負の連鎖である。

香川のドルトムントとの契約は2017/2018のシーズンまでである。つまり今後香川を戦力外とみなせば今冬の移籍市場か来夏のオフに放出となる。冬の移籍市場はオファーも少なく移籍してもポジションをとるのも難しいので、日本に戻らない限り現実的な移籍は来夏だろう。とすればベンチとベンチ外の繰り返しになる。

2014年に香川がマンUからドルトムントに移籍した際の移籍金は800万ユーロだった。日本円にして10億円くらい。高騰している移籍金の中では安いようにみえるが、ドイツ国内のクラブで現在の香川にこの金額を払うクラブがでてくるとは思えない。とすれば現実的な方法としはレンタル移籍だろう。

ちらほらと香川はJリーグに戻るべきだというメデイアもでてきたが、完全移籍でもレンタルでも香川一人に巨額の移籍金を払えるクラブはあるだろうか。セレッソがJ1に昇格できたらそのご祝儀で香川を獲得というにも悪くない。Jリーグが香川獲得資金をサポートするというのもありだろう。

いずれにしても2018年WCまで香川を代表の主力としておきたいならばJFAは積極的に動くべきだろう。もっとも試合に出られないのが香川、本田、岡崎、清武、長友と主力全員なんだからどうしようもないか。

AFC U-16 QF 日本vUAE

2016-09-26 08:50:33 | 日記
夕べのQFはキックオフが現地時間の16時だと思い混んでいたが、こちらの夜8時ころにさてそろそろかなとチェックしたがなんと夜中の12時半ではないか。うーん、中高生の試合にこの時間は遅いがSF,決勝よりもこの試合のほうが重要なのでなんとか起きて見た。

The AFC Hubでちゃんとライブ中継していたとは知らなかったが、きれいにちゃんと見られた。音声も付いていた。横の書き込みがじゃまだったが、まあ暇に人が多いこと。

さて試合はもっとUAEがガツガツくるかと予想していたが、UAEはカウンターのみだった。前半は70%くらいは日本がボール保持していて、前半に追加点をとれていればもっと楽勝だっただろう。

後半は途中までかなりUAEに押し込まれたが、日本の守備は安定しており決定的ピンチも1回しかなかった。ああ、これは失点だという場面でシュートが日本のGKの真正面とつきラッキーだった。

それにしても日本のシュートはかなり多かったが得点はCKからの相手のGKのパンチングミスを押し込んだだけ。久保君のCKがよかったから得点できたようなスポーツメデイアの書き方だが、単なるGKのミスである。なんでもかんでも久保君にこじりつけるのはやめたほうがいい。

久保君はドリブルで2-3人抜いてシュートという場面もあったが、シュートがちゃんとヒットしなかったりGKの真正面だったりとこの試合では精細を欠いた。後半は1対1でもボールを取られることも多くなり、パッとしなかった。日本の攻撃は久保君だけではないが、重要なパーツだから、この試合の不出来は懸念材料。

もっとも日本の1次リーグは他の3か国が弱すぎたのでUAE相手に1-0くらいで勝つのが順当なのかもしれない。

AFC U-16 日本vオーストラリア

2016-09-23 10:34:47 | 日記
夕べのAFC U-16の3試合目で日本はオーストラリアを6-0と一蹴した。日本は控えのメンバーだったがオーストラリアはあまりにも弱かった。オーストラリアは攻撃はまあまあだったが守備がひどすぎた。特にDFの前のスペースでのボールロストが致命的。自分のミスからの失点ばかりだった。

オーストラリアで目立った選手はFWのジョン・ロバーツ君。キャプテンマークをつけていたブロンドの黒人選手である。あの風貌は目立たつ。オーストラリアのメンバーの中にFNSW Institute(Football New South Wales Institute)から7名が選出されていた。

FNSWはシドニーのあるNew South Wales州の協会でそこが運営する日本でいうならばアカデミーのような組織である。国全体を網羅する運営組織もキャンベラにある。

過去にはジュニアユース年代から目立つ子供はより高いレベルを目指すために、ヨーロッパのクラブに行った。ただそこまでできる子供は当然裕福な家庭に限られるし、両親にも覚悟が必要。元イタリア代表のヴィエリは幼い時に家族でオーストラリアに移住したが、小学校年代でイタリアに戻った。すべてはヴィエリのサッカーのためである。そしてイタリアを代表するストライカーになった。

ヴィエリの子供のころと違い現在はAリーグの下部組織もあるので、昔と比べてジュニアユース年代からヨーロッパに行くという発想は少ないだろうが、今回のU-16大会でのオーストラリアの惨敗ぶりをみるとこの年代での強化はうまくいっていないようにみえる。

この年代は伸びしろが大事で結果は二の次であるだろうが、それでもベトナムやキルギスタンに負けるようでは情けない。今回のチームの監督は現役時代はスコットランドでも活躍したトニー・ヴィドマーである。監督はそこそこ有名人がやっているのだから、もう少し活躍してほしかった。