サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

移籍市場は残り1日

2016-08-31 17:33:22 | 日記
夏の移籍市場は今日で閉まる。毎回最終日、ひどい時には残り5分で移籍が成立したりもする。まさに悲喜こもごもである。

SBSのサイトには移籍が噂される12選手の動向が出ている。ハメス・ロドリゲス、シスコ、ヤヤ・ツーレ、ソンフンミンなどなど。その中にはロビー・クルーズの名前もある。SBSの記事だからオージー選手に焦点をあてるのは当然だが、このロビー・クルーズは本当に不運というか怪我に泣かされてきた選手である。

レバークーゼンに所属しているがここまで出番なし。その気配もなし。2015年は1月のアジアカップで大けがをしてしまい、それからパッとしない。現在オファーがあるとされているのがブレーメンとシュツットガルトである。仮にシュツットガルトにいけば浅野とポジション争いをすることになる。

1部のレバークーゼンから今季は2部のシュツットガルトにいわば降格するのも仕方がないが、それでもシュツットガルトにいってもポジションが保証されているわけではない。ロビー・クルーズのようなタイプの選手はいくらでもいるからだ。同じようなポジションには香川の親友グロスクロイツもまだいる。

クルーズはどこにいってもパッとしないのかもしれない。

WCアジア予選

2016-08-27 16:44:53 | 日記
やっとWCアジア最終予選が始まる。今回は6か国で2位以内に入らなければいけないのでしんどく見える。3位はプレーオフが延々と続くので絶対に避けたい。

さて2014年ブラジルWCの最終予選を考察すればどのような戦い方が必要かがわかる。前回は5か国が2つグループだった。A組はイランが勝ち点16で1位、韓国とウズベクが勝ち点14でならんだが得失点差で韓国がきわどく2位となった。日本のB組では日本が勝ち点17で1位、オーストラリアが勝ち点13で2位。

ホーム&アウエーの8試合。よくいうホームで勝ち点3、アウエーで勝ち点1と十分と考えれば勝ち点16が目安だった。イランは勝ち点16、日本は勝ち点17だからかなり理にかなった計算である。他の国の星のつぶしあいにもよるが、ここからマイナス2までならば2位になれるだろう。

今回は6か国で全10試合。ホーム5試合で勝ち点15、アウエー5試合で勝ち点5の合計20あれば1位になれる。試合が多くなればその分取りこぼしもでてくるだろうから、マイナス3までは許容範囲として勝ち点17あれば2位に入れるだろう。

日本の相手はオーストラリア、UAE,サウジ、イラク、タイである。星勘定は以下のとうり。

オーストラリア:一番強いので1分1敗で勝ち点1だけ。
UAE、サウジ、イラク:ホームで勝ち点3、アウエーで勝ち点1。合計12。
タイ:ホームでもアウエーでも勝ち点3の合計6。

合計勝ち点19となる。ここから取りこぼしが出るだろうが負けてはいけない。勝ち点3を拾えなくても勝ち点1は必須。相手に勝ち点3を与えてはいけない。

9月の初戦のホームでのUAEとアウエーでのタイの2試合で勝ち点6が取れれば50%決まったようなものだろう。勝ち点6から日本がその先大崩れするとは予想しにくい。それに他の国も焦り出す。

もうひとつ重要なことはオーストラリアが日本以外の国を圧倒的に蹴散らしてくれることである。そうすれば日本は2位狙いでよいのでオーストラリアの後ろを小判鮫のようにくっついていけばいいのである。

やはり誰がどう考えても初戦のUAEには絶対に勝ちたい。

ソンフンミンとリオ五輪

2016-08-24 08:45:08 | 日記
韓国のスター選手ソンフンミンがトットナムから追い出されそうだ。もともとトットナムではレギュラーではなかったのに、プレシーズンの大切な時期にリオ五輪に出場したことが響いて、さらにポジション争いからはみでてしまった。ソンがリオ五輪に出た理由はメダルを取って兵役免除を勝ち取りたかったからだが、QF敗退でそれもパー。ソンにとっては踏んだり蹴ったりとなってしまった。

韓国のスポーツ選手に対する兵役免除の問題はあれこれいえないが、ソンは移籍が下手だ。ハンブルガーで3シーズン、その後レバークーゼンで2シーズン、昨季からトットナム。ソンの実力からすればレバークーゼンでレギュラーで出ているくらいが妥当だったと思う。

ソンはアジア選手としてはスーパーな選手だと思う。しかしブンデスと比べればよりスーパーな選手が集まるEPLではone of themとなってしまう。ブンデスからEPLに移籍しても活躍できず、ブンデスに出戻りして復活できる選手が多い。たとえばチチャリート(彼の場合は出戻りではないが)、シュールレ、香川などなど。

ソンはブンデスに復帰するらしいが、トットナムで飼い殺しにされるよりはそのほうがいい。しかし兵役免除の問題はいつまでもつきまとってしまうのはかわいそうでもある。

セビージャvエスパニョール

2016-08-21 16:40:58 | 日記
ラ・リーガの開幕戦でセビージャはホームにエスパニョールを迎え6-4という派手な打ち合いで勝った。清武は1ゴール1アシストと大活躍したようなメデイアの扱いだが、試合をちゃんと見ると可でも不可でもないが多少いいという程度だった。

だいたい6-4なんていうスコアはお互いに守備が脆いからだ。セビージャは昨季にELを優勝して今季はCLに出る、大補強をして今季はレアル、バルサ、アトリコに次ぐ強豪というイメージで描かれてはいるが、UEFAスーパーカップ、スペインスーパーカップ、そして第1節をみると、失点の多さが目に付く。

これはCBに問題があるからだと思う。とにかくスピードがないので簡単に振り切られる。そして新規に加入した選手が多いためかチームの完成度が低い。CBから中盤、CBからSBへの連携が悪い。だからそこを狙われる。まあこれは時間がたてば改善されるかもしれない。

我らが清武君はインサイドハーフをうまくこなしているように見える。フォーメーションは4-3-3あるいは3-4-3であり、試合中に変わることもあるので、清武のポジションも前めになったりボランチになったりする。ハノーファーではトップ下かウインガーだったが、それよりは1列後ろというイメージである。

スーパーカップではスペインのメデイアから創造性がないと批判されたが、この試合では右SBと連携して右サイドを駆け上がり、DFの裏をえぐっていいクロスを上げていた。あのクロスはブンデスではほとんど見せたことがない質の高いプレーだった。

またバスケス、右SBと3人で面白いようにヒールパスなどを使って芸当のようなパスを回していた。ハノーファーでは見たことがないプレーだ。セビージャではこういう芸当のできる相手がそろっているということだろう。

ただパスを回しているだけではだめなのでもっとフィニッシュに絡んでほしい。この試合の清武のゴールもバスケスが中央からシュートチャンスがあったようにみえたが、よりシュートコースがよさそうな清武にパスを出していたからできたゴール。連携といえばそれまでだが、あくまでもバスケスに使われたにすぎない。

そしてボランチにいた清武からの横パスを相手にかっさわれて失点した場面もあった。6-4という打ち合いだから目立たなかったが、それが元で1点差で負けたならば戦犯である。

だからこの試合は可でも不可でもないが多少いいという程度なのである。

リオ五輪

2016-08-18 16:53:50 | 日記
リオ五輪のサッカーでは、ブラジルがやっと本気を出して決勝進出。ドイツと金メダルを争うが今の勢いでいけばブラジルが勝ちそう。ドイツのU-23とネイマールとガブリエルなどがいるブラジルではそもそもメンバーが違いすぎる。

ナイジェリアチームの財政難をサポートするために高須クリニックさんが2000万円を出すという話。この人物がそんなにサッカーが好きだったとは知らなかったが、そんな金があるのならばJ2、J3,なでしこリーグのクラブでも財政難のところはいくらでもあるので、そういうクラブに選手強化費を出してほしいね。

さてリオ五輪も残り4日間になったが、メダルを量産する国には得意スポーツがあることが分かる。アメリカはここまで30個の金メダルのうち16個が水泳、イギリスは19金メダルのうち自転車で6個、ローイングで3個、中国は19金メダルのうち重量挙げと高飛び込みで5個、卓球で4個などなど。まだ陸上が終わっていないので、アメリカはさらに増やすことでしょう。

オーストラリアは水泳で3個、ローイング、セーリング、女子ラグビー、射撃で各1個ずつ。水に関するスポーツで強い傾向があるのは面白い。

日本は柔道で3、レスリングで3、水泳で2、体操で2.国によって得意スポーツが全然違う。日本も陸上競技でせめて2つくらい取れるようになればいいのだが、ジャマイカ、ケニア、アメリカなどの黒人選手たちの身体能力をみると、日本人選手が太刀打ちできないことが悲しくなるほどよくわかる。