今日の立憲民主党の代表選挙で泉健太氏が当選し、残念ながら我らの小川淳也はだめだった。演説は熱く、熱意のある政治家であることは分かる。昨日までの有楽町での10日連続の青空集会にも多くの人が集まり、固定ファンもいるようで中には10日間の皆勤賞という人もいた。この人は仕事をしていないのだろうか。あるいは学生さんか。
さて小川君はどうしてだめだったのか。決選投票前の逢坂さんの演説では、「小川さんは熱く語るが、時々何を言っているのか分からなくなる」と形容されている。逢坂さんは小川君を批判しているわけではなく、特徴を褒めているのだが、他の政治家から見ても何を言っているのか分からなくなるのは有名なんだなあと思った。
小川君が総理大臣になるためにはまず自分の所属する政党の党首になる必要がある。今更小川君が自民党に移籍することは不可能だろうし、そもそも政治信条が違うだろう。だとすればまず立憲民主党の代表にならなければいけない。泉健太は2年連続で代表選挙があり、2回目で当選した。次の代表選挙がいつ行われるのか知らないが、それまでに自分自身をブラッシュアップして欲しい。
小川君の演説を聞いていると、一般大衆への演説では熱い思いを語ればいいのだが、30分くらいのインタビューで政策を語らせれば話が抽象的すぎて、途中で何を言っているのか分からなくなる。ただし元総務官僚の統計王子だけあって細かいデータを話にちりばめるので、それなりに話は筋が通るのだが話の最後にはもやもや感が残る。
政党の党首になろうと思うのならば、冷静に語り相手を納得させるような演説というか語りが必要だろう。抽象をやめてもっと具体的な方策を語るべき。今のままでは熱すぎて党首にするには危なっかしいと見られたから、代表戦にも落ちたのだろう。
これから党内でどんなポストに就くのか知らないが、参議院選挙の向けて立憲民主党の顔として全国行脚するには適任だろう。小泉進次郎みたいな感じかな。
熱い男、小川淳也。