サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

ソンフンミン

2019-12-24 13:20:15 | 日記
ソンフンミンがチェルシー戦でまたやらかした。チェルシーDFアントニオ・リュディガーに対して足を振り上げ、一発レッドの判定を受けた。相手ともつれて倒れたところを腹に蹴りを入れたように見えた。本当に蹴ったのか、足が触れただけなのかは分からないが、主審にはレッドカードにふさわしい行為に見えた。


レッドカードを提示された直後のソンフンミンのしぐさがあまりにも大げさだ。顔を両手でふさいで「俺は無罪だあ」と訴えているようだ。あれは見苦しい。おそらく1試合だけではなく、2~3試合の出場停止処分が出るだろう。


どうしてこの選手はいつも感情をコントロールできずに、レッドカードの対象となるような行動をするのだろうか。そしてレッドカードを提示されたあとのいつもの大げさなしぐさである。2019年はレッドカードを3枚ももらっている。EPLでは9年ぶりの記録である。


ソンフンミンは2010年にハンブルガーに加入して3シーズンで20ゴール。彼がハンブルガーにいたなんて覚えている人は少ないだろう。2013年にレバークーゼンに移籍して2シーズンで29ゴール。そして2015年からトットナムでプレーしている。10代からドイツに移籍して、着実にステップアップしているがレバークーゼン時代はさほど評価が高くなかった。


たしか当時の監督がソンフンミンをレバークーゼンから3000万ゆユーロという高値でトットナムに売却できて、その移籍金でレバークーゼンがいい補強をできたとというコメントを出した。どこかソンフンミンを厄介払いできたよかったようなニュアンスだった。


トットナムでの活躍は言わずもがなで、今や歴代のアジア人選手の中でも最優秀選手であろう。縦への推進力があり、スピードもある。とにかく強いというイメージである。同じウイングとしてもリバプールのマネと似たようなタイプだ。


しかし感情をコントロールできない。11月4日のエバートン戦でアンドレ・ゴメスに大怪我をさせてしまった原因を作ったことがトラウマになっている。だから今後も頻繁に同じような愚行を繰り返す可能性が高い。いい選手なのに実にもったいない。