ジジ・イラン人とは筆者の元同僚のことで。言葉の響きはシン・ゴジラとなんとなく似ているよね。さて昨日突然ジジ・イラン人が筆者の勤務している事業所にInductionのために来た。Inductionとは初めて働く場所でのトレーニングである。
以前からお前の事業所で働きたいというので、詳細を教えておいたが本当に来るとは思わなかった。彼は同じ会社の社員だが、仕事があるときだけ働くカジュアル社員である。渡り鳥のようなものだ。
さて彼に最後にあったのは2009年だから15年ぶり。御年78才だがまだ働いている。週に1回だけの暇つぶしだそうだ。もう公的老齢年金をもらっていて、2週間で11万円くらいの収入がある。満額もらうためには2週間で働けるのは30時間までだそうで、それ以上働くと年金をカットされるそうだ。だから週に1回くらいでいいのだそうだ。
78才の老人に週に1回程度でも仕事が来るのだから、ちょっと日本では考えられない。人手不足なのかどうか知らないが、カジュアル社員の場合は20才前後の学生も時々来るので、78才でも20才でも同じように一緒に働くわけだ。
近況を聞くと4人の子供はそれぞれ独立していて、すでに彼の孫が7人いる。4人のうち一人の娘が離婚していて子供が二人いるシングルマザーで、その娘家族と2階建ての家に同居していて、1階は彼が2階は娘たちが住んでいる。
毎日ジムで2時間ほど汗を流して、小学校低学年の孫の朝と午後の送り迎えをしていて、それなりに忙しいという。こちらの小学生は親が送迎するから誰かしら必要なのだ。歩いて行ける距離で小学校高学年の子供ならば子供だけでもいいが、普通は車で保護者が送迎する。
ジジ・イラン人は15年前と風貌はほとんど変わっていなかった。78才とは思えない元気さ。彼は3回も離婚を経験していて、そのたびに離婚相手に不動産などを取られている。女運がないのだ。
みなさんも78才でまだ働いて毎日ジムにいけるだろうか?
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