久保裕也

ベルギーで多くの日本人選手が活躍している中でヘントにいる久保裕也はベンチ外が続く。今季のリーグ戦は６試合に出て（先発は２試合）ゴールなし。７月のEL予選で２ゴールを決めて幸先よさそうだったが、もう２か月くらい試合に出ていない。


２０１８/２０１９シーズンはニュルンベルクにレンタル移籍したが、２２試合に出て１ゴールと活躍できずに今季からヘントにレンタルバック。スイスやベルギーならば久保の実力ならばそこそこの結果を残せると予想したが、まさかここまで干されるとは本人も思わなかっただろう。


今年２６才でまだまだこれからという選手だが、スイス、ベルギー、代表で活躍していたころの映像はすべてが２年前までのもの。ドイツに行ってからフォームを落としてしまったのか、監督との相性が悪かったのか、チームが弱かったせいで久保に合ったサッカーができなかったのかとにかくニュルンベルクではいいところがなかった。


ヘントに戻ってからはチームメートが自己中心的なプレーばかりするので、久保にボールが回ってこないというコメントを読んだことがある。ヘントは現在リーグ戦で２位と好調なので監督は選手をいじらないだろう。


ベルギーのチームはトップに屈強なアフリカ系の選手を起用することが多いし、サイドはスピードのある選手ばかり。その中で久保のようなトップ下タイプの選手は戦術が合わなければポジションがないこともある。


このままベンチ外で干されるよりは冬の移籍市場でベルギー国内の他のクラブにレンタルでいいから移籍したほうがいい。２０１７年３月のロシアWCアジア予選で２試合連発のゴールを決めていたころが懐かしい。