鹿島とFC東京の失速に失望

J1優勝は横浜Fマリノスで決まった。昨日の試合でFC東京が勝ち点３を取れていれば最終節の直接対決でひっくり返ることもできたはず。サポーターの期待を裏切るドローでFC東京の優勝パレードは消えてしまった。


終盤のマリノスの６連勝に対して、鹿島は６試合で２勝２分２敗。FC東京は３勝２分１敗。マリノスの猛追に追いつかれるのも仕方がない。では何故ここまで差が出てしまったのかを分析してみよう。


まず鹿島はシーズン後半に怪我人が多数出てしまった。代わりの選手たちではそれを埋めきれなかった。シーズン全体でいえば鈴木、安西、安倍の３人が移籍してしまい、そのための補強が追いつかなかった。などなどが理由である。それでも３位につけているのは立派。ACLもこなした。


FC東京は首位を快走していたのに、久保の移籍とアウエーの連戦のダブルパンチで後半に失速。前半の貯金を使い果たしてしまった。久保一人が抜けたことで攻撃力が激減。代わりに活躍できるような選手も出てこず。まあこれはこれで仕方がない。


今季の焦点は鹿島が３位を守りACL圏内を維持できるかどうか。天皇杯に優勝という目標もなくはないが、一時は首位だったのに優勝目前で逃したためにモチベーションは下がっているだろう。今季は3冠できそうな勢いもあったが無冠もありえる。


神戸は最近急に強くなってきて昨日は控えメンバー中心で鹿島に勝つという芸当を見せた。ヴィジャの花道を飾るためにもモチベーションを高く持ち、天皇杯を取って欲しい。