サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

日韓戦から見る課題

2019-12-19 08:21:17 | 日記
夕べの日韓戦から日本の課題を探ってみよう。コラムではいろいろな意見が出ているが一言で言えば弱いから負けたということ。


①ハイプレスのかわし方
韓国くらいの強いプレス、ハイプレスで来る相手はいくらでもいる。そのプレスが90分続くかどうかは別問題だが、少なくとも前半は相手の強いプレスが続く。そういうプレスにどう対処するかが日本にはない。


相手のプレスに対してズルズルと下がってしまう。これでは悪循環だ。ならばどうするか。ハイプレスにはハイプレスだ。前線からハイプレスをかけて相手のボールの出どころを抑える。ボールが取れなくても最低の相手の攻撃のスピードを遅らせることができる。そのためには前線が1トップ2シャドーではしんどい。


②ボールは運べるがシュートまで行けない
これは永遠の課題でしょう。克服策としては前線に人数をかけるしかない。とすると3-4-2-1ではなく、4-2-3-1か4-4-2で中盤を厚くするべきだった。


③選手の適材適所
仲川なんかはシャドーではなく、自分の前にスペースがあるウイングタイプの選手だろう。2シャドーでウイングバックが自分の前に出てくるからスペースがない。得意のドリブルもできない。もっとサイドに張り出してこその選手だろう。


④戦術の修正
前半で手も足も出なかったのだから、後半はフォーメーションを変えるなりの戦術修正の引き出しが欲しかった。これは言わずもがなかあ。


いくら五輪世代も含んだ若手中心のメンバーだったとはいえ、WC予選で韓国といっしょの組になれば相手はソンフンミンとかもっと強烈な選手が出てくる。日本もベストメンバーを組むとしても、個の強いメンバーの韓国が昨日のようなハイプレスで来れば、それに対処できるのだろうか。