シドニーの大気汚染

昨日、シドニーの都心部に用事で出かけた。都心部のみならずシドニーの大気汚染はひどかった。都心部から１０ｋｍ離れた橋から普段ならば天気がよければシドニー湾にあるハーバーブリッジがよく見える。昨日は大気汚染の影響で視界が悪く、霧がかかったようだった。


昨日はこの夏一番の猛暑日で最高気温が４０度くらいまで上がり、BUSH　FIREもひどくそこからの煙がシドニー全体に広がった。シドニーに３０年以上住んでいるが、こんなことは初めてである。大気汚染の基準値はAir Quality Index（AQI)といいう指標を使うが、昨日はそのAQIが基準値の１２倍にまで上がった。


外を歩くと煙のせいで目やのどが痛くなってくる。とても長時間いられるような状態ではない。マスクを使用する人が目立ち始めた。オージーはマスクを使う習慣がなく、これまでマスクを使用するのは中国系などのアジア人だけだった。オージーは雨天の際にも傘を使わない人も多く、ましてやオージーがマスクを使う光景を見るとは思わなかった。


どうして中国人がマスクが好きなのか分からないが、現在のシドニーのような大気汚染が日本で起これば１００％の人がマスクを着用することでしょう。日本人もマスクが大好きだ。


この夏、１２月から２月の間にシドニー、ブリスベンを旅行しようと計画している人は控えたほうがいいかも知れない。