サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

中島翔哉の今季初ゴール

2019-12-21 11:41:05 | 日記
中島翔哉がカップ戦でゴールを決めて今季の公式戦での初ゴール。その前のリーグ戦でも先発していて、2試合連続の先発だった。これまで監督から信頼されていなかったので、突然の変化に誰もが驚く。中島のプレーが格段に進歩したわけでもない。中島はそう簡単には変わらない。


4-4-2で中島はこれまで起用されてもサイドだったが、ボールを欲しがり真ん中に寄ったり、自分の前にスペースを作りたがりボランチよりも下がったりする。そして本来のサイドのポジションにスペースを空けて味方の守備が破綻する。これがポルトでも代表でも同じように繰り返された。


ポルトではこのまま戦力外になるかと予想していたが、それが突然のトップ下での起用でしかも初ゴールまで決めて見せた。中島が周囲の選手に合わせようとしないから、監督が仕方なく中島に合わせた戦術に変更したのか。他の攻撃の選手のフォームが落ちて中島を起用せざると得なくなったのか。理由は分からないが中島にとってはいい方向に向かっている。


さて中島は代表では左サイドで起用され続けるのだろうか。守備に難があり、ポジションを無視する選手はトップ下でしか使えない。しかしそこには南野がいる。南野はサイドもできるだろうが、あの器用さはトップ下でこそ輝くタイプだろう。こう考えていくと右サイドは堂安か伊東、左は中島ではなく古橋がいい。久保もいる。トップ下は南野。CFに大迫。つまり中島と南野は共存できない。


ポルトで中島がいいプレーをし始めたとしても、今までどうりに左サイドで起用しても中島と心中とことになってしまう。起用方法が難しい天才である。