バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

スルホバシンBを有効成分として含む抗炎症剤

2012年07月12日 | 医療 医薬 健康

出願番号 : 特許出願2010-127707 出願日 : 2010年6月3日
公開番号 : 特許公開2011-251950 公開日 : 2011年12月15日
出願人 : 国立大学法人神戸大学 外1名 発明者 : 吉田 優 外3名

【課題】スルホバシンBの新規用途に関する。
【解決手段】以下の式(I)で示されるスルホバシンB又は薬学的に許容されるその塩若しくは溶媒和物を有効成分として含む抗炎症剤による。スルホバシンBは、in vitroの実験系においてマクロファージ増殖抑制活性を有し、in vitro及びin vivoの実験系においてTNF産生抑制活性及び転写因子NF-κBの核内移行抑制活性を有し、in vivoの実験系において抗炎症作用を発揮しうる。明細書pdf>> 発明協会・かんたん特許検索

難培養性細菌の培養方法

2012年07月12日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒

出願番号 : 特許出願2009-164258 出願日 : 2009年7月10日
公開番号 : 特許公開2011-15664 公開日 : 2011年1月27日
出願人 : 国立大学法人神戸大学 発明者 : 吉田 優 外3名

【課題】本発明は、従来in vitroでの培養ができなかったH.ハイルマニー菌Helicobacter heilmanniiの培養物を提供することを課題とし、また、H.ハイルマニー菌の培養方法を提供することを課題とする。さらには、H.ハイルマニー菌培養用培地及びH.ハイルマニー菌の検査方法を提供することを課題とする。
【解決手段】H.ハイルマニー感染動物の胃のホモジェナイズし、ヘリコバクターピロリ選択サプリメント含むpH2.2 HCl-KCl緩衝液で処理する。また基礎培地にヘリコバクターピロリ選択サプリメント及びカタラーゼ含む栄養培地を用いることにより、in vitroの系においてH.ハイルマニー菌を培養可能となる。また、前記栄養培地で培養して得られたコロニーを採取して、再度当該栄養培地で培養する工程を少なくとも2回繰り返すことにより、他の微生物を含まないH.ハイルマニー菌培養物が得られる。明細書pdf>> 発明協会・かんたん特許検索


大腸がん、血液1滴で早期発見 診断に新手法

2012年07月12日 | 医療 医薬 健康

 1滴の血液から大腸がんを早期に発見する方法を、神戸大大学院の吉田優准教授(消化器内科学)が発見し、12日発表した。

 吉田准教授は「従来の血液検査より正確に診断できる。大腸がん以外の病気の診断にも応用できる」と話している。今後、医療メーカーと連携し実用化を目指す。

 吉田准教授によると、「メタボロミクス」と呼ばれる代謝物質の解析法で、大腸がん患者の血液中に多いアスパラギン酸など4種類を数式化。この数式に採取した血液のデータを当てはめると、大腸がんにかかった確率や進行の度合いが分かる。共同通信47News.,2012-07-12


大腸癌治療の新たなバイオマーカー

2012年07月12日 | 癌 ガン がん 腫瘍
癌Expertsリポート
エリアレビュー・大腸癌
ベルギーGasthuisberg大学 Sabine Tejpar氏
関連ジャンル: 大腸癌  大腸癌においては、KRAS遺伝子変異が抗EGFR抗体薬の治療効果に大きく関与することが明らかになっている。さらに最近、抗EGFR抗体のセツキシマブで、治療開始後8週時点での腫瘍縮小率が長期生存と相関し、効果予測マーカーとして有用である可能性が複数の報告で示された。日経BP(Medical Webサイト)2012. 7. 6

転移性腎細胞癌に対するアキシチニブの有効性の評価が進む

2012年07月12日 | 癌 ガン がん 腫瘍
学会スペシャル:第48回米国臨床腫瘍学会
2012年6月1日~5日 Chicago, U.S.A.
 日本においても、転移性腎細胞癌の適応でアキシチニブが承認されました。アキシチニブの有効性については、去年のASCOにおいて、国際共同第III 相試験「AXIS 試験」の結果が発表され、転移性腎細胞癌のセカンドライン治療として、アキシチニブはソラフェニブよりも有意に無増悪生存期間(PFS)を延長することが報告されました。日経BP(NM Webサイト)2012. 7. 11

安価な組換えタンパク質精製とシリカ・ガラス上への固定化

2012年07月12日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
 組換えタンパク質の簡便な精製法として、タンパク質にタグ配列を融合し、その親和性を利用したアフィニティー精製法が広く利用されている。
 我々が発見したシリカ(SiO2)結合タンパク質「Si-tag」をタグ配列として利用することで、市販のシリカ粒子を精製用の担体としたアフィニティー精製が可能である。安価なシリカ粒子をそのまま精製用担体として使用できるため、非常に安価に精製を行うことができる。J-Store >>Technical Eye

誘導多能性幹(iPS)細胞を用いた新しい移植用心筋前駆細胞の開発

2012年07月12日 | 細胞と再生医療
2009年度 研究実績報告書
代表者:山下 潤
これまでES細胞研究において蓄積したノウハウ及び新しい知見をiPS細胞に適里することにより、将来の心筋再生医療に応用可能な強力な心筋再生能を有する新しい心筋前駆細胞を分化誘導・純化する方法を開発し、心筋再生医療を実現することを目的とする。科学研究費助成DB 研究課題番号:20659125

脊髄損傷に対する人工多能性幹細胞由来神経幹細胞移植の確立

2012年07月12日 | 細胞と再生医療
2010年度 研究実績報告書
代表者:中村 雅也
 これまで我々は人工多能性幹細胞(iPS細胞)に着目し,マウス脊髄損傷に対するマウスiPS細胞由来神経幹細胞(iPS-NSC)の有効性を報告してきた.前臨床研究の最終段階として霊長類であるサル脊髄損傷に対するヒトiPS-NSC移植の有効性と安全性を検証することが本研究の目的である. 科学研究費助成DB 研究課題番号:21390426


始原生殖細胞の分化運命決定を制御する遺伝子ネットワーク

2012年07月12日 | 生命科学 生物誌
2008年度 研究実績報告書
代表者:松居 靖久
始原生殖細胞が胚発生過程で分化運命の決定を受けるメカニズムを解明するために、まずこれまでに同定した始原生殖細胞分化決定遺伝子候補の機能および作用機構を、遺伝子改変マウスの解析により明らかにする。科学研究費助成DB 研究課題番号:20062001


オリーブ葉抽出物を含有する歯周組織健康維持剤

2012年07月12日 | 生薬・植物成分と薬効 漢方

出願番号 : 特許出願2009-6849 出願日 : 2009年1月15日
公開番号 : 特許公開2009-263332 公開日 : 2009年11月12日
出願人 : サンスター株式会社 発明者 : 谷口 雅代 外3名

【課題】歯ぐきの健康を維持し、歯肉の健康を維持し、歯を支える組織の健康を維持し、歯周病を予防、治療または改善し、歯周組織の健康を維持し、または歯槽骨の吸収を抑制する剤を提供する。更には、これらの作用効果を有する有効成分を含む飲食品、口腔用組成物および医薬組成物を提供する。
【解決手段】レイシ、アカショウガ、ドクダミ、ソバ、ギムネマ、バナバ、ニーム、アーティチョーク、オリーブ、コメ、クルミ、ヘマトコッカス藻およびマタタビから選ばれる少なくとも1種の抽出物を含む歯ぐきの健康維持剤、歯肉の健康維持剤、歯を支える組織の健康維持剤、歯周病予防/治療/改善剤、歯周組織健康維持剤、歯槽骨吸収抑制剤および抗歯肉炎剤、ならびにそれらを含む飲食品、口腔用組成物および医薬組成物。明細書pdf>> 発明協会・かんたん特許検索