バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

セシウムの吸収を大幅に低減できるイネの開発に成功

2019年01月23日 | 放射線と健康

日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2017.07.14
秋田県立大学 筑波大学 農業・食品産業技術総合研究機構

秋田県立大学、筑波大学及び農業・食品産業技術総合研究機構の共同研究グループはセシウムの吸収を大幅に低減できるイネの開発に成功しました。
https://research-er.jp/articles/view/60584

放射線生物効果の年齢依存 (09-02-02-18)

2016年11月19日 | 放射線と健康
 生物の特徴の一つは寿命があることであり、年齢は特定生物個体の性質を考えるときのきわめて重要な因子である。放射線の生物学的効果も被ばく時の年齢により異なる。一般的には、幼若なものほど放射線に対する感受性が高い。即ち、盛んに分裂をしている細胞の方が緩やかに分裂している細胞や休止している細胞よりも放射線の作用に関する感受性が高く、また幼若な個体ほど盛んに分裂している細胞が多いからである。しかし、生物では実際にはそれほど単純ではなく、放射線生物影響の指標に何を選ぶかによって多様な様相を示す。以下に確定的影響と確率的影響に分け年齢依存を概観するが、確定的影響について最近の研究はほとんどない。
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=09-02-02-18

放射線被ばく尿中バイオマーカーによる線量評価法の開発

2016年11月08日 | 放射線と健康

研究分野 放射線・化学物質影響科学
研究機関 広島大学
研究代表者
神谷 研二 広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 教授
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2015-03-31完了

研究成果の概要 放射線被ばくによる生体影響は、その被ばく線量により異なることから、正確な被ばく線量の評価法が必要である。現在、最も信頼性の高い末梢血リンパ球における染色体異常の評価法は煩雑で熟練を要するため、多数の被ばくを疑われる人に対し実施するのに適当ではない。そこで本研究の最終目標は、非侵襲的検体を用いた簡便かつ精確な生物学的放射線被ばく線量測定・リスク評価技術の開発である。マウスにおいて、尿中Adipsinたんぱく質の糖鎖が0.25 Gy以上の被ばくで切断され、それが被ばく後、8時間から48時間の間で主として観察されることが明らかとなった。今後、糖鎖の切断を指標とした評価法の確立が期待される。
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-25550031/

キーワード 生物影響 / 生物学的線量評価法 / 糖鎖修飾 / 生物学的線量評価 / 放射線被ばく / バイオマーカー / 質量分析計

ヌクレオリンを抑制することによる悪性疾患の治療方法

2016年11月02日 | 放射線と健康
出願人: ユニヴァーシティー オヴ ルイスヴィル リサーチ ファウンデイション インコーポレイテッド
発明者: ベイツ ポーラ ジェイ, ミラー ドナルド エム, トレント ジョン オー, シュー シァオフア

出願 2006-534360 (2004/10/08) 公開 2008-502584 (2008/01/31)

【要約】癌治療における抗体、アンチセンス分子および干渉性RNA分子のような抗=ヌクレオリン薬の使用。該治療は、好ましくは、化学毒性薬または化学療法薬の投与または放射線療法と併用する。
http://kantan.nexp.jp/%E7%89%B9%E8%A8%B1/t2008502584/

中性子線障害防護剤

2016年05月09日 | 放射線と健康

出願番号 特願2014-087177
公開番号 特開2015-205835
出願日 平成26年4月21日(2014.4.21)
公開日 平成27年11月19日(2015.11.19)
発明者 :松本 英樹・上野 渉・鶴岡 千鶴・柿沼 志津子

出願人:国立大学法人福井大学

発明の概要 【課題】放射線の中でも特に透過性が高く、障害の程度が大きい中性子線による障害から防護する手段を提供すること。
【解決手段】ニトロプルシドまたはその薬理学的に許容される塩を含有する、中性子線障害防護剤を提供することで上記課題を解決する。J-Store >>国内特許コード P160012933