バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

酵母によるグリコール酸の生産方法

2005年11月30日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願平8-337124 出願日 : 1996年12月17日
公開番号 : 特許公開平10-174593 公開日 : 1998年6月30日
出願人 : 日本碍子株式会社 外1名 発明者 : 清水 昌 外4名

発明の名称 : 酵母によるグリコール酸の生産方法

 高純度のグリコール酸を酵母を利用することにより効率的に生産することができる方法を提供する。酵母により生産されたグリコール酸は従来の化学合成法により生産されたグリコール酸とは異なり、ホルムアルデヒド等の夾雑物が残存することがないので、化粧品の原料として使用しても刺激感がない利点がある。

【解決手段】 エチレングリコール含有培地に、ピシア(Pichia)属、スポロボロマイセス(Sporobolomyces)属、トルロプシス(Torulopsis)属、ロードトルラ(Rhodotorula )属、クリベロマイセス(Kluyveromyces )属の何れかに属する菌株を培養し、培地中からグリコール酸を分離・採取する。この場合、菌株の培養を膜ろ過装置2を備えた発酵槽1で行い、膜ろ過装置2で培地中からグリコール酸を分離. 採取するとともに、培地中にエチレングリコールを連続的に投入することにより、連続ろ過生産が可能である。

微生物によるメバロン酸の生成

2005年11月30日 | 菌類 細菌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 メバロン酸は、ライト等によって始めて単離された物質であり〔J.Am.Chem.Soc.,78,5273,1956〕、生体内では、コレステロールを始めとする各種イソプレノイド化合物の構造の基本であるイソペンテニルピロリン酸の生合成中間体であることが知られている〔Harper’s review of Biochemistry(19th edition),Lange Medical Publications(1983)〕。

際公開番号 : WO2003/095651 国際公開日 : 2003年11月20日
出願人 : 000001029 発明者 : 田畑 和彦 外1名

発明の名称 : メバロン酸の製造方法

 宿主微生物、好ましくは非メバロン酸経路しか有しない微生物に、アセチル-CoAからメバロン酸への生合成に関与するDNAを導入し発現させることにより、アセチル-CoAからメバロン酸を生合成する能力を有する微生物を作製する。該微生物を培養し、培養物中に大量に生成蓄積するメバロン酸を採取することにより、効率よくメバロン酸を製造できる。

微生物変換によるS(+)-シトラマル酸の製造方法

2005年11月30日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願平4-271987 出願日 : 1992年10月9日
公開番号 : 特許公開平6-113869 公開日 : 1994年4月26日
出願人 : 三菱化成株式会社 発明者 : 山田 秀明 外3名

発明の名称 : S(+)-シトラマル酸の製造方法

【構成】 イタコン酸に、アルカリゲネス属に代表されるようなイタコン酸からS(+)-シトラマル酸を生成する能力を有する微生物の菌体またはその処理物を作用させてS(+)-シトラマル酸を製造する。
【効果】 本願の方法によれば、医薬品等の有用な中間体であるS(+)-シトラマル酸を、安価に製造されるイタコン酸から効率よく生産できる。

醗酵によるイタコン酸の製造法

2005年11月30日 | 菌類 細菌
イタコン酸エステルは極めて容易に重合し、このために洗剤及び合成プラスチック工業においてそして接着剤の製造において広く使用されている。通常、このイタコン酸の製造は醗酵によって実施されている。アスペルギラスの様々な変種、特にアスペルギラス・テルレウス又はアスペルギラス・イタコニカスのものは、炭水化物の醗酵によってイタコン酸を製造することができる。

出願番号 : 特許出願平6-66476 出願日 : 1994年3月11日
公開番号 : 特許公開平6-319573 公開日 : 1994年11月22日
出願人 : ローヌ-プーラン・シミ 発明者 : アラン・ジャリ 外1名

発明の名称 : 醗酵によるイタコン酸の製造法

【目的】 醗酵によってイタコン酸を高収率で製造する方法を提供する。
【構成】 適当な微生物による炭水化物の好気醗酵によってイタコン酸及び/又はその塩のうちの1種を製造するに当たり、炭素基質として有効量のグリセロールを単独で又は他のものと組み合わせて使用する。

http://www.jetoc.or.jp/HP_SIDS/htmlfiles/97-65-4.html

タミフルの骨格の製造と有機化学

2005年11月30日 | 創薬 生化学 薬理学
このところ急を告げるタミフルについて久しぶりにMerckIndexを開いた。その骨格はOseltamivir。これに燐酸がついたかたちで製剤化されているようだ。
記載での引用特許は「Carbocyclic compounds」 US.Pat.No.5763483
Kudo et al., "Synthesis of the Potent Inhibitors of Neuraminidase, N-(1,2-Dihydroxypropyl) Derivatives of Siastatin B and its 4-Deoxy Analogs," J Antibiot 46(2):300-309 (Feb. 1993).

参考文献

Bamford et al., "Synthesis of 6-,7-and 8-carbon sugar analogues of potent anti-influenza 2,3-didehydro-2,3-dideoxy-N-acetylneuraminic acid derivatives," J Chem Soc Perkin Trans I pp. 1181-1187 (1995).

Chandler et al., "Synthesis of the potent influenza neuraminidase inhibitor 4-guanidino Neu5Ac2en. X-Ray molecular structure of 5-acetamido-4-amino-2,6-anhydro-3,4,5-trideoxy-D-erythro-L-gluco-nononic acid," J Chem Soc Perkin Trans I pp. 1173-1180 (1995).

有機溶媒中におけるリン脂質の酵素分解方法

2005年11月29日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願平3-212225 出願日 : 1991年8月23日
公開番号 : 特許公開平5-49488 公開日 : 1993年3月2日
出願人 : リノール油脂株式会社 外1名 発明者 : 岡 田 孝 宏 外2名

発明の名称 : 有機溶媒中におけるリン脂質の酵素分解方法

【目的】 有機溶媒中でのリン脂質の酵素分解反応終了後、酵素を容易に分離してその回収、再使用を図ることができ、しかも大量のリン脂質を処理することができる、リン脂質の酵素分解方法を提供することを目的とする。
【構成】 動植物由来のリン脂質にホスホリパーゼA2 (PLA 2) を作用させて酵素分解反応によりリゾリン脂質を生成させる方法において、非極性溶媒の中から選ばれる有機溶媒にリン脂質を溶解させ、さらにリン脂質が逆ミセルを形成し均一で透明な溶液を形成するに必要最小限の水を添加した溶液に固定化PLA2を作用させることを特徴とする方法。

タンパクの製造方法

2005年11月29日 | からだと遺伝子
出願番号 : 特許出願平9-222371 出願日 : 1997年8月19日
公開番号 : 特許公開平11-56363 公開日 : 1999年3月2日
出願人 : 日本製粉株式会社 発明者 : 山根 恒夫 外2名

発明の名称 : タンパクの製造方法

【課題】 PCRで得られたDNAから、簡便に十分な量のタンパクを合成させることのできる、無細胞タンパク合成系を用いたタンパクの製造方法を提供すること。
【解決手段】 無細胞抽出液を含む無細胞タンパク合成系でタンパクを製造する方法において、プロモーターDNA配列、リボソーム結合DNA配列、目的タンパクをコードするDNA配列、及びターミネーターDNA配列又は変異ターミネーターDNA配列を含み、かつ前記4種のDNA配列の合計が全DNA配列の50%以上である鋳型DNAを用いてタンパクを製造する方法。

キメラ遺伝子の作製方法

2005年11月29日 | からだと遺伝子
出願番号 : 特許出願2002-243025 出願日 : 2002年8月23日
公開番号 : 特許公開2004-81020 公開日 : 2004年3月18日
出願人 : 日本製粉株式会社 発明者 : 河原崎 泰昌 外3名

発明の名称 : キメラ遺伝子の作製方法

【課題】低いバックグラウンドレベルで且つ簡便に、より多様なキメラ遺伝子(群)を効率よく作製する方法、さらには、よりバラエティーに富んだキメラ遺伝子ライブラリを構築する方法を提供する。
【解決手段】2種以上のDNA分子を親分子として、これらのDNA分子の末端に付加配列を結合させておき、これらを鋳型として該付加配列を有するプライマーを特定の組み合わせで用い、アニール・伸長条件を調節してPCR法を実施することで、多様な組換えを起こす。

クローン豚 鹿大が成功 人への臓器移植に活路

2005年11月29日 | NEWSクリッピング
 鹿児島大は二十四日、約三十年かけて交配を繰り返し遺伝子を安定させた豚「クラウン系ミニブタ」の体細胞を使い、ミニブタのクローン一頭を誕生させたと発表した。ミニブタのクローン成功は国内では二例目だが、クラウン系ミニブタは人に極めて近い臓器を持っており、今後遺伝子組み換えなどを行うことで人への安全な移植臓器の開発につながるとしている。詳細>> 西日本新聞2005-11-25