バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

小さなRNAが生殖細胞を守るメカニズムの一端を解明

2016年09月30日 | 医療 医薬 健康

日本の研究 >プレスリリース 掲載日:2016.09.30
東京大学 日本医療研究開発機構

piRNAとよばれる約30塩基長の小分子RNAはPIWIタンパク質と結合し、生殖細胞のゲノムDNAを保護する役割を担っています。しかし、PIWI-piRNA複合体がはたらくメカニズムには不明な点が多く残されていました。今回、東京大学大学院理学系研究科の松本直樹大学院生(研究当時)、西増弘志助教、濡木理教授、塩見美喜子教授を中心とする研究グループは、カイコに由来するPIWIタンパク質(Siwi)を精製し、その結晶構造を世界で初めて解明することに成功しました。
https://v3.rjp.bioimpact.jp/articles/view/50664

インフルエンザ>ワクチン供給1割減 熊本地震が影響

2016年09月30日 | 医療 医薬 健康

毎日新聞 9月30日(金)7時30分配信

 今年度の季節性インフルエンザのワクチン供給が減少し、需要との差が187万本と、11年ぶりに100万本台に落ち込むことが厚生労働省の試算で分かった。ワクチン大手の化学及血清療法研究所(化血研、熊本市)が熊本地震で被災したためで、危機感を抱いた厚労省は病院などに対し、5年ぶりに必要以上の注文を控えるよう通知した。いまだに入手できず、ワクチン接種を遅らせる医療機関も現れ始めた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160930-00000020-mai-soci

家庭にもある「界面活性剤」で死亡 そんなに危険なもの?「点滴」だから?

2016年09月30日 | 医療 医薬 健康
家庭にもある「界面活性剤」で死亡 そんなに危険なもの?「点滴」だから?
大口病院 点滴
J-Cast.,2016/9/27

横浜市神奈川区の大口病院で入院患者が中毒死した殺人事件で、点滴には「界面活性剤」が混入していたと報じられている。消毒液や洗剤の成分になっており、日常的に使われるものだけに、ネット上でも不安の声が漏れている。

「目に入れば失明の可能性があり、体内に入れば細胞に毒性が働いて大変危険です。それを点滴に入れるなんて、ありえないですね」
http://www.j-cast.com/2016/09/27279158.html

iPS細胞ストックを用いた網膜疾患の移植治療への一歩

2016年09月30日 | 医療 医薬 健康

2016年9月16日

理化学研究所
日本医療研究開発機構
iPS細胞由来網膜細胞の免疫拒絶反応モデルの開発
-iPS細胞ストックを用いた網膜疾患の移植治療への一歩-

理化学研究所(理研)多細胞システム形成研究センター網膜再生医療研究開発プロジェクトの杉田直 副プロジェクトリーダーらの共同研究グループ※は、人工多能性幹細胞(iPS細胞)[1]から網膜色素上皮細胞(RPE細胞)[2]を分化・誘導し、それらを用いてサルとヒトの免疫拒絶反応モデルを開発しました。
http://www.riken.jp/pr/press/2016/20160916_2/

老化制御用栄養補助食品。

2016年09月30日 | 加齢 老化制御
出願人: オチインターナショナル株式会社
発明者: 越智 宏倫

出願 2004-337730 (2004/11/22) 公開 2006-141315 (2006/06/08)

【要約】【課題】本発明は、中高年の人々の老化を出来るだけ防ぎ、快適に加齢するようにするための老化制御用栄養補助食品に関する。これによって高齢化社会に好適な新しい発想の機能性食品の分野を開拓し、食品業界の活性化と中高年者が健康で快適加齢ができる社会を実現せんとするものである。【解決手段】育児用粉乳に免疫ミルクを混合したものをベースとして、これに必須微量ミネラル、免疫賦活物質、ビフィズス因子、抗酸化物質などの何れかまたは全ての老化制御物質を加えたことを特徴とする老化制御用栄養補助食品である。
http://kantan.nexp.jp/%E7%89%B9%E8%A8%B1/a2006141315/


腎臓結石はジェットコースターで排出できる? 米研究

2016年09月30日 | 医療 医薬 健康

 トコースターに乗って排出できるかもしれない――。米ミシガン州立大学の研究者らがこのほど、そんな研究結果を米整骨医学会誌に発表した。

ジェットコースターに乗って身体を揺さぶられると腎臓も揺さぶられ、結石が器官を通過できることがあるという。

論文を発表したのは同大のデービッド・ウォーティンジャー教授。きっかけはある患者の証言だった。この患者はフロリダ州のウォルト・ディズニー・ワールドにあるジェットコースター「ビッグサンダー・マウンテン」に乗ったところ、3個の結石が出たという。CNNニュース 2016.09.29

がん: 低酸素状態による遺伝子抑制

2016年09月29日 | 癌 ガン がん 腫瘍

Nature 537, 7618
2016年9月1日

腫瘍のエピジェネティクスは、その起源となった組織とは異なり、がん抑制遺伝子のプロモーターでDNAのメチル化が増加していることが多いが、このような変化が起こる仕組みについてはほとんど分かっていない。今回、D Lambrechtsたちは、多くの固形腫瘍で一般的に見られる腫瘍の低酸素状態が、5-メチルシトシンの酸化を介してDNA脱メチル化を触媒する酸素依存性TET(ten-eleven translocation)酵素群の活性を低下させると報告している。
http://www.natureasia.com/ja-jp/nature/highlights/78212

〝新〟免疫療法は「爆発的な破壊力」

2016年09月29日 | 医療 医薬 健康
【からだのレシピ】がんの〝新〟免疫療法は「爆発的な破壊力」 
 中村祐輔・米シカゴ大教授、癌学会で発表へ 来年にも臨床試験開始

2016年9月28日

 がんの第4の療法として注目を浴びている免疫療法で、遺伝医学の世界的権威、米シカゴ大学医学部内科・外科の中村祐輔教授は爆発的な破壊力をもった新しい免疫療法のシステムを作り上げ、来年中にも人への臨床試験を開始する計画であることが分かった。

 がん細胞に対して特異的に働く免疫力を活用するため副作用が少なく、新しい治療法の道が開ける可能性がある。中村教授は一時帰国して、10月6日から始まる第75回日本癌学会学術総会で詳細を発表する予定だ。
http://news.livedoor.com/article/detail/12074024/

心不全促すタンパク質 研究グループ発見 

2016年09月29日 | 酵素・蛋白質・ペプチド・核酸
熊本大
毎日新聞2016年9月29日 

 熊本大大学院生命科学研究部の尾池雄一教授(分子医学)の研究グループは、心筋細胞から過剰に分泌されたたんぱく質の一種が心不全を発症させることを発見した。心不全の新たな治療法の開発につながる可能性があり28日、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ電子版に掲載された。
http://mainichi.jp/articles/20160929/k00/00e/040/129000c