バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

新型万能細胞の研究者組織、理研・東大など参加

2007年12月31日 | NEWSクリッピング
 新型万能細胞(iPS細胞)の研究を“オール日本”体制で進めるために文部科学省がつくる研究者ネットワーク組織「iPS細胞研究コンソーシアム」に、理化学研究所や東京大学、慶応義塾大学、自治医科大学などの有力研究者が加わることが分かった。iPS細胞を作製した山中伸弥教授の京都大学勢を中心として、約20の研究テーマに取り組む予定だ。日経ネット(関西)2007-12-31
関連ニュース・情報>>バイオ塾情報創庫DB 2007-12-31

Method for L-threonine production

2007年12月31日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
Patent number: 7011961
Filing date: Feb 14, 2002
Issue date: Mar 14, 2006
Inventors: Kap-Soo Noh, Yeong-Chul Kim, Jae-Yong Park, Dai-Chul Kim, Jin-Ho Lee, Seung-Han Ok
Assignee: Cheil Jedang Corporation

A method of producing L-threonine using a microorganism is provided, one or more copies of each of the phosphoenolpyruvate carboxylase gene and the threonine operon are additionally intedgrated into a particular site of the chromosomal DNA of the microorganism, whiel its inherent phophoenolpyruvate carboxylase gene and threonine operon remain. Patent Specification

生細胞からの生体分子の採取方法

2007年12月31日 | 細胞と再生医療
技術名称 生細胞からの生体分子の採取方法
研究者 猪飼 篤  所属: 東京工業大学

技術概要 本発明は、生きている状態の細胞から種々の生体分子を採取する方法、及びその方法を利用した生細胞内で発現している遺伝子の同定方法に関する。本発明の方法により、一つの細胞における遺伝子発現等の変化を経時的に調べることが可能になる。一つの細胞での遺伝子発現変化などを観察するためには細胞を生きたまま、そこからわずかな量の生体分子を取り出し解析する技術が不可欠である。今までは同じ状態にあると思われる複数の細胞間での比較を行ってきたが、今後微妙な細胞間の変化などを調べることが可能となる。 J-Store シーズコード S040000491

遺伝子発現系における転写統合装置複合体の共通機能

2007年12月31日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
報告名称 多元的遺伝情報発現系の分子モーター複合体による協調化機構の解明 -遺伝子発現系における転写統合装置複合体の共通機能‐
研究者 中島 利博
 所属: 聖マリアンナ医科大学難病治療研究センター第三部門

報告概要 真核細胞の遺伝情報発現系は転写、プロセッシング、翻訳の反応が核、細胞質という異なった”場”において協調的に営まれています。この協調的遺伝情報発現系の統一的理解のため、個々の反応に関与し、かつ場を変えうる能力を有する”分子モーター”の存在を想定し、そのモデルの検証を行います。J-Stage 研究報告コード R030000268

生殖細胞の染色体分配の仕掛け 

2007年12月31日 | 細胞と再生医療
報告名称 生殖細胞の染色体分配の仕掛け ‐染色体接着因子コヒーシンの作用機序をさぐる‐
研究者 渡辺 嘉典  所属: 東京大学大学院理学系研究科

報告概要 体細胞分裂では、複製された染色体(姉妹染色分体)を分配する均等分裂を行う。一方、生殖細胞で見られる減数分裂では染色体数を半減化させるために、その第一分裂において相同染色体を分配する還元分裂を行う(図1)。このとき、姉妹染色分体が同一極のスピンドル微小管によって捕らえられるような特殊な制御が働くと考えられているが、その機構はよく分かっていない。私のそれまでの研究から、動原体の制御に染色体接着因子コヒーシンが重要な役割を持つことをが示唆されていた。本研究では、染色体接着因子コヒーシンの染色体分配における作用機序を明らかにすることを目指した。 J-Store 研究報告コード R030000269

光を求めて動く葉緑体の運動機構の解明

2007年12月31日 | 植物&農業
報告名称  ‐青色光受容体フォトトロピンの役割‐
研究者 加川 貴俊
 所属: 岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所情報制御部門

報告概要 動き回ることができない植物は、外界の環境を上手に感知し、様々な方法で対応している。特に周りの光を認識し、”もやし”のように伸長したり、光の方向に曲がったりしている。細胞内でも葉緑体の光環境に依存した定位運動が知られている。しかしながら、どんなタンパク質が光を受容しているかは知られていなかった。本研究ではこの葉緑体の位置を決めている光受容体を同定し、これらの光受容体が植物の生存における重要性を明らかにした。 J-Store 研究報告コード R030000270

生理活性を光で制御するケージド化合物の開発とその応用

2007年12月31日 | 創薬 生化学 薬理学
シグナル伝達の時空間動態を光で制御して光で解析する ‐‐
研究者 古田 寿昭
 所属: 東邦大学理学部生物分子科学科

報告概要 複雑で高度に秩序化された生体内反応を制御するために、生体はさまざまな情報をやり取りしている。これらはいくつかのシグナル伝達系で制御されているが、より深く理解するためには、シグナリングに関与する分子が、いつ、どこで、どのように働くかを明らかにする必要がある。しかし従来の方法論だけでは、この素過程を生理的条件に近い時間および空間分解能で解析することは困難である。そこで、ケージド化合物を利用して細胞内あるいは細胞間での情報のやり取りを高い時空間分解能で操作する手法の開発を目的として研究を行った。 J-Store 研究報告コード R030000271

神経細胞はどのように移動してその配置が決まるのか?‐

2007年12月31日 | 細胞と再生医療
中枢神経細胞が層構造を形成するメカニズム ‐
研究者 仲嶋 一範
 所属: 慶應義塾大学医学部

報告概要 我々の脳は、進化の最高傑作とも言われ、複雑な神経回路網を形成している。この複雑な構造も、最初は一層の細胞層であり、そこから次々に神経細胞が誕生し、長い距離を移動して、整然とした構造を形作っていく。例えば大脳皮質では、脳表面に平行な6層構造を作って配列しており、この秩序だった構造ができることは、脳の正常な機能のために必須であることが知られている。そこで、本研究では、大脳皮質の発生期において、神経細胞がその誕生部位からいかにして移動し、その配置が決まっていくのかの機構の解明を目指した。 J-Store 研究報告コード R030000272

免疫細胞サイトカイン

2007年12月31日 | 抗体 免疫 抗原 
【発明者】 リ イ ダニエル アール. ソペット
【要約】 【課題】治療目的のためにポリペプチドまたはポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを利用する。
【解決手段】以下からなる群から選択されるメンバーと少なくとも70%の同一性を有するポリヌクレオチドを含む単離されたポリヌクレオチド:(a)特定のアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードするポリヌクレオチド;(b)(a)のアミノ酸21からアミノ酸337を含むポリペプチドをコードするポリヌクレオチド;(c)(a)のポリヌクレオチドに相補的であるポリヌクレオチド;および(d)(a)、(b)または(c)のポリヌクレオチドの少なくとも15の連続する塩基を含むポリヌクレオチド。 詳細>>J-tokkyo 特開2003-245089

HOXB13遺伝子のメチル化を指標とする腎細胞癌を含む悪性腫瘍の判定方法

2007年12月30日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 特願2006-099703 公開番号 特開2007-267700
公開日 平成19年10月18日(2007.10.18)
発明者 奥田 平和 執印 太郎 豊田 実 時野 隆至
出願人 国立大学法人高知大学

発明の概要 【課題】腎細胞癌を含む悪性腫瘍の有無やその程度を判定する方法および当該判定に有効に利用できる診断薬の提供。癌細胞の増殖を抑制して悪性腫瘍を予防または治療するために有効に利用することができる抗腫瘍剤の提供。腎細胞癌を含む悪性腫瘍の治療に有効な抗腫瘍物質のスクリーニング方法の提供。
【解決手段】 悪性腫瘍の判定は、哺乳動物のHOXB13遺伝子、特にCpGアイランドのメチル化頻度またはその相関値を測定することにより行う。診断薬は上記CpGアイランドのメチル化を検出しえるプライマー対を有効成分とする。抗腫瘍剤はHOXB13のアミノ酸配列をコードする塩基配列を有するDNAを有効成分とする。 詳細>>J-Store 特許コード P07P005573