バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

自閉症に似た症状 運動すると改善か マウスで実験

2019年06月11日 | 神経 脳 リューマチ 疼痛

発達障害の一つ、「自閉症スペクトラム障害」に似た症状が出るマウスに運動をさせると症状が改善した、とする研究成果を東京大学のグループがまとめ、新たな治療法の開発につなげたいとしています。

自閉症スペクトラム障害は、脳の神経細胞どうしのつなぎ目の不全が一因でおきると考えられていて、主な症状として、社会的なコミュニケーションが苦手だったり、同じ行動を何度も繰り返したりすることが知られています。 NHK NEWS web.,2019年6月8日

シアリダーゼの機能解析ツールの開発と脳組織への応用

2019年06月06日 | 神経 脳 リューマチ 疼痛

シアリダーゼによる神経活動と連動した神経機能の制御
化学と生物.,Vol.57 No.6 Page. 346 - 351 (published date : 2019年6月1日)
南 彰1, 鈴木 隆1
静岡県立大学薬学部生化学分野
シアリダーゼは,糖鎖末端にあるシアル酸を脱離させる加水分解酵素である.哺乳動物のシアリダーゼには,細胞内局在など特性の異なるNeu1, Neu2, Neu3, Neu4の4種類のアイソザイムがある.これらのシアリダーゼアイソザイムはすべて哺乳動物の脳に発現する(1).シアル酸は脳に豊富に存在し,軸索伸長や神経回路の形成,神経伝達,記憶などシアル酸がかかわる神経機能は多岐にわたる.したがって,シアリダーゼによるシアル酸脱離もまた脳機能の制御に不可欠である.筆者らは,シアリダーゼの新たな機能解析ツールの開発に取り組んでいる.本稿では,同ツールを利用して見いだされたシアリダーゼによる神経活動と連動した神経機能の制御を中心に解説する.
https://katosei.jsbba.or.jp/index.php?aid=1155&bt=on

発生生物学・神経科学のモデル生物 シー・エレガンスの高精度ゲノムを再構築

2019年05月25日 | 神経 脳 リューマチ 疼痛
発生生物学・神経科学のモデル生物 シー・エレガンスの高精度ゲノムを再構築

日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2019.05.24
東京大学

東京大学森下教授のグループ、米国スタンフォード大学ファイヤー教授のグループ、米国コーネル大学シュワルツ教授らは共同してこの問題に取り組み、従来のゲノムの不具合を補う高精度ゲノムを再構築することに成功しました。
https://research-er.jp/articles/view/79770

甘味を伝える脳の神経細胞を見つけた 生理学研がマウスで

2019年05月21日 | 神経 脳 リューマチ 疼痛

舌で味を感じる仕組みの研究は進んでいたが、実際に味として認識するための脳内の伝達経路などはよく分かっていなかった。今回、自然科学研究機構・生理学研究所などの研究グループが、甘味を伝える神経細胞をマウスの脳幹で見つけたと発表した。研究成果は7日付の米科学誌セルリポーツ電子版に掲載された。

研究グループは、生理学研究所の中島健一朗准教授、傳欧研究員や東京大学大学院農学生命科学研究科の三坂巧准教授らがメンバー。 Science Portal.,2019年5月10日

てんかん発症の新たな神経回路を発見

2019年05月17日 | 神経 脳 リューマチ 疼痛
-欠神発作発生機構のパラダイムシフト-

日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2019.05.16
理化学研究所 日本医療研究開発機構

理化学研究所(理研)脳神経科学研究センター神経遺伝研究チームの山川和弘チームリーダー、宮本浩行研究員(研究当時)、立川哲也研究員らの共同研究グループ※は、てんかんの「欠神(けっしん)発作」が引き起こされる新たな神経回路を発見しました。

https://research-er.jp/articles/view/79579


認知機能の低下には、アミロイド斑の形成と神経炎症がかかわる

2019年04月25日 | 神経 脳 リューマチ 疼痛
次世代アルツハイマー病モデルマウスの行動解析から、認知機能の低下には、アミロイド斑の形成と神経炎症がかかわることを見出しました

日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2019.04.24
国立長寿医療研究センター

アルツハイマー病研究部の、榊原泰史 研究技術員、関谷倫子 発症機序解析研究室長、飯島浩一 部長らは、理化学研究所脳神経科学研究センター・神経老化制御研究チーム(斉藤貴志 副チームリーダー、西道隆臣 チームリーダー)との共同研究により、脳内でのアミロイド斑の形成とそれに伴う神経炎症(グリア細胞の異常活性化)が記憶学習能の低下を引き起こすことを見出しました(図1)。



https://research-er.jp/articles/view/79182

自分を律する脳の仕組みに関わる新たな部位を発見

2019年04月12日 | 神経 脳 リューマチ 疼痛
~ 頭頂葉が行動の抑制を生み出す ~

日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2019.04.11
順天堂大学


順天堂大学医学部生理学第一講座の長田貴宏准教授、小西清貴教授と鳥取大学・福島医科大学との共同研究グループは、ヒトの大脳皮質の頭頂葉にある頭頂間溝*1と呼ばれる領域が、自分自身の行動の抑制に関わっていることを発見し、実証しました。

https://research-er.jp/articles/view/78760











トレンド◎てんかんやパーキンソン病を電気刺激で治療

2019年03月23日 | 神経 脳 リューマチ 疼痛
てんかん発作を感知し抑制するデバイス普及へ
増谷 彩=日経メディカル

 頸部の迷走神経を刺激し、てんかん発作を抑制する迷走神経刺激療法(VNS)。2017年には発作の予兆(頻拍)を感知し、自動で刺激を送るモードを備えた製品が登場し、効果を上げている。さらに米国では、脳波をモニタリングし、発作時脳波を感知したところで脳を直接刺激して、てんかん発作を抑制するデバイスも登場した。 日経メディカル.,2019/3/22

脳神経細胞新生剤

2019年03月17日 | 神経 脳 リューマチ 疼痛
出願人: 丸大食品株式会社
発明者: 井福 正隆, 藤野 武彦, 馬渡 志郎, 杉山 雅昭, 小玉 芳郎, 府中 英孝, 柚木 恵太

出願 JP2011050130 (2011/01/06) 公開 WO2011083827 (2011/07/14)

【要約】本発明は、新規な脳神経細胞新生効果を有する物質を提供することを目的とする。また、当該物質により神経疾患の治療及び/又は予防に有効な脳神経細胞新生剤を提供することを目的とする。本発明により、プラズマローゲンを有効成分とする脳神経細胞新生剤が提供される。なかでも、主にエタノールアミンプラズマローゲン及びコリンプラズマローゲンを含む生体組織(好ましくは鳥組織)抽出プラズマローゲンを有効成分とする脳神経細胞新生剤が好ましい。
https://kantan.nexp.jp/%E7%89%B9%E8%A8%B1/s2011083827/