バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

薬剤耐性マラリアの原虫、東南アジアで急速に拡大 英研究

2014年07月31日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒

【7月31日 AFP】薬剤耐性マラリア原虫が東南アジア・インドシナ半島4か国の国境地域を生息域として定着しているとした英大研究者らによる論文が30日、米医学誌「ニューイングランド医学ジャーナル(New England Journal of Medicine)」に掲載された。これによりマラリアの感染拡大を封じる国際努力が危機に直面していると、論文は警告している。AFP BB News.,2014年07月31日


エボラ熱、ウイルスの発見者は「大流行の可能性低い」

2014年07月31日 | 医療 医薬 健康
【7月31日 AFP】西アフリカで流行しているエボラ出血熱について、そのウイルス発見に貢献した著名医学者ピーター・ピオット(Peter Piot)氏がAFPとのインタビューで、西アフリカ外に拡散し大流行する可能性は低いとの見方を示した。

 同時にピオット氏は、「非常に悪い意味」での恐怖心や、西アフリカ諸国における人々の政府に対する不信感が世界でも最大規模のエボラ出血熱感染を招いた要因となったと指摘した。AFP BB News.,2014年07月31日

エボラ感染、「山火事」のように広がる 米当局が警告
【7月29日 AFP】エボラ出血熱の感染が史上最悪な規模で拡大する中、米疾病対策センター(CDC)は28日、エボラウイルスは山火事のように広がると警告を発し、西アフリカへの渡航者は通常以上の予防策をとるように呼び掛けた。AFP BB News.,2014-07-29


【STAP細胞発表から半年】 理研の対応まずく長期化 科学界の信用失墜

2014年07月31日 | 細胞と再生医療

 理化学研究所の 小保方晴子研究ユニットリーダーらがSTAP細胞の作製を発表してから29日で半年。生物学の常識を覆すとされた論文は撤回され、細胞の存在は科学的に白紙に戻ったが、疑惑の全容は解明されないままだ。理研の対応のまずさが問題を長期化させ、日本の科学界の信用を失墜させている。 共同通信47news.,2014-07-29


世界初「宇宙マウス」誕生 持ち帰った精子で、山梨大

2014年07月31日 | 生命科学 生物誌
 山梨大は30日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)などとの共同研究グループが、国際宇宙ステーションで冷凍保管し、地上に持ち帰ったマウスの精子を卵子と授精させることで「宇宙マウス」が生まれたと発表した。宇宙空間で保存した哺乳類の生殖細胞からの繁殖成功は世界初という。

 研究を担当した山梨大の若山照彦教授と若山清香特任助教は30日、報道陣に「出産率に影響はなく、正常なマウスが生まれてほっとしている」と笑顔で話し、「将来、動物が宇宙で繁栄できる可能性が見えた。今後は卵子や受精卵を宇宙に持っていく技術も開発したい」と意欲を見せた。 共同通信47news.,2014/07/30


肝疾患に対する再生医療研究の共同研究の開始に関するお知らせ

2014年07月31日 | 細胞と再生医療


2014年7月29日

 独立行政法人 医薬基盤研究所(以下「医薬基盤研究所」)、国立大学法人 大阪大学(以下「大阪大学」)およびレジエンス株式会社(以下「レジエンス」)は、このたびiPS細胞を用いた肝硬変治療の再生医療等製品の開発に関して共同研究の契約を締結しましたので、お知らせいたします。

 医薬基盤研究所招へいプロジェクトリーダー(大阪大学大学院薬学研究科教授)の水口裕之はiPS細胞から分化させた肝前駆細胞を維持・増幅する技術や高機能な肝細胞への分化誘導技術開発に成功しております。この技術は、肝細胞の大量供給、ひいては肝細胞移植を可能にする基盤技術となります。
 この技術を基に共同で肝硬変治療に対する再生医療等製品の開発を実施するべく、医薬基盤研究所、大阪大学及びレジエンスは共同研究を行ってまいります。
http://www.nibio.go.jp/news/2014/07/001040.html

リベリアがエボラ緊急対策 学校閉鎖や出勤停止

2014年07月31日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
 【ナイロビ共同】西アフリカのリベリア政府は30日、エボラ出血熱の流行を食い止めるため、国内の全ての学校を一時閉鎖し、基幹業務以外に従事する政府職員に30日間の出勤停止を命じる緊急対策を発表した。ロイター通信などが伝えた。治安当局が対策の実施を担当するという。

 世界保健機関(WHO)によると、エボラ熱は3月以降、西アフリカで流行し、過去最大規模に拡大。じわじわと感染例が増え続け、封じ込めにめどが立たない状況が続いている。危機感を深めるリベリア政府は抜本的な対策が必要と判断した。

 米疾病対策センター(CDC)が警戒しているほか欧米諸国も状況を注視している。 共同通信47news.,2014/07/31


耐熱性分子進化のための高変異性好熱菌宿主の開発

2014年07月31日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
 酵素触媒は、高立体選択性触媒や環境調和型触媒として、様々な生物系特定産業(食品加工、バイオセンサー開発、洗剤、化成品合成、医薬品産業など)において広く利用されている。しかしながら、一般に酵素触媒は安定性に乏しく、生産コストも高い。有用な触媒能を有するにも関わらず産業利用に至らないものも数多く存在する。酵素不活性化の多くは熱変性に起因することから、酵素耐熱性の付与は酵素の安定性を大きく向上させると期待できる。そこで本研究では、酵素耐熱性分子進化に有用な好熱菌Geobacillus kaustophilus HTA426高変異性株を開発し、更には、それを利用した酵素耐熱性分子進化手法、すなわち様々な酵素を本高変異性株中で迅速に分子進化させ、発生した耐熱化酵素遺伝子を効率よく選択する手法、の確立を目指す。 研究課題番号(日本の研究.com ) 105459

協和発酵キリン、アストラゼネカとがん免疫療法の開発提携契約を締結

2014年07月31日 | ビジネス 政策
協和発酵キリン、アストラゼネカとがん免疫療法の開発提携契約を締結

協和発酵キリンは7月30日、同社が開発している抗CCR4ヒト化抗体「モガムリズマブ(開発コード名:KW-0761)」について、英アストラゼネカと同社が開発している抗PD-L1抗体「MEDI4736」および抗CTLA-4抗体「tremelimumab」との併用療法に関する複数の固形がんを対象にした第1/1b相試験の開発提携契約を締結したと発表した。マイナビニュース [2014/07/30]


OIST発ベンチャー第一号の誕生-創薬に新しい基盤技術を

2014年07月30日 | NEWSクリッピング
沖縄科学技術大学院大学
文部科学省

この度、沖縄科学技術大学院大学(OIST)の構造細胞生物学ユニット代表のウルフ・スコグランド教授が開発したタンパク質等の分子構造の3次元可視化技術を活用したOIST発ベンチャー第一号として、沖縄プロテイントモグラフィー株式会社(代表取締役社長:亀井朗)が6月25日に設立されました。同社は、OISTが所在する沖縄県恩納村を拠点に国内外の市場に向けて受託解析事業を展開します。同社の設立は、スコグランド教授の技術の事業化を目指した文部科学省の大学発新産業創出拠点プロジェクト(START)の成果であり、7月23日には、沖縄県内のベンチャーを支援する、おきなわ新産業創出投資事業有限責任組合(無限責任組合員バイオ・サイト・キャピタル株式会社(BSC)代表取締役谷正之)が、同社へ10百万円を出資しました。今後沖縄プロテイントモグラフィー株式会社は、OIST発の最先端技術を核として、沖縄県の自立的発展に寄与するグローバル企業を目指していきます。文科省プレスリリース 平成26年7月30日

中国人科学者、冠状動脈の新たな起源を解明

2014年07月30日 | 海外情報

世界的に有名な科学誌「ネイチャー」(電子版)はこのほど、中国科学院上海生命科学研究院の周斌氏が率いる研究チームの、冠状動脈の起源に関する最新の研究成果を掲載した。同研究は遺伝子系図の解析技術により、冠状動脈の新たな起源「心内膜」を解明した。科技日報が伝えた。

研究チームは遺伝子組み換えラットの系図を解析し、冠状動脈の起源と発育のメカニズムを研究した。研究によると、心臓の冠状動脈は胚胎が形成していた冠状動脈を起源とするほか、新たに形成されることも可能だ。研究チームは冠状動脈の新たな起源、心内膜を発見した。同研究は先天性心疾患の発病メカニズムの解明、診断と治療に重要な手がかりと研究方針を提供し、心筋梗塞の治療と人工心臓の研究の理論的な基礎を固めた。ネイチャーの編集委員と専門家は、同研究は心血管分野における重大な進展であり、発育・再生に関するその他の研究に対しても指導的な意義を持つと評価した。(編集YF)

「人民網日本語版」2014年7月29日