バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

A型の血液をO型に変え誰にでも輸血可能にする酵素が人間の腸内から発見される

2019年06月13日 | 循環系 心臓


by qimono

人間が持つ血液型にはA型・B型・O型・AB型などが存在し、輸血の場合には患者に適合した血液型を選択する必要がありますが、O型は「誰にでも輸血できる」血液型であることが知られており、緊急時には他の血液型の代替として輸血されることがあります。ブリティッシュコロンビア大学の研究者らはA型の血液をO型に変換する酵素の組みあわせを発見し、「万能血液の製造が大きく前進した」と発表しました。Gigazine.,019年06月12日


皮膚の細胞から3Dプリンターで人工血管 透析患者への移植を申請

2019年04月25日 | 循環系 心臓

4/23(火) 21:00配信 毎日新聞

 佐賀大医学部の中山功一教授(臓器再生医工学)らの研究チームが、細胞を使って立体的な組織を作り出す「バイオ3Dプリンター」で人工血管を作製し、人工透析の患者に移植する臨床研究計画を蒲郡(がまごおり)市民病院(愛知県)の審査委員会に申請した。中山教授によると、皮膚の細胞だけを使ってバイオ3Dプリンターで作製した生体組織の移植は世界的に珍しいという。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190423-00000056-mai-soci


小児後天性心臓病の最大原因である川崎病の新たな治療法を開発!

2019年03月12日 | 循環系 心臓
~ゲノム医学研究の結果から着想、小児に負担が少なく、より効果的な治療が可能に~

日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2019.03.11
東京女子医科大学 和歌山県立医科大学 千葉大学


千葉大学大学院医学研究院公衆衛生学 羽田 明 教授、尾内 善広 准教授、医学部附属病院臨床試験部 花岡 英紀 教授、和歌山県立医科大学小児科 鈴木 啓之 教授、東京女子医科大学八千代医療センター小児科濱田 洋通 臨床教授らの研究グループは、小児期の後天性心臓病の最大原因となる川崎病に対する大量免疫グロブリン (IVIG) による標準治療をシクロスポリン (CsA) により強化した新たな治療法を開発しました。
https://research-er.jp/articles/view/78006

呼吸しても空気が漏れない肺手術用接着剤を開発

2019年03月10日 | 循環系 心臓

~タラゼラチンの化学修飾により実現 ブタ摘出肺で実証し前臨床試験へ~

2019.02.19
国立研究開発法人物質・材料研究機構 (NIMS)
国立大学法人 筑波大学

NIMSと筑波大学の研究グループは、肺がん等の肺切除術後、肺表面の欠損を閉鎖する接着剤において、従来材料の約2倍の追従性と約1.4倍の耐圧強度を有する新たな接着剤を開発しました。スケソウダラ由来のゼラチンを化学修飾することで、呼吸しても空気を漏らさない接着剤として機能することを、大型動物であるブタの摘出肺で実証しました。現在主流である血液由来の接着剤に代わる接着剤として前臨床試験での成果が期待されます。
https://www.nims.go.jp/news/press/2019/02/201902140.html

トランス脂肪酸による疾患発症機序の一端を解明

2019年02月26日 | 循環系 心臓
トランス脂肪酸による疾患発症機序の一端を解明-動脈硬化症発症のメカニズム解明に繋がる発見-

日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2017.04.17
東北大学

東北大学大学院薬学研究科の平田祐介助教、野口拓也准教授、松沢厚教授、青木淳賢教授、福永浩司教授らの研究グループは、動脈硬化症や生活習慣病などの様々な疾患のリスクファクターとされているトランス脂肪酸が、自己由来の起炎性因子(注 1)の 1 つである細胞外 ATP により誘導される細胞死を促進することを明らかにしました。
https://research-er.jp/articles/view/57539

Bayer、血友病治療薬の特許訴訟で武田薬品子会社 Baxaltaに勝訴

2019年02月07日 | 循環系 心臓
- 化学業界の話題 2019年2月 6日

デラウエア州 Wilmington 連邦地裁で陪審員は2月5日、武田薬品の子会社Baxalta に対し、同社の血友病治療薬がBayer 特許を侵害していると判断し、155.19百万ドルを支払うよう命じた。

武田薬品は2019年1月8日付でアイルランドの製薬大手Shire plc の買収を完了した。

Shire plc は2016年にBaxaltaを買収した。(Baxaltaは2015年7月にBaxter Laboratoriesからスピンオフした会社である。)
Shireはこれにより、3つの治療領域(血液、免疫、腫瘍)に進出 し、希少疾患の患者のため尽力するバイオテクノロジー分野のグローバル・リーディング・カンパニーに なるとした。
http://blog.knak.jp/2019/02/bayer-baxalta.html

糖尿病マーカー、ヘモグロビンA1cを直接酸化できる酵素の創製

2019年02月01日 | 循環系 心臓
-シンプルかつ短時間測定が可能な新規測定試薬開発に大きく前進-

日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2019.01.31
京都大学

京都大学大学院農学研究科 橋本渉 教授、摂南大学 村田幸作 教授、協和メデックス株式会社(小野寺利浩取締役社長)らの研究グループは、糖尿病診断マーカーであるヘモグロビン A1c(以下、HbA1c) 臨床検査試薬に応用が可能な改変酵素「HbA1c ダイレクトオキシダーゼ」(以下、HbA1cOX)の創製に成功しました。

https://research-er.jp/articles/view/77009



多職種連携で行う脳卒中患者の「口腔機能管理マニュアル」

2019年01月28日 | 循環系 心臓
多職種連携で行う脳卒中患者の「口腔機能管理マニュアル」完成のお知らせ―
「脳卒中急性期における口腔機能管理法の開発に関する研究」の成果―

日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2019.01.24
東京医科歯科大学 日本医療研究開発機構

東京医科歯科大学(学長:吉澤靖之、東京都文京区)医学部附属病院(病院長:大川淳)、歯学部附属病院(病院長:若林則幸)、大学院医歯学総合研究科脳神経機能外科学分野の前原健寿教授らのグループは、2016年4月より日本医療研究開発機構(AMED)の採択課題「脳卒中急性期における口腔機能管理法の開発に関する研究」の下で、歯学部附属病院摂食嚥下リハビリ外来との連携を始め、その研究成果として多職種連携で行う脳卒中患者の「口腔機能管理マニュアル」を作成しました。
https://research-er.jp/articles/view/76837

動脈硬化の原因となりうるリポタンパク質の発見

2019年01月23日 | 循環系 心臓
日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2018.02.21
秋田県立大学 農業・食品産業技術総合研究機構

小西准教授らの研究グループでは血液中の脂質を改善するさまざまな食品成分の研究を行ってきましたが、その中で、従来から広く認識されてきたリポタンパク質の種類だけでは説明できないデータが得られました。そこで、従来使われている方法とは異なる分析法でリポタンパク質の成分を詳しく調べました。
https://research-er.jp/articles/view/68102