バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

H5N1/H1N1ハイブリッドウイルス誕生の要点とその意義

2012年07月06日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
 ヒトから分離した鳥インフルエンザH5N1型ウイルスとヒトH1N1pdm2009型ウイ
ルスのハイブリッドウイルスを作製しフェレットに感染させたところ、空気感染す
るウイルスが出現したことが報告された。東京大学医科学研究所の河岡義裕氏らの
研究成果で、この5月にNature誌のオンライン版に掲載された。論文の全公開ま
でには、テロに悪用されるなどとする一部の杞憂から紆余曲折があったのは記憶に
新しい。だが、H5N1型ウイルスのヘマグルチニン(HA)を持つハイブリッドウイルス
が空気感染することを実証した意義は、決して色褪せることはなかった。

詳しくは以下の画面をご覧ください。
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/special/pandemic/topics/201206/525700.html

混沌としてきたH1N1pdm2009による犠牲者数

2012年07月06日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒

 H1N1pdm2009による犠牲者数が当初発表の1万8500人ではなく、15倍の28万4500人、さらに54万人台に乗るかもしれないという米CDCの報告(1)が論議をよんでいる。鉢巻しめなおし対策をと促す正論から、統計屋の陰謀説、そしてWHOが「本当のところ分かっていないのです」と見解を出すまで、侃侃諤諤かまびすしい。

詳しくは以下の画面をご覧ください。→ 日経BP(medical.Webサイト)201207/525773


宇宙では老化遅くなる?…線虫の実験で判明

2012年07月06日 | 加齢 老化制御

 宇宙では老化が遅くなり寿命が延びる可能性があることが、東京都健康長寿医療センターや宇宙航空研究開発機構などのチームが宇宙空間で行った線虫の実験でわかった。
 人間にただちに当てはまるわけではないが、人間にも機能やDNA配列が似た遺伝子が存在し、老化の仕組みを探る手がかりになると期待される。5日の英科学誌サイエンティフィック・リポーツに発表された。読売新聞(web版)2012-07-06


分娩後の哺乳動物胎盤由来の胚様幹細胞

2012年07月06日 | 細胞と再生医療

出願番号 : 特許出願2009-258822 出願日 : 2009年11月12日
公開番号 : 特許公開2010-59193 公開日 : 2010年3月18日
出願人 : アンスロジェネシス コーポレーション 発明者 : ハリリ,ロバート,ジェイ.
発明の名称 : 分娩後の哺乳動物胎盤由来の胚様幹細胞、ならびに該細胞の用途および該細胞を用いる治療法

【課題】分娩後の胎盤に由来する胚様幹細胞を、臍帯血組成物または他の幹もしくは前駆細胞と共に使用する組成物ならびに方法の提供。
【解決手段】胚様幹細胞は単独でまたは他の幹細胞集団との混合物として利用する。胚様幹細胞は、臍帯血、胎児および新生児の造血幹細胞および前駆細胞、ヒト幹細胞および骨髄由来の前駆細胞を含む、他の幹細胞集団と混合しうる。胚様幹細胞および胚様幹細胞と幹細胞の混合集団には多数の用途、例えば、移植および疾患の治療・予防のための治療用途、診断用途、研究用途などに応用できる。明細書pdf>> 発明協会・かんたん特許検索


ドーパミン分泌細胞の生存を増加させる方法

2012年07月06日 | 細胞と再生医療

出願番号 : 特許出願2003-503596 出願日 : 2002年6月11日
公表番号 : 特許公表2005-500027 公表日 : 2005年1月6日
出願人 : ルードヴィッヒ インスティテュート フォー キャンサー リサーチ 発明者 : ワーグナー,ジョー 外3名

本発明は、ドーパミン分泌細胞の生存を増加させる方法であって、ドーパミン分泌細胞にレチノイドXレセプター(RXR)リガンドを投与する工程を有し、前記RXRリガンドの結合によって前記ドーパミン分泌細胞の生存が増加する方法に関する。神経変性疾患への治療法も開示される。明細書pdf>> 発明協会・かんたん特許検索