バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

体外で大腸がん再現、腺腫のリスク実証

2015年02月28日 | 癌 ガン がん 腫瘍
ヒトの大腸幹細胞に体外で遺伝子変異を導入し、がん化過程を人工的に再現することに、慶應義塾大学医学部内科学(消化器)教室の佐藤俊朗(さとう としろう)特任准教授らが初めて成功した。この実験で、正常な大腸上皮に比べて、発育した大腸腺腫(ポリープ)はがん化しやすく、その切除ががん予防につながることを実証した。発がん研究の新手法で、がんの予防や治療の手掛かりにもなりそうだ。東京大学医学部大腸肛門外科との共同研究で、2月23日付の米科学誌ネイチャーメディシンのオンライン版に発表した。Huffington Post.,2015年02月28日


Valeant Pharmaceuticals、米同業Salix Pharmaceuticalsを買収

2015年02月28日 | 医療 医薬 健康

カナダの製薬大手Valeant Pharmaceuticals International は2月22日、米同業Salix Pharmaceuticalsを借入金込みで145億ドルで買収することで合意したと発表した。
1株当たり158ドル、総額101億ドルの現金で全株を買い取る。

Salix は胃腸病薬の市場のリーダーで、有名な処方薬4種を含め合計22種類の薬を保有する。

Valeantの推計によると、米国の胃疾患治療薬市場(GI市場)は50億ドル規模で、年間5%拡大している が、Salixの売り上げの伸びはこの市場成長ペースを上回っている。

スペシャルティ製品で多様化を図るValenatにとってSalixの獲得は理想的であるとしている。

Valeantでは買収の効果として年間ベースで5億ドル以上のコスト削減を期待している。このうち約65%は一般管理費や研究費の合理化によるもので、半年以内に達成できると見ている。 化学業界の話題 2015年2月28日


医療従事者らの感染防止 米教授「機器安全性向上を」

2015年02月28日 | 医療 医薬 健康
 HIV(ヒト免疫不全ウイルス)やC型肝炎といった感染症対策が医療現場などで急務となっている。看護師などが注射針で刺し傷や切り傷を負うケースは国内で年に45万~60万件にのぼり、医療従事者の2人に1人が経験しているとの報告があるほか、ホテルや商業施設、オフィスビルのゴミを回収する清掃従事者が、糖尿病患者が使用して捨てたインスリン注射の針でけがをするケースも少なくない。産経 SankeiBiz.,2015.2.28

アジアの子どもの腸内細菌叢に2つのタイプがあることを発見-九大

2015年02月28日 | 腸内細菌 プロバイオティクス

日本の子どもにはビフィズス菌が豊富に存在

九州大学は2月24日、アジア5か国の子どもを対象に、ヒトの健康に大きく関わると言われている腸内細菌叢を調査した結果、アジアの子どもには大きく2つの腸内細菌叢のタイプ(エンテロタイプ)があること、また日本の子どもの腸内細菌叢は特徴的で、他国に比べて豊富なビフィズス菌を有し、大腸菌などの悪玉菌が少ないことを見出したと発表した。医療ニュース 2015年02月27日

非炎症性抗がん免疫アジュバントの開発に成功-北大

2015年02月28日 | 癌 ガン がん 腫瘍

副作用の少ない抗がん免疫ワクチンへの適用に期待

北海道大学は2月24日、過剰な炎症性サイトカインを誘導せず、がんを退縮させる新規核酸免疫アジュバントの化学合成と開発に成功したと発表した。これは、同大大学院医学研究科の瀬谷司特任教授、松本美佐子特任准教授らの研究グループによる研究成果である。医療ニュース2015年02月27日