バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

薬学生が知っておくべき医薬品業界の「現状」とは?

2014年11月30日 | ビジネス 政策

そろそろ2016年卒の学生さんの就職活動のシーズンを迎えますが、これから就職活動を始められる薬学生のみなさんが目指す「医薬品業界」の現況は、実際のところどうなっているのでしょうか?

医療従事者が語る業界展望も非常に参考になると思いますが、今回は敢えて、第三者視点を重視するという趣旨のもと、医薬品・ヘルスケアセクター専門のアナリストであるメリルリンチ日本証券株式会社の渡辺律夫さんに、注目すべきポイントを語っていただきました。BLOGOS.,2014年11月28日

京大らがiPS細胞で筋ジストロフィーの変異遺伝子を修復

2014年11月30日 | 医療 医薬 健康

 デュシェンヌ型筋ジストロフィーという病気がある。ジストロフィンという遺伝子に変異が生じ、筋肉の衰弱が進行していく疾患だ。これまでに様々な方法で遺伝子を修復する治療法の研究が行われてきたが、完全な形でジストロフィンタンパク質を元に戻すことはできていなかった。

 京都大学iPS細胞研究所(CiRA)、科学技術振興機構(JST)の堀田秋津助教、京都大学細胞物質システム統合拠点(iCeMS)の李紅梅大学院生らの研究グループは27日、デュシェンヌ型筋ジストロフィーの患者さんから作製したiPS細胞において、TALENやCRISPRといった遺伝子改変技術を用いて、病気の原因遺伝子であるジストロフィンを修復することに成功したと発表した。財経新聞 2014年11月29日

京大、iPS細胞を使って遺伝子を修復させることに成功

2014年11月30日 | からだと遺伝子

 京都大学の堀田秋津助教・李紅梅大学院生らによる研究グループは、デュシェンヌ型筋ジストロフィーの患者から作製したiPS細胞を使って、病気の原因遺伝子であるジストロフィンを修復することに成功した。

 デュシェンヌ型筋ジストロフィーは、ジストロフィン遺伝子の機能喪失によって筋肉が萎縮する病気で、30億もの塩基で構成される巨大なヒトゲノムの中で、ジストロフィン遺伝子1ヶ所だけを精密に修復するのは困難であった。財経新聞 2014年11月29日


前立腺癌を判定する方法

2014年11月30日 | 癌 ガン がん 腫瘍
出願番号 : 特許出願2013-154748 出願日 : 2013年7月25日
公開番号 : 特許公開2013-238614 公開日 : 2013年11月28日
出願人 : 公益財団法人野口研究所 発明者 : 天野 純子 外1名

【課題】前立腺癌(PC)に罹患した被験者の前立腺特異抗原(PSA)の糖鎖を検出し、PSAの糖鎖構造に基づいてPCを的確に判定する方法を提供する。
【解決手段】被験者由来の試料中のPSAの糖鎖構造を分析する工程を含み、下記式(1)で表される糖ペプチドまたは下記式(1)中の糖鎖が存在するときに前立腺癌であると判定することを特徴とする前立腺癌を判定する方法。特許資料>>astamuse 2013



[式(1)中、「Peptide」とは、IRNKS(Ile-Arg-Asn-Lys-Ser)であり、GlcNAcはNに結合している。]



出願番号 : 特許出願2009-298794 出願日 : 2009年12月28日
公開番号 : 特許公開2011-137754 公開日 : 2011年7月14日
出願人 : 公益財団法人野口研究所 発明者 : 天野 純子 外1名

発明の名称 : 前立腺癌を判定する方法

【課題】前立腺癌(PC)に罹患した被験者の前立腺特異抗原(PSA)の糖鎖を検出し、PSAの糖鎖構造に基づいてPCを的確に判定する方法を提供すること。
【解決手段】被験者由来の試料中のPSAの糖鎖構造を分析する工程を含み、LacdiNAc(N-アセチルガラクトサミン-N-アセチルグルコサミン)を有する3本鎖以上の糖鎖が存在するときに前立腺癌であると判定することを特徴とする前立腺癌を判定する方法であり、更には、上記PSAの糖鎖構造の分析を、上記PSAに対してレクチンを作用させる方法、上記PSAに対して抗体を作用させる方法、高速液体クロマトグラフィー法もしくは質量分析法、またはこれらを組み合わせた分析手段により行う上記の前立腺癌を判定する方法。特許資料>>astamuse 2011



どうする 被曝と健康

2014年11月29日 | 放射線と健康


「低線量」の影響、解明は責務

津金昌一郎・国立がん研究センターがん予防・検診研究センター長

 ―県甲状腺検査評価部会で、必ずしも治療が必要のないがんを見つけるなどの過剰診断が起きている可能性を指摘している。なぜその可能性があるのか?

 過剰診断かどうかの判断は、理想的には検査する人としない人に分けて死亡率の差などを比較するべきだが、現実的ではない。朝日新聞(Web版)2014年11月28日

エボラ熱、拡大はシエラレオネのみか 仏大統領がギニア訪問

2014年11月29日 | 医療 医薬 健康
西アフリカ諸国でのエボラ出血熱の流行で世界保健機関(WHO)は29日までに、被害が甚大な3カ国の感染状況に触れ、ギニアでは安定、リベリアは安定もしくは減少の段階にあるものの、シエラレオネでは増加し続けている可能性があるとの見方を示した。

3カ国で判明した新たな感染者の増加は今月23日の時点で計600件で、シエラレオネだけで385件に達した。CNN ニュース 2014.11.29

エボラ回復後も精子にウイルス、感染の可能性

2014年11月29日 | 医療 医薬 健康
世界保健機関(WHO)は28日、エボラ出血熱にかかった男性患者が回復した場合も、発症から3か月間は精子にウイルスが残り、感染を引き起こす可能性があるとの見解を発表した。

WHOは男性患者は回復後も、この間の性行為を慎むか、少なくともコンドームの使用が不可欠だと強調した。一方で、男性患者の隔離は、血液検査でウイルス反応が陰性になれば不要との立場も明確にした。MSNニュース 2014-11-28


エボラ出血熱のワクチン、第1相臨床試験で良好な結果

2014年11月29日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
エボラ出血熱のワクチンの第1相臨床試験で良好な結果が得られたとする研究報告が26日、米医学誌「ニューイングランド医学ジャーナル(New England Journal of Medicine)」に掲載された。

 臨床試験を行った米国立衛生研究所(National Institutes of Health、NIH)によると、健康な成人20人に高投与量あるいは低投与量のワクチンを投与し、全員にエボラワクチンの抗体が確認された。 AFP BB News.,2014年11月28日


DNA、無傷で宇宙往復可能か 惑星間汚染の懸念も

2014年11月29日 | 生命科学 生物誌
【11月28日 AFP】ロケットの外側に付着したDNA分子は、宇宙空間に弾道飛行して地球大気に再突入する極高温下の宇宙旅行に耐えられる可能性があるとの研究論文が26日、米オンライン科学誌プロスワン(PLOS ONE)に掲載された。

 スイス・チューリヒ大学(University of Zurich)などの研究チームが発表した論文によると、2011年3月に打ち上げられた「TEXUS-49」ロケット・ミッションで行われた実験では「ロケット外部に塗布した箇所全てで、DNAを回収できたことが示された」という。AFP BB News.,2014年11月28日

iPS細胞で遺伝子変異を修復 筋ジス患者の細胞で成功

2014年11月28日 | 細胞と再生医療
 筋肉が衰えていく筋ジストロフィーの患者からiPS細胞を作り、原因遺伝子の変異を修復して正常な筋肉の細胞に変えることに、京都大などのグループが成功した。27日発表した。今回の技術は遺伝子変異をピンポイントで修復できることから、他の遺伝子を傷つけずより安全な遺伝子治療につながると期待される。朝日新聞(Web版)2014年11月28日