昨日が春先のやうな暖かさになったので、家人の”明日、お雛様出しておいてー!”の言葉に準備を始めようと外を見たら一転の曇天ー。
けれど今日より他に時間もなく、部屋を暖めて飾りだす。
まったくに、いつも彼らの初日は、その眼の先にあるのは雪景色かどんよりとした空で、雪国の雛達の哀しい宿命でせう。
飾り終へて、ふと、三年前はどうだったかしらん、と思ふ。
あの激震で被害がでたのは小生の部屋のCDラックの破損くらゐだったやうな記憶しかなく、すでに彼らは再度箱の中で一年の眠りについた途端だったのかもしれず、ある意味、その後の惨状を見ることなく澄んだのは、仕合せなことだったのかもしれない。
まったく役にたたなかった民主党政権下での大震災から3年ー。
その後の長州連合の舵取りで、明るさの見へ始めた昨今ですが、まだFUKUSHIMAでは汚染水が漏れ続けてゐる現状を、彼方を見やる雛達にそっと話しかけた。
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