やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

今さら、ながら…

2012-11-11 | 本や言葉


今日の山寺。
曇天ながら、晩秋の紅葉で、駐車場はいっぱいでした。

夏頃、芭蕉の『おくの細道』の山形エリアを再現した番組を見て、それ以来、『おくの細道』に関する本を10冊ほど読んでゐました。

白河の関にも行ったこともあります、松島にも行きました、平泉にも行きました、封人の家の前も通りました、清風宅も見ました、勿論、山寺へも数回となく上がりました。

けれど、恥ずかしながら、肝心の『おくの細道』を全編読んだことはありませんでした。

約150日、約2,400キロを走破し、5年の推敲の末にできた、原稿用紙40枚にも満たない『おくの細道』を、初めて読みました。

俳句とかにはまったく素人ですが、それでも、死を賭した旅で、平泉あたりから、その切り取り方に凄みがでてくるのがよくわかります。

ひいきの引き倒しでゆくと、やはり、山形を通過してからの冴えガ素晴らしく、羽黒山あたりで、彼の不易流行のポリシーが生まれたと解釈する本もあり、むべなるかなー、といふ嬉しさです。

興にのって、歩いた道を尋ねあるく、といった時間も余裕も小生にはありませんが、しばらくは、『おくの細道』関連の本を読んでゆくやうです。



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