ピンク・フロイドの『原子心母』。
ずゐぶんと久しぶりに聴く。
三十四、五年ぶりくらゐかしらん。
高校生の時は、いはゆるフォークとロックばかりを聴いてゐて、
いち時期吹き荒れてゐた学園紛争の中で、
小生等も、授業のボイコットや色々な要求を学校側に出し、
けれど、それらの騒ぎもあとかたもなく終焉してしまふと、
週末には、ひとりでデモに出かけてゆきました。
(いはゆる、70年安保の、騒がしい時代でした)
3人のグループを作ってゐたときもありましたが、小生はギターが下手で、
仕方なく(涙…)ヴォーカルの担当だった気もします。
牛の尻と乳が印象的なジャケットの作品。
今聴いても、その組曲は素晴しい、と思ふ。
コーラスが、如何にも時代がかった雰囲気を除けば、綿密に構成された曲想や音作りが少しも色あせない。
確か、悪友仲間にやたらと詳しいのがゐて、彼の影響があったのかもしれない。
三年後くらゐに、ブルノ・ヴァルターのブラームスの4番に出会ったやうな気がする。
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