やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

流石です

2013-11-11 | 音楽を
ヘルヴェッヘのマタイ受難曲を聴き、またYoutubeでマタイの全曲演奏を見てから、すっかりこの指揮者のファンになってゐます。

きっとこの、小うるさく神経質な(よくは知りませんけれど、外見的にはー)指揮者の、けれどもそれゆゑに紡ぎだされる精緻な音楽は、やはり仕事もさうですが、プロとしての矜持に満ちてゐます。

そのヘルヴェッヘが、今年!にフランクフルトのオーケストラとブラームスを演奏した動画が流れてゐました。

鬼才らしいプログラムで大いに驚き(前半は合唱曲を奏し、後半は交響曲の3番、といふプログラム!)、でもすっかり感激しました。

特に前半、手塩にかけてゐるコレギウム・ヴォカーレの合唱力はウムを云はさず素晴らしいもので、一寸地味なブラームスの合唱曲を、まう一度磨きこんだら、こんなに素晴らしい洗練された曲になりました! といふ見本のやうな演奏です。

後半の3番の交響曲は、このプログラムでは3番以外はあり得ない(五十歩譲って2番ー)と思ふ演奏で、左程彼らしさが出てゐるものでもありませんが、素敵な演奏です。


Brahms: Schicksalslied ? hr-Sinfonieorchester ? Collegium Vocale Gent ? Philipp Herreweghe


Brahms: Gesang der Parzen ? hr-Sinfonieorchester ? Collegium Vocale Gent ? Philippe Herreweghe


Brahms: Alt-Rhapsodie ? hr-Sinfonieorchester ? Ann Hallenberg ? Philippe Herreweghe


Brahms: Begr�・bnisgesang ? hr-Sinfonieorchester ? Collegium Vocale Gent ? Philippe Herreweghe


Brahms: 3. Sinfonie ? hr-Sinfonieorchester ? Philippe Herreweghe