やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

秋に向けて…

2011-08-30 | やまがた抄


庭先のアケビの実も色づき始めてゐますが、同じエリアに生息してゐるアマガエルは、自らの余命を心配してか、色づきなどにとんと興味はないやうです。

2年前に大きな変動があり、この国の多くのひとがわずかに期待をもった政変は、なんのことはない、言動の軽~いボンボンと市民活動家のしょぼいリーダーが、以前よりも行き先を見へなくしてしまった。

昨日、新しいこの国のリーダーがお目見へしたが、哀しいほど何の感慨もない。
(辛ふじて、攻撃されて面前で泣きはらす人が選ばれずでよかったし、山形選出の人にはもそっと票が欲しかった)

結局、江戸から明治へのクーデター政変の時、付け刃で造ったシステムの不備や積み残し、先送り事項が、きっと今になってもまだ解決されずに、お堀の周りでくすぶってゐる証左なのでせう。

山形県は隣県といふこともあって、原発事故の避難人口が一番多く、現在はおそらく15,000人前後の方が哀しい生活を余儀なくされてゐます。先日もスーパーで、福島ナンバーの車が列になってゐました。
何のことはない、現時点でチェルノブイリ事故より東電の原発事故は規模が大きくなってゐます。つまり、世界史上最悪の原発事故を起こしながら、東電の方はしらーとした説明をし、国の対応はまるでよそ事のやうです。