やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

徳永英明の声

2008-09-12 | 音楽を


徳永英明の『VOCALIST』を聴いた時に、小さな驚きとショックがあった。

その選曲と、それを歌ひ上げる彼の声質である。
確か、もっと高域がきれいな歌手だったはずだが、と思ったが、vol2、vol3になっても押し殺したやうに歌ひ、その高域を封印してゐる。
その、押し殺した結果、とてつもない魅力が現れた。

小生もカラオケで、演歌を歌ふのが嫌いなので、わりと女性歌手の選曲をしますが(また始まった、と皆に嫌がられますが…涙)押し殺したままで歌いきるのは難しく、ついキーを変へてしまったり、ファルセットにしてしまふ。

徳永英明は、勿論名うての歌手ですから、淡々と抑制した歌ひ方に終始する。
そして、それぞれの名曲の新しい面が現れ、詞のよさを再認識する。
まさに、歌ひ手、です。